2021年の終わりに、インドはWTO（世界貿易機関）に複数の貿易の技術的障害通報（TBT通報）を連続して提出しており、品質管理法令を通じてBIS強制認証リストにいくつかの化学物質を追加収載する予定です。CIRSの経験に基づき、追加される化学物質の品質管理法令は2022年の第2四半期に正式に公布され、公布日から6ヶ月後に発効すると考えられます。
インドBIS認証リストに追加予定の化学品リスト：
製品英語名 | インド標準 | WTO/TBT通報日 | 発効予定日 |
Trimethyl Phosphite (HS Code 29202300); Trimethyl phosphite (HS 292023) | IS 17412:2020 | 2021.10.27 | 公布日から6ヶ月後 |
Acid Oil (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12029:1986 | 2021.11.15 | 公布日から6ヶ月後 |
1,3 Phenylenediamine (HS Code 2921 5120); o-Phenylenediamine, m-phenylenediamine, p-phenylenediamine or diaminotoluenes and their derivatives; salts thereof (HS 292151) | IS 17450:2020 | 2021.11.15 | 公布日から6ヶ月後 |
Fatty Acids (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12067:1987 | 2021.11.16 | 公布日から6ヶ月後 |
Hydrogenated Rice Bran Fatty Acids (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12361:1988 | 2021.11.16 | 公布日から6ヶ月後 |
Lauric Acid (HS Code 29159090); Saturated acyclic monocarboxylic acids, their anhydrides, halides, peroxides and peroxyacids; their halogenated, sulphonated, nitrated or nitrosated derivatives (excl. formic acid and acetic acid, mono-, di- or trichloroacetic acids, propionic acid, butanoic and pentanoic acids, palmitic and stearic acids, their salts and esters, and acetic anhydride) (HS 291590) | IS 10931:1984 | 2021.11.16 | 公布日から6ヶ月後 |
Rubberseed Fatty Acids (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12124:1987 | 2021.11.16 | 公布日から6ヶ月後 |
Coconut Fatty Acids (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12069:1987 | 2021.11.16 |
公布日から6ヶ月後 |
Bran Fatty Acids (HS Code 38231900); Fatty acids, industrial, monocarboxylic; acid oils from refining (excl. stearic acid, oleic acid and tall oil fatty acids) (HS 382319) | IS 12068:1987 | 2021.11.16 |
公布日から6ヶ月後 |
上記のすでに通報された物質以外、インド標準局（BIS）には、2022年2月14日に3,4-ジクロロベンゼンイソシアネートについてのインド標準草案も公布し、将来、この物質のBIS認証を必要とする可能性があります。
3,4-ジクロロフェニルイソシアネートは、分子式がC7H3Cl2NOの有機化合物で、リニュロン、モニュロン、ジウロンなどの除草剤を製造するための農薬や医薬品中間体としてよく利用されます。目や皮膚粘膜を含む多くの組織に刺激性を持ち、呼吸器系の損傷を引き起こす可能性もあります。
インド標準草案は、3,4-ジクロロフェニルイソシアネートに関する標準範囲、包装、サンプル、および試験方法の要求を規定しています。草案が承認されましたら、その要求を満たす製品はBIS認証を申請でき、規範化的なラベルを包装に付けられます。
インドBIS認証とは？
インド標準局（The Bureau of Indian Standards、略称BIS）は、「2016 年インド標準局法」（The BIS Act, 2016 ）に基づいて設置されたインド国家標準化と認証の主管機構であります。主要任務は、国家標準の策定と推進、合格評価制度の実行、およびBIS認証証明書の管理などにあります。
インドの製品認証は自主認証の原則を実施していましたが、2004年1月以降、インド政府は公衆衛生と安全、公共消費などの要素を考慮して、即時法令を発行することにより、特定の製品の強制認証を実施し始めました。 強制認証リストに該当する製品は、市場に参入する前に、インドの製品規格に準拠した製品認証を取得する必要があります。
アドバイス
CIRS Groupは、上記化学製品の強制認証の実施時間に注意を払い、データの準備、製品のテスト、および工場の監査に十分な時間をとることなどの対応策を事前に準備し、同時に、税関部門とのコミュニケーションを強化し、企業側のコンプライアンス対応に関する既存の問題、ニーズ、提案を適時に各税関部門と確認することとお勧めします。
製品をインドに輸出するためにBIS認証の必要性、または認証プロセス、コスト、所要時間をを知りたい場合は、CIRSにお問い合わせください。
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