2024年3月14日、CIRSは中国上海にて「2024 中国危険化学品管理及び一企業一製品一コード政策に関するセミナー」を開催しました。
2024年2月4日に、上海市応急管理局と上海市交通委員会が共同発行された「『一企業、一製品、一コード』に基づく危険化学品の出入庫および危険貨物の積み卸しの情報化管理を推進するための通知」」に従い、2024年から上海市では「危険化学品目録」に収載されている各種類、各ロットの危険化学品に対して、独自の追跡コードを生成し、それを最小単位の外装に印刷または貼付することが必要となります。許可が必要な危険化学品を貯蔵する倉庫については、情報化管理を実施し、危険化学品と在庫の出入庫に関する情報を監督管理部門にリアルタイムで報告しなければなりません。新政策の規制範囲は、上海市内のすべての危険化学品を輸入・生産・貯蔵・経営・使用する化学および製薬企業などに及びます。
今回のセミナーは、日本化学工業日報の協力及び日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所の後援を受けて、関連性の高い企業を対象に、「一企業一製品一コード」に関する3つのテーマを講演しました。200人以上が会場に参加したと同時に、400人近くの企業の代表者がライブ放送のオンライン会議も参加しました。BASF、ダウケミカル、アクゾノーベル、Eastman、ハネウェル、Chemours、デュポン、メルク、ルーブリゾール、アルケマ、三井化学、稲田産業、小林製薬、信越などの有名な多国籍企業の代表者が含まれています。
石雲波氏、CIRS GroupのCOO――開会の挨拶
陳金合氏、応急管理部化学品登記センター(NRCC)副主任医師・登録安全エンジニア――危険化学品の監督管理と一企業・一製品・一コード実施状況について説明
余辛氏、上海応急管理事務及び化学品登記事務所科長――「上海危険化学品『一企業、一製品、一コード』パイロット実施細則と進展」を主題とし、新政策の背景、パイロット範囲、パイロット案、追跡コード生成及び企業対応の推奨事項について解説
楊葉氏、CIRSデジタル開発部シニアプロダクトマネージャー――危険化学品登録QRコード融合操作など上海一企業一製品一コードのコンプライアンス解決案を提供
Q&A
1、危険化学品に属する化粧品や日用品などは追跡コードを貼付する必要ですか?
追跡コード付与は許可証範囲内の製品を対象としています。化粧品や日用品は許可証の範囲外であるため、追跡コードを貼付する必要はありません。
2、内装のコード貼り付けと外装のコード貼り付けについて
開梱作業がない場合は、追跡コードは外装に貼付すればよく、開梱作業がある場合は、追跡コードを内装と外装の両方に貼付する必要があります。
3、ロット番号について
バッチ番号は、仮想の要件であり、生産バッチとの関連が義務化されていない、その主な目的は、企業が決定する時間間隔のルールにより、同じ品種・規格の製品の異なる生産時間を区別することです。
4、輸出危険化学品は追跡コードを貼り付ける必要がありますか?
源でコードが付与されますので、上海での危険化学品の生産、危険化学品の輸出のために貼付する必要があります。
5、サンプルをお客様に送付する場合、追跡コードを貼付する必要がありますか?
サンプルを提供する企業が生産と操作の許可証が不必要な場合は、一般的に追跡コードを貼り付ける必要はありません。
6、ある上海企業の製品がコード付与必要がない場合、どのように将来的に一企業、一製品、一コードを実施しますか?
ラベルにNRCC情報コードを貼り付けることができます。
7.追跡コードを生成する際に融合/非融合の主な違いは何ですか?
融合/非融合の主な違いは、企業の商品コードを追跡コードに統合するかどうかです。
上海の追跡コード生成などに関してのご質問等ございましたら、service@cirs-group.comにお問い合わせください。