初めて危険化学品を輸入する時の対応策
Source: CIRS

01 危険化学品を初めて輸入する場合、企業は通関前に危険特性分類鑑定報告を提出する必要がありますか?

強制的な要件はありません。輸入製品が危険化学品であるかどうかわからない場合は、危険化学品であるかどうかを判断するために危険特性分類鑑定報告を申請することをお勧めします。

 

02 危険特性分類鑑定報告を通じて、商品が危険化学品であるかどうかを判断する方法は?

危険特性分類鑑定報告の6.1項目の、商品が危険化学品目録(2015年版)に記載されているかどうかに基づいて判断されます。

 

03 危険物である海上貨物は、貨物が港に到着する前に海事庁に申告する必要がありますか?

危険物は、船舶が港に到着する48時間前に海事管理局へ事前申告する必要があります。

 

04 初めて輸入される危険化学品に貼付される中国語の危険有害性情報伝達ラベルへの要件は?

「化学品安全ラベル作成規定」GB15258-2009に準拠し、ラベルの内容はMSDSに記載されている情報および製品そのものと一致する必要があります。

 

05 貨物価値の高い危険化学品や収納されてサンプリングのが不便な化学品は、初回輸入時にサンプリングを免除してもらえるのでしょうか?

試験を受けていないものはサンプリングを免除できません。税関の検査機関ですでに検査されているものは、1年間サンプリングが免除されます。年に一度、危険特性分類鑑定の報告をすることをお勧めします。

 

06 中国語のMSDSやGHSラベル情報の正確性に不安がある場合、どうすればよいですか?

事前に上海税関工業製品・原材料試験技術センターにMSDSとラベルの監査と認証を申請することができます。

 

07 危険物を海外に輸送する前に確認すべきことはありますか?

輸入申告時にUNマークを正しく記入できるように、出荷前に外国荷主に包装の写真やUNマーク番号の提供を依頼することが望ましいです。

 

08 危険化学品の輸入申告の際、荷受人またはその代理人はどのような書類を提出する必要がありますか?

申告書類には、「輸入危険化学品企業適合性声明」、抑制剤または安定剤の添加が必要な製品については、抑制剤または安定剤の実際の名称と添加量の説明、中国語の危険有害性情報伝達ラベル(バルク包装製品を除く)、中国の安全データシートの見本があります。

 

09 「輸入危険化学品適合性声明」の化学品の正式名称は、商品の中国語名で記入することができるのか?

化学品の正式名称は、「危険化学品目録」(2015年版)の「名称」欄の対応する名称を記入する必要があります。第2828条の可燃性液体は商品の中国語名ではなくて、「合成樹脂、塗料、補助材料、塗料及び可燃性溶剤を含むその他の製品[クローズドカップ引火点≦60℃]」に記入します。

 

10 危険化学品の輸入を虚偽に隠した場合の罰則は?

「中華人民共和国税関罰則実施条例」によると、輸入危険化学品を偽装・隠蔽した場合、税関監督の秩序に影響を与える場合は、関連する実施規則に従って処罰・過料が科されます。