「危険貨物道路輸送安全管理弁法」 年内に実施される見込み
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「危険貨物道路輸送安全管理弁法」は、近く承認を経て公布される見込みで、2019年10月1日に実施する見通しとなりました。

2019年2月15日から2019年3月14日までの間に、中国交通運輸部は公式ウェブサイトで「危険貨物道路輸送安全管理弁法」(意見募集稿)について意見を公募しました。提出意見数は計315件、内容では「危険化学品」や「危険貨物」という用語の使用、輸送に関する適用免除、有限数量危険貨物の輸送条件、護送人員の配備、日常安全教育トレーニング、車両限行の措置、管理部門の監督管理職責などに関する声が多いです。交通運輸部は会議を開催し、業界協会、商会、企業からの意見を聴取し、研究討論を行いました。法律執行人員に対するトレーニングが秩序正しく推進され、同弁法の順調な実施を保証することを求めています。

「危険貨物道路輸送安全管理弁法」によりますと、託送者がさらに多くの責任を負い、トレーニング、分類、包装、ラベル、情報の伝達などの責任を負わなくてはなりません。運送者として、運送する製品の危険有害性を理解し、安全作業の基準、規定及び制度を守り、積卸しや輸送を行わなければなりません。なお、同弁法の実施に伴い、「危険貨物道路輸送規則」(JT/T 617-2018)から抜粋した内容が法的に強制されることを意味します。

2018年に公布された「危険貨物道路輸送規則」(JT/T 617-2018)は、通則、道路輸送危険貨物の分類、品名及び輸送要求索引、輸送包装使用要求、託送要求、積卸し条件及び作業要求、輸送条件及び作業要求、計6部分からなります。内容では、国際複合一貫輸送に対する要求、危険貨物輸送の従業員のトレーニング、高リスク危険貨物、有限数量及び例外数量などが追加され、新たな基準としてよりよく危険貨物の輸送作業を指導することができると考えられます。


CIRSは、HCF(Helsinki Chemicals Forum)と「Asian Helsinki Chemicals Forum and the 4th Summit Meeting on Chemical Regulations in Asia Pacific」を2019年10月24日(木)~25日(金)に上海で共同開催することを決定しました。Helsinki Chemicals Forum (HCF)は、化学物質の安全性と管理の向上を目指している独立な化学物質フォーラムとして運営しています。この度、HCFが初めてアジアで開催され、アジア太平洋地域に適合する討論内容とテーマを選定し、基調講演やパネルディスカッションを行います。なお、中国、韓国、日本、台湾、東南アジア、EUなどの国又は地域の政府当局と専門家が集まり、化学品法規制の最新動向及び監督管理について講演を行います。

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