中国山東省、危険化学品の「一企一品一コード」標識化管理を実施へ
Source: 大衆日報

中国山東省応急管理庁からの情報により、山東省は危険化学品の「一企一品一コード」標識化管理を全面的に実施する予定です。山東省内の危険化学品製造・輸入業者が扱っている危険化学品毎に、対応する唯一の安全情報QRコード(以下、「安全情報コード」)が付与され、危険化学品の精密な監督と危険性情報の効率的な伝達を支援することになります。

9月30日までに、山東省で危険化学品を生産・輸入する企業は、危険化学品登記総合サービスシステムを通じて、登記された情報の確認・更新・補完を適時に行うことが義務づけられ、審査が通過された後、企業が生産/輸入する危険化学品ごとに安全情報コードが自動的に作成され、ダウンロードしてから化学品危険性情報管理に組み込まれます。10月30日までに、山東省で危険化学品を生産・輸入する企業は、危険化学品の包装(外装を含む)、または化学品安全ラベルの空白部分に安全情報コードを印刷または貼ることが必要になります。川下ユーザーや政府監督部門、応急救援隊、関係者がデジタル技術を通じて化学品安全情報を入手しやすくなります。

「一企一品一コード」の実施と化学品安全情報の把握に伴い、企業は全従業員に対して安全知識および安全技能に関する徹底した教育・トレーニングを行い、危険化学品の物理・化学特性、安定性、反応性、安全貯蔵要求、作業上の注意事項、緊急時対応策などを習得させ、安全意識と安全操作のスキルをさらに向上させます。

山東省は危険化学品の「一企一品一コード」の適用と危険貨物の電子運送状の運用を推進し、各関連部門の連携による総合監督メカニズムを向上させます。危険化学品製造・取り扱う(輸入を含む)企業が危険化学品の輸送を委託する場合、安全情報コードを輸送業者およびその運転手、警備員に提供しなければなりません。