インドBIS認証の遅延通知
Source: CIRS

世界トップ10の経済大国の一つとして、インドは中国や日本の主要輸出先になっています。現在、インドのBIS強制認証リストに追加される化学物質が増えており、リストにある化学物質をインドに輸出する前に、企業がBIS規制に対応し、インド市場に参入する前に強制製品認証を取得する必要があります。

インドBIS強制認証計画にはISI認証(Indian Standards Institution)とCRS登録(Compulsory Registration Scheme)が含まれ、両者の区別は事業場検査を行うかどうかです。

2021年12月、パンデミック及び公衆利益などの原因で、インド当局は一部化学品に対して、CRS登録/ISI認証遅延通知を発表しました。

1インドCRS登録遅延物質

製品名

IS標準番号

IS標準名

遅延後の締強制認証の締め切り時間

法令発表日

Polyphosphoric Acid

IS 17439:2020

Polyphosphoric Acid – Specification

2022624

20211224

2:インドISI認証遅延物質

Chemicals, Fertilizers, Polymers & Textiles

(化学品、肥料、ポリマー、テキスタイル)

製品名称

IS標準

IS標準名称

遅延後の締強制認証の締め切り時間

法令発表日

Methyl Acrylate

 

IS 14707:1999

Methyl Acrylate - Specification

2022530

20211222

Ethyl Acrylate

 

IS 14708:1999

Ethyl Acrylate - Specification

2022530

20211222

Vinyl Acetate Monomer

IS 12345:1988

Specification for Vinyl Acetate Monomer

2022530

20211222

Phthalic Anhydride

IS 5158:1987

Specification for Phthalic Anhydride

2022622

20211224

n-Butyl Acrylate

IS 14709:1999

Specification for n-Butyl Acrylate

2022622

20211224

Ethylene Glycol

IS 5295:1985

Specification for Ethylene Glycol

2022622

20211224

Toluene

IS 537:2011

Specification for Toluene

2022622

20211224

Terephthalic Acid

IS 15030:2001

Specification for Terephthalic Acid

2022622

20211224

CIRSは、インドへの輸出貿易に影響を与えないように、関連する化学製品の強制認証の実施時間に注意を払うようにお勧めします。インドのBIS強制認証サービスが必要な場合、またはBIS強制認証が必要な化学物質リストを取得されたい場合は、CIRSグループにご連絡ください。(連絡先:yl@cirs-group.com

 

Tips:

BIS認証とはインド標準局(The Bureau of Indian Standards)、略称BIS、インドの標準化と認証の主管機構であり、1987年に正式に成立されることにより、1947年に成立されたインド標準協会(ISI,  Indian Standards Institution)を代わりました。製品の監督管理標準と要求を統一し、品質と安全性を確保するため、インド標準協会は1955年から製品の認証計画を実施し始めました。1986年,製品の認証計画は政府法案(「1986 年インド標準局法」,The BIS Act, 1986 )により監督管理することになりました。(現行法案「2016 年インド標準局法」,The BIS Act, 2016 )

「1986 年インド標準局法」(The BIS Act, 1986)により、インドの製品認証は自主認証の原則を実施していましたが、2004年1月以降、インド政府は公衆衛生と安全、公共消費などの要素を考慮して、即時法令を発行することにより、特定の製品の強制認証を実施し始めました。 強制認証にリストされたすべての製品は、市場に参入する前に、インドの製品規格に準拠した製品認証を取得する必要があります。