CIRSグループは、欧州化粧品協会(Cosmetics Europe)が主催する2024年EU化粧品年次会議(Cosmetics Europe Annual Conference)に招待されました。会議は、2024年6月19から20日までベルギーのブリュッセルで開催され、EUの政府関係者、各地域協会代表、業界専門家、企業代表が集まり、化粧品業界の今後の発展方向について議論しました。
会議の内容は、化粧品業界の未来展望、人工知能が化粧品業界に与える影響、欧州グリーンディール(European Green Deal、EGD)、アフリカ化粧品市場の発展、世界の化粧品原料の挑戦、および中国の「化粧品監督管理条例」(CSAR)の全面的な実施など多くの重要な議題をカバーしました。参加者はこれらのテーマをめぐって議論を展開し、化粧品業界が既存の課題とチャンスに直面して取るべき戦略を模索しました。
2024年6月20日、中国講座特別会場では、「化粧品監督管理条例」が全面的に実施された後のいくつかの業界の注目議題、例えば最新の完全版安全性評価、効能評価及び歯磨き粉法規の要求などをめぐって共有と討論を行いました。ロレアルの張傑・アジア地区法規担当者は「化粧品監督管理条例」の中国での実施現状と今後直面する可能性のある課題を共有しました。CIRSグループ日化事業部の郭綱敏総担当者は中国化粧品法規の最新動向を詳しく紹介しました。「化粧品監督管理条例」の効能宣伝と評価、歯磨き粉の最新要求を重点的に共有しました。参加企業はTTC方法が完全版安全性評価における植物抽出物への応用要求、動物実験データの回避方法、比より高い生物活性原料と重要原料の判定などに注目しました。
会議では、欧州委員会と中国の国家薬品監督管理局(NMPA)との監督管理協力の再開についても見通しが示されました。この提携は積極的なシグナルと見なされ、将来的に化粧品の監督管理と市場参入の面でより多くの交流と協力がある可能性を予告しており、これは双方の法規の連携と技術交流を促進するだけでなく、化粧品企業により多くの国際市場の機会を提供する可能性があります。