EU SCCSが銀の最終的な安全性に関する意見を発表
Source: SCCS

2024年7月3日、EU消費者安全科学委員会(SCCS)は銀(Silver,CAS/EC No.7440-22-4/231-131-3)に関する最終的な安全性意見を発表しました。初歩的な意見は2024年3月27日に発表されました。

SCCSの評価結論は以下の通り:

提供されたデータに基づいて、第2類生殖毒性物質の分類を考慮して、SCCSはミクロン級銀微粒子の洗い流す類化粧品における最大使用濃度が0.2%、洗い流さない類化粧品における最大使用濃度が0.3%の場合、安全であると考えていますか。

SCCS:提供されたデータに基づいて、第2類生殖毒性物質の分類を考慮して、ミクロン級銀微粒子の洗い流す類化粧品における最大使用濃度が0.2%、洗い流さない類化粧品における最大使用濃度が0.3%の場合、単独で使用しても組み合わせて使用しても安全ではないと考えています。

ただし、3.5節で言及した濃度では、アイシャドウと口腔暴露製品(リップクリーム、歯磨き粉、うがい水)にミクロン級顆粒銀を単独または组み合わせて使用することは安全であると考えられていることに注意すべきです。

SCCS報告書の原文の第3.5節安全性評価によると、この部分の主な内容は以下の通り:SCCSによって計算された全身暴露用量(SED)とNOAEL値に基づいて、異なる種類の製品の安全性限界値MoS計算過程。計算結果によると、アイシャドウ、口腔暴露製品(リップクリーム、歯磨き粉、うがい水)に使用される安全性限界値MoSは100を超え、すなわち一般的に安全であると考えられています。計算の結果から、ミクロン級顆粒銀のアイシャドウ、リップクリームにおける最大使用量は0.2%、歯磨き粉とうがい水における最大使用量は0.05%です。

 


CIRSグループが自主研究開発した中国化粧品原料法規データベース(化粧品コンプライアンス)(妆合规)の検索情報により、銀は化粧品の中で着色剤として使用され、すでに中国の「使用済み化粧品原料カタログ」(2021版)に組み入れられ、「化粧品安全技術規範」の準使用着色剤リストに組み入れられています。