2018年5月15日、中国応急管理部(MEM)は「危険化学品生産貯蔵企業の安全リスク評価診断分級指南(試行)に関する通知」を公布した。同通知によりますと、地方安全監督管理部門で危険化学品の生産、貯蔵およびリスク分級に対して安全リスク評価を行うことが要求される。
百点満点で評価することを決定し、赤(60点以下)、オレンジ(60点~75点)、黄色(75点~90点)、青(90点以上)という4つのレベルがありますが、一番高いリスクが赤(60点以下)で、一番低いリスクが青である。
以下のいずれかの状況があれば、赤と評価されることになる。
- 新たに開発された危険化学品の生産工芸は、ラボ試験、パイロットプラントおよび工業化試験を行わず、直接工業化規模生産にする場合
- 使用している化学工業装置が正式デザインではなく、且つ安全デザイン評価を行わず
- 危険化学品の特殊従業員として、資格証を持っていない、または高校を卒業しない
- 3年内に重篤な安全事故が発生して、または3年内により大きな安全事故を発生して、または近く1年内に2件以上の死亡事故が発生した
なお、通知によりますと、以下のグレードに区分して評価を行うことを決定する。
- 固有危険性(重大な危険源、物質危険性、危険化学工業工芸種類、火災爆発危険性などを含む)
- 周りの環境
- デザインと評価
- 設備
- 自動制御および安全装置
- 人員の資質
- 安全管理制度
- 緊急対応管理
- 安全管理業績
各地方安全監督管理部門は、2018年9月末までに評価業務を完成させ、詳細が2018年10月末までに応急管理部に報告しなければいけない。
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