EU SCCSが口腔衛生製品用の水溶性亜鉛塩に関する初歩的な意見を発表
Source: SCCS

202374日、EU消費者安全科学委員会(SCCS)は口腔衛生製品に使用される水溶性亜鉛塩(water-soluble zinc salts)に関する初歩的な意見(SCCS/1657/23)を発表しました。意見公募は202398までです。

SCCSは、歯磨き粉中の濃度1%の水溶性亜鉛塩及び食事中の水溶性亜鉛塩の総暴露量を計算することにより、歯磨き粉中の亜鉛の使用自体は安全ですが、摂取量が上限レベルを超えているため、1歳未満の子供を除きます。1歳未満の子供の場合、SCCSは歯磨き粉中の可溶性亜鉛塩(例えば亜鉛)の最大安全濃度を0.72%とすることを進めます。

また、SCCSはうがい水に亜鉛0.1%を含有することはすべての年齢層にとって安全であると考えています。

 


CIRSグループが自主研究開発した中国化粧品原料法規データベース(化粧品コンプライアンス)(妆合规)の検索情報により、水溶性亜鉛塩はすでに「中国使用済み化粧品原料目録」、「中国化粧品安全技術規範」の使用制限原料目録に組み入れられ、水溶性亜鉛塩(フェノールスルホン酸亜鉛及びジンクピリチオンを除く)の化粧品使用時の最大許容濃度総量は1%(亜鉛)です。

SCCS/1657/23https://health.ec.europa.eu/system/files/2023-07/sccs_o_279_0.pdf