オーストラリアAPVMA農薬登録
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オーストラリアの「農業・獣医化学品(管理)法」( Agricultural and Veterinary Chemicals (Administration) Act)は、オーストラリア市場に出荷されるすべての農薬製品(有効成分および製剤を含む)を管理する農薬製品規制です。製品がオーストラリア市場で販売される前には、有効成分と製剤の両方が登録される必要があります(登録免除製品を除く)。オーストラリア農薬・動物用医薬品局(Australia's agvet chemical regulator、以下APVMA)は、オーストラリアにおける農業および獣医用化学品の規制と管理を担当しています。

オーストラリアの農薬市場は大きく、海外企業が農薬登録証を保有することを認めているため、企業が独自に登録を行う上で重要な市場となっています。

政策的根拠:

 • 「農業・獣医化学品規定法1994年」(Agricultural and Veterinary Chemicals Code Act 1994)
 • 「農業・獣医化学品(管理)法」(Agricultural and Veterinary Chemicals (Administration) Act)
 • 「農業・獣医化学品規定(申請要件)文書 2014年」(Agricultural and Veterinary Chemicals Code (Application Requirements) Instrument 2014)
 • 「農業表示規定」(Agricultural Labelling Code)
 • 「農業・獣医化学品規定(MRL基準)2019年」(Agricultural and Veterinary Chemicals Code Instrument (MRL Standard) 2019)

申請者の要件:

誰でも農薬製品の新規登録を申請できます。
オーストラリア国外からの申請者には、登録に関するすべての事項を代行するオーストラリア在住の代理人(アーストラリアの国内管理人)を立てることがあり、さらに会社を代表して法的責任を負う代理人を指名することがあります。

管轄当局:

主な当局はオーストラリア農薬・動物用医薬品局ですが、オーストラリアの他の部署も登録書類の一部の審査を担当しております。

農薬の分類:

• 登録区分は合計29種類があり、その内訳には「活性(有効)成分自体(active constituents)の承認(approved)およびそれに基づく「製剤登録」(registered)が含まれます。

• 変更登録、更新登録、通知など

• 登録システムは中国の農薬登録システムと同様

登録データ要件:

オーストラリアの登録データは異なるセクションに分かれています。提出する製品の登録タイプに応じて、関連するデータセクションのガイドラインを参照する必要があります。これらには主に、製品化学および製造過程、環境、毒性学、代謝および有毒物質/毒性物質の動態学、労働衛生、農薬薬効(有効成分が含む)および農産物に対する安全性、および農産物などの残留が含まれます。さらにAPVMAには、生化学農薬(biochemical pesticide)、補助剤製品、遺伝子組み換え製品に対して特別なデータ要件が定められています。

登録プロセス:

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当社のサービス

 • オーストラリア農薬登録のデータギャップ分析/費用評価
 • オーストラリア農薬登録
 • オーストラリアの農薬規制および登録に関するトレーニング


当社の強み

CIRS GROUPは、中国で早期に海外農薬登録に携わった専門技術コンサルティング会社の一つであり、2012年に初の中国農薬輸出登録年次会議を主催いたしました。当社の農薬化学品部門のチームメンバーは全員修士号以上を取得した。さらに中核メンバーは世界一流の農薬企業出身のベテランである規制専門家およびリスク評価技術専門家が在籍しております。グローバルな農薬登録プロセス、データ要件、リスク評価に関して豊富な経験を有し、オーストラリアにおける複数の原体および製剤登録を独立して成功させる実績がたくさんあります。ご興味をお持ちいただいた方には、ぜひお気軽にお問い合わせいただくか、ご来社賜りますようお願い申し上げます。