2023年5月23日、インド石油化学工業協会(DCPC)は、インド標準局(BIS)の通知に基づき、当初今年5月に予定されていた3つの強制品質管理命令(QCO)を2024年2月29日まで延期することと発表しました。QCOの管理対象化学物質は以下の通り:
- 酢酸ビニルモノマー(Vinyl Acetate Monomer)――主に接着剤、エマルジョン塗料、木材塗料、ラッカー、インキに使用される。
- アクリル酸メチル(Methyl Acrylate)――主にアクリル繊維、成形樹脂、接着剤、塗料、コーティング剤、エマルションの原料として使用される。
- アクリル酸エチル(Ethyl Acrylate)――プラスチック、アクリルゴム、エマルションの原料として、また繊維加工剤として使用される。
今月21日、DCPCは2つのQCOの実施をさらに延期する通知を発表しました。この2つのQCOは当初2022年12月21日に開始される予定だったが、2022年12月24日に2023年6月22日に延期されることが発表され、今回再び2023年12月22日に延期されました。この2つのQCOの管理対象化学物質は以下の通り:
- アクリル酸ブチル(n-Butyl Acrylate)――織物・革の仕上げ、溶剤、塗料、接着剤、コーティング剤、粘着剤、乳化剤のポリマーおよび樹脂の製造に使用される。
- トルエン(Toluene)――塗料、シンナー、マニキュア、ワニス、接着剤、ゴム、革の鞣し工程で使用される。
新しい施行日が発効されるまでは、上記5つの化学物質に関する既存の標準や規制が引き続き適用されていると思われます。
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