2025年11月6日、インドネシアは世界貿易機関(WTO)に対し、G/TBT/N/IDN/160/Add.2号通知を提出し、「食品および飲料においてハラル認証が義務付けられる製品タイプのHS(Harmonized System)コード化に関する宗教大臣令草案」(Draft Decree of The Minister of Religious Affairs Regarding Establishment of Harmonized System Codification of Types of Products that are Required to be Halal Certified in Food and Beverages)を公表しました。これにより、強制的なハラル認証が必要な製品のHSコードリストの確立が目指されています。本草案は現在、意見公募の段階にあり、その期限は2025年11月30日とされています。
本草案は、インドネシアにおいてハラル認証が義務付けられている製品、すなわち食品、飲料、食品添加物、化粧品、および天然医薬品などを対象に、HSコードを定めることを目的としています。
このコードリストは、輸入業者および/または公的な代理者が、以下の事項を行う際の参考となります:
- インドネシア国外で取得したハラル認証証明書の登録申請を行う際
- インドネシア国内で輸入、流通、または販売される強制ハラル認証製品のカテゴリーを識別する際
- インドネシア・ハラル製品保証機関(BPJPH)または認可された国外ハラル認証機関にハラル認証を申請する際
ハラル認証について
ハラル認証(Halal Certification)とは、製品がイスラム法の厳格な食事・使用規範に適合していることを公式に認めるものです。この認証は、製品の成分、製造工程、および取り扱い方法がすべてハラル基準の要件に準拠していることを保証し、ムスリムの消費者が安心して摂取・使用できるために極めて重要です。インドネシア・ハラル製品保証機関(BPJPH)は、2025年9月9日に告示を発表し、ハラルマークの表示や認証情報の一般公開などに関する関連する強制要件を明確に定めています。
詳細情報:
https://docs.wto.org/dol2fe/Pages/SS/directdoc.aspx?filename=Q:/G/TBTN23/IDN160A2.pdf&Open=True
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