英国がEU離脱、UK REACHへの対応が必要なのか
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英国は1月31日、欧州連合(EU)から正式に離脱しました。英国民が2016年6月に行われた国民投票でEU離脱を選択しました。離脱による約3年半続いた混迷にようやく終止符が打たれました。離脱に伴う急激な変化をを避けるために、今年12月末までの移行期間が設けられます。英国は残り11ヵ月の移行期間中にEUや他の各国と新たな貿易協定を結び直さなければならないと考えられます。

化学工業への影響は

期限となる今年12月末まで、英国とEUは離脱前の状態が維持される「移行期間」に入ります。この間に、英国は、EU加盟国とほぼ同等の待遇を受けます。

s 既存のEU REACH登録、認可及び分類を、引き続き有効にします。

s 移行期間では、EU REACHが英国に引き続き適用されます。

s 新規化学物質の登録プロセスがほぼ変更なし、英国企業はEHCAへの登録が必要です。

s EUによる登録、許可及び分類が認知されます。

s 現時点で、英国安全衛生庁HSEThe Health and Safety Executive)は、EU REACHにおける評価を実施する規制当局として活動することはできません。

s EU加盟国への登録について、英国企業はEU企業並みの権利を有します。

s PPP(植物保護製品)や殺生物性製品に関する英国企業の申請は、HSEの認可を取得する必要があります。

年末まで英国はEU加盟国並みの待遇を受けますが、企業側が今後の動きには十分に注意する必要があります。

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