中国生態環境部は、2020年3月9日に「中国現有化学物質名録」(IECSC)へ増補収載予定の第1組化学物質(168種)を公示し、同時に意見公募を開始しました。
「新化学物質環境管理弁法(第7号令)」(以下「弁法」という)及び『「中国現有化学物質名録」の増補完備業務に関する通知』(以下「通知」という)に基づき、生態環境部は提出された増補申請の資料を審査し、「通知」の要求と「弁法」第42条の規定を満たす168物質を「中国現有化学物質名録」に増補収載する予定であることを発表しました。また、公開、公平、競争の原則を示し、社会からの監督を受けるため、生態環境部は公式サイトで、第1組の168物質に関する審査状況を公表して意見を求め、意見の提出期限が2020年3月20日です。
背景
「弁法」の実施に合わせ、旧環境保護部は2013年1月に「中国現有化学物質名録(2013版)」を公布しました。「弁法」によりますと、「中国現有化学物質名録」に収載されていないものは新規化学物質とみなされ、生産又は輸入前に新規化学物質申告を行わなければなりません。新規化学物質申告業務の進捗状況によって、「中国現有化学物質名録」が動態的に更新されています。「弁法」に基づき、申告を行った新規化学物質又は「中国現有化学物質名録」の収載要求を満たす既存化学物質について、主管部門は「中国現有化学物質名録」への収載情報を適時に公布します。2020年1月3日まで、合計151物質が「中国現有化学物質名録」に追加され、全部で45,763種あります。
- 2016年3月 「中国現有化学物質名録」 31物質が新たに収載
- 2018年11月 「中国現有化学物質名録」に45物質が追加
- 2019年1月 「中国現有化学物質名録」 2ヶ月ぶりの再追加収載(28種)
- 2020年1月 47種の新規化学物質が「中国現有化学物質名録」に追加
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