中国初!フザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質が中米両国で認可取得 CIRSが富祥生物の申請を全面的にサポート
Source:

2025年11月27日、中国国家衛生健康委員会(NHC)は、フザリウム・ヴェネナツム(Fusarium venenatum)由来タンパク質を含む14種の「三新食品(新食品原料、新規食品添加物、新規食品関連製品)」に関する公告(2025年第7号)を正式に発表しました。これにより、同タンパク質が中国において「新食品原料」として正式に認可されました。

图形用户界面

AI 生成的内容可能不正确。

本件の承認取得にあたり、CIRSは申請における技術支援機関として、富祥生物の新食品原料申請の全プロセスを支援しました。これに先立ち、CIRSは同原料の米国におけるGRAS認証取得もサポートしており、今回の中米両国でのダブル認可は、富祥生物の優れた研究開発力と製品品質を証明するとともに、食品コンプライアンス分野におけるCIRSの専門的なサービス能力を改めて示すものとなりました。

コンプライアンスの歩み

富祥生物が申請したフザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質(生産菌株:Fusarium venenatum A3/5)の認可までのプロセスは以下の通りです。

申請提出・受理

2025.02.07

中国NHC正式受理。受理番号:卫食新申字(2025)第0010号

社会意見募集

2025.07.10

中国CFSA社会意見募集開始

正式認可

2025.11.27

中国NHC「2025年第7号」公告発表。正式認可。

図1:フザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質 コンプライアンス・タイムライン

申請提出から最終的な認可まで、要した期間はわずか9でした。この効率的なプロセスは、富祥生物とCIRSの専門性と緊密な連携による成果です。

申請の背景

タンパク質は、人の健康維持に不可欠な主要栄養素です。人口規模の大きい中国では、現在、食品輸入量が世界最大規模となっている一方、動物性タンパク質の供給不足という構造的課題を抱えており、高品質タンパク質の自給率向上が求められています。そのため、新たな代替タンパク質資源の開発が重要な課題となっています。

フザリウム・ヴェネナツム(Fusarium venenatum)は、1950年代に英国で代替タンパク質として研究開発が開始されました。現在では、EU、米国、カナダ、オーストラリア・ニュージーランドなど、複数の国・地域で法規制上の承認を取得しており、海外における食経験は40年以上に及びます。

製品の特長

フザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質は、発酵技術によって製造される糸状菌由来タンパク質です。微生物由来の代替タンパク質として、以下の特長を有しています。

  • 優れた栄養組成:高タンパク、高食物繊維、低脂肪であり、現代の健康的な食生活へのニーズに合致しています。
  • 卓越した食感:天然の繊維構造により、肉のような食感を再現可能です。卵白や着色料、風味料を加えることで、より本物の肉に近い食体験を提供できるほか、呈味成分が豊富で強い旨味を有しています。
  • 持続可能な生産モデル:大型発酵タンクによる生産方式を採用しており、土地利用効率が高く、作物栽培や畜産に比べて占有面積が小さいという利点があります。通年生産が可能で、季節要因や動物疾病の影響を受けにくく、単位体積当たりの生産効率にも優れています。

中国,威尼斯镰刀菌蛋白,中美双认证,瑞旭,富祥生物

図2:フザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質

CIRSの見解

高タンパク、低脂肪、優れた食感、そしてサステナブルな性質を併せ持つフザリウム・ヴェネナツム由来タンパク質は、今回の法認可を受け、今後食品分野での幅広い応用が期待され、世界的な食料問題や気候変動への対応策としても注目されています。将来的には、政策・技術の両面からの後押しにより、健康的な食生活の新たな選択肢として、食品産業の持続的発展に貢献することが期待されます。

富祥生物(Fushine)について

富祥生物は微生物タンパク質分野において顕著な成果を上げており、乾燥タンパク質と湿潤タンパク質の2つの製品形態の開発に成功し、研究成果の産業化を実現しました。現在、1,200トン規模の微生物タンパク質生産ラインを構築しており、さらに年産20万トンの微生物タンパク質および資源総合利用プロジェクト(第一期)を建設中です。また、ISO22000、BRC、SQF、HACCPの4つの国際的食品安全マネジメントシステム認証に加え、HALAL(ハラール)国際認証も取得しています。今後も研究開発投資を強化し、微生物タンパク質の製造技術および品質向上、応用分野の拡大を通じて、世界の食品産業の革新に貢献していく方針です。

CIRSについて

CIRSは杭州に中国本社を置き、米国、欧州、日本、韓国などに11の海外子会社を展開しています。グローバルな新食品原料申請を専門とするチームを有し、中国の新食品原料申請、米国GRAS、EU Novel Foodなど、各国・地域向けの申請サービスを提供しています。

これまでに、D-プシコース、ヒトミルクオリゴ糖(HMOs)、ステビア配糖体(酵素法)、NMN、グルコサミン塩酸塩、NAGなどの合成生物学技術を用いた物質をはじめ、各種代替タンパク質、PQQ、小麦極性脂質、タイガーナッツ、AKK菌、プロバイオティクスなど、数多くの成功事例を有しており、業界トップクラスの実績を有しています。

詳しくはCIRS食品事業部法規制対応一覧にご参考ください。