2023年2月1日、EU消費者安全科学委員会(SCCS)のα-アルブチン(ALPHA-ARBUTIN)とβ-アルブチン(ARBUTIN)の化粧品における安全性に関する最終的な意見(SCCS/1642/22)は発表され、初歩的な意見は2022年3月15-16日に発表されました。
最終的な結論は以下の通りです。
- SCCSは、クリーム中のα-アルブチンの最大安全使用濃度は2%で、ボディミルク中のα-アルブチンの最大安全使用濃度は0.5%で、同時に使用する場合は安全であると考えています。
- β-アルブチンはクリーム中の最大安全使用濃度は7%です。
- α-アルブチンまたはβ-アルブチンを含む製品において、ハイドロキノンはできるだけ低含有量を維持しなければならず、2種類のアルブチンの中で不可避な微量を超えてはなりません。申請者が提出した最新の研究では、ハイドロキノンのLOQ(Limit of quantitation、定量限界)は3ppm、LOD(Limit of detection、検出限界)は1ppmです。
- α-アルブチン(クリーム中2%、ボディローション中0.5%)とβ-アルブチン(クリーム中7%)の総曝露量は安全です。
注目すべきことは、SCCSが化粧品におけるα-アルブチンとβ-アルブチンの最大安全使用濃度限界値を現時点で得られません。
CIRSグループが自主研究開発した中国化粧品原料法規データベース(化粧品コンプライアンス)(妆合规)の検索情報により、α-アルブチン(CAS No.84380-018,EC No.617-561-8)とβ-アルブチン(CAS No.497-76-7,EC No.207-8503)はよく酸化防止剤、漂白剤、皮膚コンディショニング剤としてよく使われ、中国の使用済み化粧品原料リストに入れられ、現時点で限値要求はありません。
化粧品コンプライアンス)(妆合规)リンク:https://www.chinacosing.com/en