EU SCCSがオルト-フェニルフェノール、オルト-フェニルフェノールナトリウムに関する最終的な意見を発表
Source: SCCS

2024年10月25日、EU消費者安全科学委員会(SCCS)は、オルト-フェニルフェノール、オルト-フェニルフェノールナトリウ(Biphenyl-2-ol and Sodium 2-biphenylolate、CAS/EC No.90-43-7/201-993-5 and 132-27-4/205-055-6)に関する最終的な意見(SCCS/1669/24)をを発表しました。初歩的な意見は2024年8月1日に発表されました。

SCCSの評価結論は以下の通り:

  1. 提供されたデータによると、SCCSは洗い流す類化粧品における防腐剤としてのオルト-フェニルフェノールの最大安全濃度は0.2%、洗い流さない類化粧品における最大安全濃度は0.15%であると考えています。オルトフェニルフェノールとオルトフェニルフェノールナトリウムを併用する場合、洗い流さない類化粧品中の最大濃度は0.15%を超えてはなりません。オルトフェニルフェノールとオルトフェニルフェノールナトリウムを併用する場合、洗い流す類化粧品中の最大濃度は0.2%を超えてはなりません。
  2. 提供されたデータによると、SCCSは洗い流す類化粧品における防腐剤としてのオルト-フェニルフェノールナトリウムの最大安全濃度は0.2%、洗い流さない類化粧品における最大安全濃度は0.15%であると考えています。オルトフェニルフェノールとオルトフェニルフェノールナトリウムを併用する場合、洗い流さない類化粧品中の最大濃度は0.15%を超えてはなりません。オルトフェニルフェノールとオルトフェニルフェノールナトリウムを併用する場合、洗い流す類化粧品中の最大濃度は0.2%を超えてはなりません。

 


CIRSグループが自主研究開発した中国化粧品原料法規データベース(化粧品コンプライアンス)(妆合规)の検索情報により、オルト-フェニルフェノール、オルト-フェニルフェノールナトリウムは化粧品中で防腐剤として使用されており、すでに中国の「使用済み化粧品原料目録」(2021版)および準使用防腐剤リストに組み込まれております。化粧品に防腐剤として使用する場合の最大許容濃度は0.2%(フェノール計)です。