除草剤がトップ!過去5年間中国の農薬原体登録動向、知っておくべきデータ
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2017年以前、中国における農薬原体の新規登録数は年間200~400件程度であったが、2017年の新農薬管理条例施行後、2019年からは新規農薬の資料要件に基づく承認件数が年間10~160件程度まで減少しました。CIRSグループは2019年から2024年までの中国における原体の新規登録動向を分析し、参考データを提供しています。

1.登録製品数

図1は、2019年から2024年までの6年間に承認された農薬原体の年間登録数を集計したものです。2019年から2024年にかけて承認された農薬原体はいずれも新農薬資料要求に基づくもので、図表からわかるように、過去5年間の新規登録数は基本的に右肩上がりで推移し、2024年の登録数は162件に達しました。

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図1 2019-2024年に承認された農薬原体の登録件数

2.登録された有効成分

2024年12月31日時点で、2019-2024年に中国で新規登録された農薬原体の有効成分上位10種について、その種類別・数量別の詳細を表1に掲載しています。特に、クロラントラニリプロールが39件の登録件数を記録し、最多登録となっているほか、プロチオコナゾール及びグルホシネート-Pがそれぞれ35件でこれに続いています。

表1 2019-2024年中国農薬原体新規登録有効成分上位10種一覧

番号

有効成分

登録件数

農薬分類

1

クロラントラニリプロール

39

殺虫剤

2

プロチオコナゾール

35

殺菌剤

3

グルホシネート-P

35

除草剤

4

テフリルトリオン

15

除草剤

5

テンボトリオン

11

除草剤

6

ピノキサデン

9

除草剤

7

グルホシネート

8

除草剤

8

ジベレリン

7

植物成長調整剤

9

ジアフェンチウロン

6

殺虫剤

10

オリゴサッカリン

6

植物抵抗性誘導剤

3.登録カテゴリー別内訳

図2には、2019年から2024年における中国の農薬原体のカテゴリー別登録件数を集計した結果を示しています。登録カテゴリーでは、除草剤が圧倒的多数を占めており、次に殺菌剤殺虫剤植物成長調整剤が続く構成となっています。

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図2 2019-2024年農薬原体カテゴリー別登録件数

2017年の新規制施行以降、新規有効成分として登録証明を取得した農薬原体のみに対して、同一原体の申請を行えるため、各年度に承認される農薬原体の種類は業界関係者から特に注目されています。2019年から2024年までに承認された農薬原体の詳細リストが必要な場合は、CIRSグループまでお気軽にお問い合わせください。

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