近日、インド化学・肥料省化学石油化学局は、2016年発布された『インド標準局法』第11条に基づき、ポリプロピレン（PP）成形・押出材料およびポリ塩化ビニル（PVC）ホモポリマーの品質管理を厳格に規制する重要な決定を下して、インド官報で正式に発表される予定です。インド国内で製造・輸入されるポリプロピレンとポリ塩化ビニル製品が、より安全で信頼性の高い製品を消費者に提供するための厳しい規格要件を満たすことを確保するため、新たに策定された品質管理命令に従い、ポリプロピレンとPVCはBISの強制認証リストに含まれることになります。企業は、製造・販売する化学物質にBIS認証が必要かどうかを確認し、認証要件に従って申請しなければなりません。

新品質規制令では、指定された商品または物品は相応なインド規格に適合していなければならず、具体的には下表にご参照ください。なお、本令は輸出用の商品または物品には適用されません。

表1　

表2

本令は、インド官報に公布された日から180日経過後に発効します。インド標準局は認証・施行機関となり、ポリプロピレンやポリ塩化ビニルなどの化学製品の品質認証と規制について重要な責任を持ちます。

本令の施行は、より信頼性の高い市場環境を構築し、消費者の正当な利益を守り、インド経済の持続可能な発展に貢献することを目的として、製品の品質分野におけるインド政府の管理を更なる強化させます。また、消費者及び企業に対して、より高品質の製品及びその安全性の向上が確保できます。