生態環境部 「中国現有化学物質名録」の増補完備業務に関する通知
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背景

「新化学物質環境管理弁法」(環境保護部第7号令、下記「弁法」と略称)に基づき、2013年に環境保護部(現在は生態環境部)は「中国現有化学物質名録(2013版)」を公布しました。同名録には、1992年1月1日から2003年10月15日まで中国国内で製造、加工、販売、使用または輸入された45,612種類の既存化学物質が収載されています。中に、企業の秘密情報として名称が秘密にされている物質について、製造者又は輸入者はMEP-SCCへ「新規化学物質新規性調査委託書」を提出し、物質の調査依頼が可能です。その後、環境保護部(現在は生態環境部)は「中国現有化学物質名録」の増補を3回行い、「弁法」に基づき登録され、且つ一定の条件を満たした総計104種類の新規化学物質が既存化学物質名録に追加されました。現時点では、「中国現有化学物質名録」に45,716種類の化学物質が収載されています。「弁法」によりますと、「中国現有化学物質名録」に記載されていない新規化学物質については、製造又は輸入する前に申告しなければなりません。

生態環境部「『中国現有化学物質名録』の増補完備業務に関する通知」に基づき、「中国現有化学物質名録」の増補業務の再度展開を決定しました。2019年9月30日まで、適用物質の製造、輸入、使用企業や関連の業界協会、及びその他の関連単位による物質増補申請表及び関連証明書類を提出することができます。

増補対象

2003年10月15日以前に中国域内に製造又は輸入されていたが、「中国現有化学物質名録」に収載されていない化学物質(「弁法」による申告が免除されている物質は除外)

増補プロセス

1. 申請の提出

♢ 申請書類

-申請表化学物质增补列入《中国现有化学物质名录》申请表
-関連証明書類

  • 化学物質の販売インボイス
  • 輸出入通関通知書
  • 業界統計データ
  • 化学工業年鉴
  • 所管部門による発行した書類
  • 公開出版物
  • 2003年10月15日以前に中国域内で製造・輸入されたことに対するその他の証拠書類など

♢ 提出先 生態環境部固体廃棄物及び化学品管理技術中心

-メールで提出:inventory@mepscc.cn(電子版)
-書面提出:100029(郵便番号)、北京市朝陽区育慧南路1号 生態環境部固体廃棄物及び化学品管理技術中心審査登記部

※紙と電子の両方の提出が必要、原本を保管し検査に備えなければならない。

2.符合性審査
専門家チームによる審査を実施

3.審査結果の公示
審査を経て要求に合致している場合、生態環境部のホームページにおいて、10営業日間公示

4.公告
異議がなければ、「中国現有化学物質名録」への収載を公告

☞ 生態環境部「中国現有化学物質名録」の増補完備業務に関する通知 原文リンク

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