2025年5月2日、欧州連合(EU)消費者安全科学委員会(SCCS)は、サリチル酸メチル(Methyl Salicylate、CAS番号119-36-8)の小児(0~3歳)への曝露リスク評価に関する意見を更新した。これは2023年9月22日の意見(SCCS/1654/23)の改訂版となっている。
CIRSによる解説:
SCCSによるサリチル酸メチルの小児暴露評価に関する意見
1. SCCSは、安全上の理由から、0~3歳の子供に使用される製品において、歯磨き粉中のサリチル酸メチルの濃度は0.4%を超えてはならず、他の製品中のサリチル酸メチルの濃度は0.02%を超えてはならないと判断した。
2. 環境安全性に関する評価はSCCSの検討範囲外であるため、本意見ではサリチル酸メチルの環境影響は未検証。
サリチル酸メチルについて
当社が自主開発した中国化粧品原料規制データベース「妆合规」の情報(CAS番号119-36-8)によると、化粧品におけるサリチル酸メチルの機能は:変性剤、香料、口腔ケア剤、鎮痛剤などです。現在、中国既使用化粧品原料目録(2021年版)に収載されており、リーブオン製品での過去最高使用濃度は15%です。
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