2019年 REACH登録ドシェ適合性チェック数が50%増
Source: ECHA News

ECHAは、2019年に対象化学物質274物質についての301件のREACH登録の遵守状況をチェックしました。2018年の審査実績より50%を上回りました。先導登録者だけではなく、その評価決定をすべての登録者に通知することを決定しました。全体として、過去10年間において、ECHAは約1,000物質についてチェックを行いました。

人健康や環境に対する影響に関する必要な情報に対する重点審査が実施されました。245件の場合、安全に使用されていることを実証するために不可欠な追加情報が要求されました。このうち多くは、出生前の発生毒性、変異原性および長期の水生毒性に関連する情報が不足しています。また、ECHAは100件の試験提案の審査を実施しました。

ECHAのエグゼクティブディレクター、Bjorn Hansen氏は次のように述べています。

「化学物質の安全かつ適正な使用が市民の健康と密接に繋がっています。欧州の消費者は今まで以上に化学物質が人の健康や生態系に悪い影響を及ぼす可能性を心配しています。企業の規則遵守や化学物質の安全使用を保障するためにECHAがドシェの適合性審査に力を入れます。この評価作業は、有害化学物質がEU市場に参入することの防止、欧州化学汚染を最小限に抑えることにとって重大な鍵となります。」

ECHAは年次評価報告書には概要と完全なデータを提供し、登録書類を改善および更新する方法について登録者に助言を与えています。

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