2020年3月18日、生態環境部は国家環境保護標準である「生態環境健康リスク評価技術指南 総綱」(以下、「総綱」と略す)の発布に関する公告を発表しました。同標準は発布の日より実施します。
「中華人民共和国環境保護法」を確実に実行するために、生態環境リスクの管理をさらに強化し、公衆健康理念を生態環境管理に入れ込むことを推進し、生態環境健康リスク評価業務を指導、規範化するために、「総綱」を制定します。「総綱」は、生態環境健康リスク評価に関する一般原則、プロセス、内容、方法及び技術要求を規定します。また、環境健康リスク評価は、方案制定、ハザードの特定、ハザードの特性評価、ばく露評価、リスクの判定という五つの部分に分けられます。
中国で環境健康リス評価がまだ初歩的な段階にあります。環境健康リスク評価の活用分野、評価プロセス、重要部分と技術要求に対する系統的な研究や統一認識が足りず、評価技術の方法が体系的に構成されているものとは言えません。「総綱」の実施は、環境健康リスク評価技術の標準体系を改善し、環境および健康リスク評価制度確立して充実させることに重要な意義があります。