6月30日、中国生態環境部固体廃棄物及び化学品管理技術センターは、「新規化学物質環境管理登記に関するよくあるQ&AシリーズⅣ」を公式サイトで公開しました。原文の内容は以下の通り:
Q1:新規化学物質環境管理オンライン登記システムで申請書を記入した後、「プレビュー」モードでプリントアウトするとSN番号が表示されないのですか? どうすれば正しくプリントアウトできますか?
A:「プレビュー」モードでプリントアウトされた書類にはSN番号がありませんので、「プレビュー」モードでのプリントアウトはしないでください。正しいプリントアウトの手順は、該当する申請書の記入後、「印刷」をクリックして固有の識別番号(SN番号)のついたPDFファイルを生成し、プリンターで紙版書類がプリントアウトできるのです。
Q2:新規化学物質環境管理オンライン登記システムで、新規化学物質の登記申請の進捗状況が確認できますか? どうすれば確認できますか?
A:オンライン登記システムで、新規化学物質登記申請の進捗状況を確認することができます。その手順は、生態環境部政務サービスプラットフォームにログインして、「新規化学物質類」→「13002新規化学物質環境管理登記証発行認可事項」→「事項申告」をクリックして、審査の進捗状況は、該当する申請事項の「履歴記録」で確認してください。
Q3:新規化学物質オンライン登記システムで書類を記入・保存した後、保存した書類をどのように探せばよいのでしょうか?
A: 新規化学物質オンライン登記システムにログインして、フォームが属する申請事項をクリックして、上の「履歴記録」をクリックすると、該当する書類を見つけることができます。
Q4:生態環境部政務サービスプラットフォームに登記したアカウントの連絡先を変更するにはどうしたらいいですか?
A: 作成したアカウントでログインして、ページ右側の「マイプロフィール」をクリックして、企業情報の連絡先を更新して、「変更」をクリックすると連絡先の変更が完了します。
Q5:ポリマーの通常登記や簡易登記の申請時に、GPCなどのスペクトルの試験機関への要求はなんでしょうか?
A:『新規化学物質環境管理登記指南』では、物理的性質と化学的性質について、国内外の試験機関へ対応した要求があって、GPCなどのスペクトルについても、物理的性質と同様の試験機関への対応要求があります。
Q6:『中国現有化学物質名録』への化学物質の追加申請を提出する際、識別情報の提出について、留意すべき事項はありますか?
A:中国語名、英語名、CAS 番号、分子式、構造式などの申請者から提出した化学物質の識別情報は、権威ある機関から入手した正確かつ標準化された情報、または公表された文献報告、権威あるデータベース等から入手した情報であることが必要です。通称名、業界共通名などは別名として提供されます。化学物質の識別情報は、証明文書に記載された化学物質の関連情報と一致するべきです。
Q7:『中国現有化学物質名録』への化学物質の追加申請で、企業からのインボイスが証明材料として添付されているが、インボイスに記載されている化学物質の情報が社内コードや略称であり、申請物質の化学名と一致していない場合は、どうすればよいでしょうか?
A:添付資料の化学物質情報は、申請物質の規制化学物質名と一致していることを証明しなければなりません。一致していない場合は、化学物質に関する情報が申請中の物質に関する情報と一致することを、十分に証明するための他の関連する証拠を提供しなければなりません。
Q8:簡易登記申請表を記入する際の注意点は何ですか?
A: 申請表の関連内容は、以下のことを重視して、記載要領に従って完全的かつ規範的に記入する必要があります。
- 記載内容は統一すること。
- 輸出ではない使用用途の場合、実際の中国国内の加工・使用者の情報を記入すること。
- 農薬中間体、医薬品中間体、動物用中間体の申請用途であれば、中間体の詳細と川下加工・用途及び最終製品情報を詳細に記載すること。
- 試験データに関する情報が試験報告書と一致させるように記入されていること。
- 『新規化学物質環境管理登記指南』の適用除外規定に該当するデータについては、申請表の「結果記述欄」にて説明を記入すること。
Q9:通常登記と簡易登記の化学物質識別情報の提出について、注意すべきことは何でしょうか?
A:化学物質の識別情報を提出する際には、以下の点にご留意ください。
- 中国語名、英語名、CAS 番号、分子式、構造式、その他の識別情報が一致していること。
- 識別情報の保護を申請する場合、『新規化学物質申告類名作成ガイドライン』に基づいて類名を作成すること。
- 化学名にはスペース、ハイフン、添え字に注意することや、名称の最後に句読点がないこと。
- 唯一且つ確定された分子構造式がある場合は、SMILESコードを提供すること。
- 分子式(添え字などに注意)。
Q10:代理人変更のため登記証変更の申請には、どのような証明材料を提出すればよいでしょうか?
A:申請者と旧代理人、新代理人との間で締結された代理関係についての三者間契約書、または申請者と旧代理人との間で締結された代理権解除に関する契約書或いは合意書、新代理人と締結した代理店契約或いは合意書、新代理人の営業許可書が必要です。その中、代理関係に関する三者協定または代理人解消のための契約や合意は、代理人変更の関連責任と義務、移行期間を明確に規定する必要があります。
Q11:新規化学物質備案申請を提出した後に注意すべきことは何でしょうか?
A:新規化学物質備案申請を提出した後、抜き取り検査で指摘された修正要求に注意を払う必要があります。システムは、申告対象物質の修正通知を送信した後、アカウントの連絡人に自動的にSMSを送信します。 備案申請者は、速かに修正通知を確認し、要求された指定時間内に修正を行う必要があります。
Q12:新規化学物質の年次活動報告書は毎年提出しなければならないのですか?
A:年次活動報告書の提出が必要な登記物質は、化学物質が『中国現有化学物質名録』に収載されるまで、毎年要求される年次活動報告書を提出しなければなりません。
Q13:7号令で通常登記証または簡易登記証を取得した新規化学物質が、12号令で再登記する場合、7号令で取得した登記証は取り消す必要がありますか?
A:7号令で取得した通常登記証または簡易登記証は、新しい登記証を取得のために返却すればよくて、登記証の取り消すは必要ありません。
Q14: あるキラル化合物 について、そのl(levo)体、d(dextro)体、ラセミ体は同じ化学物質でしょうか?
A:化学物質名、CAS番号、構造式などの化学物質の識別情報から、同一化学物質かどうかを判断すべきです。
Q15: 環境管理登記のための新規化学品の試験に関して、試験データの品質管理システムおよび技術規範などの情報はどこにありますか?
A: 関連情報へのリンク:中国固体廃棄物化学品管理ウェブサイト。リンクが開けない場合は、IE、Googleなどでお試しください。