中国生態環境部、「重点管理新汚染物質リスト(2022年版)」の意見公募を開始
Source: 生態環境部

2022年9月27日、「中共中央・国務院の汚染防止攻略戦を徹底的に戦うことに関する意見」を実施するため、中国生態環境部(MEE)は「新汚染物質対策行動方案」(国弁発〔2022〕15号)の「2022年に初回の重点管理新汚染物質リストを発布する」という要求に準拠するうえ、「重点管理新汚染物質リスト(2022年版)(意見募集稿)」を発表しました。意見募集締切日は2022年10月28日です。

https://www.cirs-group.com/files/bjaxmp0rnwn4/content/2022/09/byrcekkq5ts0.png

「リスト」には、PFOSやPFOAなどの残留性有機汚染物質(POPs)10種類、有害・有毒汚染物質2種類、内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)1種類、抗生物質1種類を含む14種類の重点管理新汚染物質が含まれています。また、管理対象となる化学物質が明記されるだけでなく、推奨される環境リスク管理の対応策も詳細に記載されています。

通知のリンク:

 

CIRSのTIPS

2022年5月24日、国務院弁公庁に発表された「新汚染物質対策行動方案」は化学業界にとって重要な政策であります。「方案」では、有害・有毒化学物質の生産と使用が新汚染物質の主な発生源であるため、有害・有毒化学物質の環境リスク管理に関する規制や制度を改善し、新汚染物質の管理能力を大幅に向上させる必要があると言及されています。

「方案」では、重点管理新汚染物質リストを動的に公表し、重点管理新汚染物質に対し、禁止、規制、排出制限などの環境リスク管理措置を実施し、並びに2022年に初回の重点管理新汚染物質リストを公表する予定などの内容が入っています。