中国乳幼児調製粉乳登録状況のまとめ

2016年10月1日、「乳幼児調製粉乳製品配合登録管理弁法」が正式に施行されました。三年以上の発展に伴い、数多くの製造企業は乳幼児調製粉乳の配合登録を完成しました。企業が中国乳幼児調製粉乳登録状況をしっかり把握することを目的として、CIRSは、中国乳幼児調製粉乳の登録状況をまとめて紹介いたします。

1. 製品配合登録総件数

2020年7月10日まで、中国国家市場監督管理総局は166社の企業、総計1,311件の乳幼児調製粉乳の製品配合登録を認可しました。中に、中国企業は115社があり、関連した国産製品は998件があります。域外企業は51社があり、関連した輸入製品は313件があります。

図1から見ると、2017年は乳幼児調製粉乳登録認可の「繁忙期」であり、総計952件の乳幼児調製粉乳は登録認可を取得し、今まで登録認可総件数の73％を占めます。その原因は、乳幼児調製粉乳製品配合登録の猶予期間は2017年年末となりますので、市場販売の要求に満たすため、数多くの企業は猶予期間が切れる前に登録申請を提出し、登録認可を取得したことだと思っております。

原則的に、各企業が登録申請可能な製品配合件数は3シリーズ、9種類を超えてはいけないので、2019年以降、乳幼児調製粉乳新製品の配合登録申請件数は少なくなります。それに対し、登録変更の申請件数は多くなっています。

一般的に、企業は1シリーズ、3ステージの製品配合登録を同時に申請しますので、各年齢層の製品配合登録件数は大体同じです。

2. 各企業の登録認可取得件数

「乳幼児調製粉乳製品配合登録管理弁法」に基づき、原則的に、各企業が登録申請可能な製品配合件数は3シリーズ、9種類を超えてはいけません。従いまして、同じグループ企業傘下のシリーズ製品は、グループ傘下の各工場による登録申請することはよくあります。CIRSの統計に基づき、登録認可取得したグループ企業トップ10は以下の通りです。

3. 輸入乳幼児調製粉乳の登録現状

2020年7月10日まで、15国からの総計313件の輸入乳幼児調製粉乳は配合登録認可を取得しました。中に、ニュージーランド、オランダ、韓国、フランス、オーストラリア、デンマーク、アイルランドからの製品の登録認可件数が多いです。中国税関総局が公布した域外製造企業登録リストから見ると、イタリア、オーストリア、アルゼンチン、エストニアの製造企業の配合登録認可件数はまだゼロです。

4. ヤギ粉乳の登録認可件数

この数年来、ヤギ粉乳はますます注目されています。2020年7月10日まで、総計270件の乳幼児調製ヤギ粉乳は登録認可を取得し、総件数の21％を占めます。中に、国産ヤギ粉乳は237件あり、輸入ヤギ粉乳は33件あります。

5. 有機乳幼児調製粉乳の登録認可件数

公布される製品ラベルに基づき、2020年7月10日まで、登録認可された有機乳幼児調製粉乳は22シリーズ、66種類があります。中に、国産製品は36件あり、輸入製品は30件あります。全てはウシ粉乳です。

表1 有機乳幼児調製粉乳の登録認可状況

NO.	国産/輸入	商品名称	登録企業
1	国産有機乳幼児調製粉乳	瑞哺恩	内モンゴル欧世蒙牛乳製品有限公司
2		愛優諾	美盧生物科技股份有限公司
3		臻稚	黒竜江飛鶴乳業有限公司
4		欧貝皇	黒竜江紅星集団食品有限公司
5		致臻	黒竜江宜品乳業有限公司
6		牧欄純	明一乳業（チチハル）有限公司
7		愛尼可	北安宜品努卡乳業有限公司
8		優加恩	黒竜江省農垦竜王食品有限責任公司
9		菁博	黒竜江省農垦竜王食品有限責任公司
10		淳芮	飛鶴（泰来）乳品有限公司
11		優萃	河北君楽宝君恒乳業有限公司
12		金領冠塞納牧	杜爾伯特伊利乳業有限責任公司
13	輸入有機乳幼児調製粉乳	愛斯時光	伊西尼聖米爾乳業集団
14		宝貝与我	Arla Foods amba Arinco
15		菁挚	Arla Foods amba Arinco
16		惠氏啓賦蕴萃	惠氏栄養品愛爾蘭有限公司
17		貝欧萊	Maple Island Inc.
18		悠藍	Lypack Leeuwarden B.V.
19		淳璀	澳大利亜乳品工業園有限公司
20		康多蜜児欧瑞児	肯德爾栄養関懐有限公司
21		欧能多	HAM Co.,Ltd
22		伴宝楽	LAITERIE DE MONTAIGU SAS SABOURIN

まとめ

中国当局は乳幼児調製粉乳の品質安全を非常に重視します。乳幼児調製粉乳の品質保障は各乳幼児調製粉乳製造企業の最も重要な任務です。科学的且つ完善的な市場監督管理体系の形成を推進するため、中国当局は「乳幼児調製粉乳製品配合登録管理弁法」及び関連した乳幼児調製粉乳の食品安全国家標準を訂正しています。近い将来に公布して、施行されることが見込みです。従いまして、製品の研究開発方面も新法規への了解方面も、中国市場に進入しようとする企業は事前に準備すべきだと思っております。

英語版はこちら

お問い合わせ

service@cirs-group.com