2025年7月30日、ブラジルは、化粧品・パーソナルケア製品・香水などの製品およびそれらの成分に関する動物実験の禁止という画期的な新規制を可決しました。
今回の新規制は、主に法律第11.794号(2008年)及び第6.360号(1976年)の改訂となり、安全性・有効性・危険性評価も含め、製品及びその成分における脊椎動物を使用した実験を明確に禁止しています。さらに、本改訂施行前に動物実験が実施された製品に対し、より厳格な表示義務が課せられます。
- 動物実験データの制限:動物実験により得られたデータは、パーソナルケア製品等の登録や商業化の目的では受理されず、成分の安全性主張を支持する関連データとしても利用できません。
- 代替試験法:国際的に認められ、検証された代替試験方法の使用が優先されます。
- 特例免除:ごく限られたケースとして、化粧品成分が健康に重大なリスクをもたらす可能性があり、かつ実行可能な代替試験方法が存在しない場合に限り免除が適用されます。
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