中国におけるプラスチック規制の厳格化
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「プラスチック汚染処理のさらなる強化に関する意見」

中国国家発展改革委員会、生態環境部は、2020年1月19日に共同で「プラスチック汚染処理のさらなる強化に関する意見」を発表しました。同意見は、プラスチック製品の生産、販売、使用の制限及び禁止等に関して段階的な主要目標を明らかにしました。

2020年まで 

一部の地域・分野で、一部のプラスチック製品の生産、販売及び使用を禁止又は制限する。

2022年まで

使い捨てのプラスチック製品の消費量を明らかに減少し、代替製品を普及させ、プラスチック廃棄物の資源・エネルギー化率を大幅に引き上げる。プラスチック汚染問題が深刻な分野及びEC、速達、デリバリーなどの新興分野において、複製・普及可能なプラスチック減少及びグリーン物流のモデルを形成する。

2025年まで

プラスチック製品の生産、流通、消費及び回収処置などのプロセスの管理制度をほぼ確立し、多元な共同治理体制をほぼ形成する。代替製品の開発、応用レベルをさらに引き上げ、重要な都市のプラスチック製品埋立量を大幅に減らし、プラスチック汚染を効果的に制御する。

同意見によると、次の3つの主要任務が提出されました。

1. 超薄型レジ袋、超薄型ポリエチレン製農業用フィルムの生産及び販売を禁止します。医療廃棄物を原材料とするプラスチック製品の製造を禁止します。廃棄プラスチックの輸入を全面的に禁止します。使い捨ての発泡プラスチック食器、使い捨てのプラスチック製綿棒、マイクロプラスチックビーズを含む日用化学製品の生産及び販売を段階的に禁止します。非生分解性のビニール袋、使い捨てのプラスチック製品、速達用プラスチックの包装などの使用を段階的に禁止します。

2. グリーンで環境に優しいプラスチック製品及び代替製品を研究開発し、規範的な回収及び循環利用、プラスチック汚染を減少する新業態、新モデルを育成します。

3. プラスチック廃棄物の分類、回収及び輸送を強化し、プラスチック廃棄物の資源化利用と無害化処置を規範化し、プラスチックごみの特別清掃を展開します。

♦ 「生産、販売及び使用が禁止又は制限されるプラスチック製品目録(意見募集稿)」

国家発展改革委員会は、2020年4月10日に「生産、販売及び使用が禁止又は制限されるプラスチック製品目録(意見募集稿)」を公布し、4月10日から4月19日までの間、意見募集を行いました。

一、生産、販売が禁止されるプラスチック製品

1. 厚さが0.025ミリメートル以下の超薄型レジ袋

2. 厚さが0.01ミリメートル以下の超薄型ポリエチレン製農業用フィルム

3. 医療廃棄物を原材料とするプラスチック製品

4. 使い捨ての発泡プラスチック食器

5. 使い捨てのプラスチック製綿棒

6. マイクロプラスチックビーズを含む日用化学製品

二、使用が禁止又は制限されるプラスチック製品

7. 非生分解性のビニール袋

8. 使い捨ての非生分解性のプラスチック食器

9. 使い捨ての非生分解性のプラスチックストロー

10. ホテル等で使われる使い捨てのプラスチック製品

11. 速達用プラスチックの包装 非生分解性のプラスチック包装袋

12. 速達用プラスチックの包装 使い捨ての非生分解性のプラスチック編み袋

13. 速達用プラスチックの包装 非生分解性のプラスチックテープ

また、各種類のプラスチック製品の生産、販売及び使用の禁止・制限の実施範囲と期限は、「プラスチック汚染処理のさらなる強化に関する意見」に基づき執行します。



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