EU電池CE認証サービス
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2023818日より、EU における新バッテリー規則 (EU) 2023/1542が全面施行され、欧州連合加盟国すべてで同時に適用されました。本規則は、電池および廃電池の安全性・環境性・ラベル表示・廃棄管理など電池ライフサイクル全体を規制対象とし、軍事・宇宙用途を除くすべての電池製品に対して強制的な義務を導入しております。

本規則では、EU市場に電池を投入する事業者に対し、以下を義務付けています:

適合性評価を経てCE マークを製品に貼付すること

技術文書の作成、ラベル・識別番号の表示、廃電池回収・リサイクル計画の整備など企業活動全体に関する義務

CE認証における適合性評価モジュールの選択

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モジュールA:内部生産管理(自己宣言)
モジュールAは、製造業者またはその正規代理店が、関連する規格要件への適合性を自己評価し、自己宣言するものです。すべての責任は製造業者自身が負います。

製造業者は、規制の要件に従って技術文書と適合宣言書を作成し、電池製品が市場に投入された後10年間保存する義務があります。また、当局から要求があった際には、速やかにこれらを提供する必要があります。

モジュールD1:生産工程品質保証
モジュールD1は、EUの第三者認証機関(NB機関)による定期的な工場審査を必要とします。NB機関は、企業の生産工程と最終製品の管理を検査し、工場が規制基準に従って生産を行っていることを確認します。これにより、製品が型式検査と一致していることが保証されます。

製造業者は、生産品質システムを確保し、NB機関に工場審査を申請する必要があります。加えて、規制の要件に従って技術文書と適合宣言書を作成しなければなりません。これらも最低10年間保存し、当局から要求があった際には速やかに提供する必要があります。

モジュールG:ユニット検証
モジュールGは、NB機関が個々の製品に対してテストと検査を行い、各製品に証明書を発行するものです。この証明書は、検査を受けた特定の製品に対してのみ有効となります。

CE認証に必要な主な資料

(a) バッテリーとその意図された用途に関する一般的な説明
(b)
部品、コンポーネント、および回路の概念設計図と製造図、ならびにスキーム(概略図)
(c)
上記(b)で言及された図面とスキーム、およびバッテリーの操作を理解するために必要な説明と解説
(d)
ラベルのサンプル
(e)
整合規格、共通仕様のリスト
(f)
計算、測定、検証に関する規格または説明
(g)
計算および検査結果、ならびに使用された技術または文書による証拠
(h)
カーボンフットプリント報告書
(i)
リサイクル成分の割合に関する情報
(j)
試験報告書

CE認証サービスの流れ

お問い合わせ

電池のCE認証に関するご質問や、弊社のサービスについてさらに詳しく知りたい場合は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

弊社のチームは、お客様の製品が迅速に規制に準拠し、欧州市場へスムーズに参入できるよう、以下の強みでお客様をサポートいたします。

サービス電話:80571-87206555

サービスメール:service@cirs-group.com