EU SCCSがベンゾフェノン-1に関する初歩的な安全性意見を発表
Source: SCCS

2024年11月7日、EU消費者安全科学委員会(SCCS)は、ベンゾフェノン-1(Benzophenone-1, CAS No. 131-56-6)に関する初歩的な意見(SCCS/1672/24)を発表し、意見公募は2025年1月13日までです。

SCCSの評価結論は以下の通り:

  • 提示されたデータに基づいて、ベンゾフェノン-1 (BP-1) の潜在的な内分泌かく乱特性を考慮すると、SCCS は遺伝毒性を排除できないため、BP-1 の安全性について結論を出すことができません。
  • 現在入手可能な情報によると、BP-1は内分泌活性物質であり、体外でも体内でもエストロゲン活性と弱い抗アンドロゲン活性を明らかに示し、体外で甲状腺機能に影響を与える可能性があります。

 


CIRSグループが自主研究開発した中国化粧品原料法規データベース(化粧品コンプライアンス)(妆合规)の検索情報により、ベンゾフェノン-1 (BP-1) は化粧品の光安定剤および紫外線吸収剤として使用されており、中国の「使用済み化粧品原料目録」(2021版)に組み入れられ、洗い流さない類製品における過去最高使用量は0.936%です。