インドネシアBPOM、ラベル表示不備により化粧品21製品の流通許可を取消し
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インドネシア国家食品医薬品監督庁(BPOM)はこのほど、化粧品21品目の流通許可を取消したと発表しました。対象製品は、実際の成分と包装に表示された情報が一致せず、ラベル表示が法令不適合であったことが原因であると判明しました。

CIRSは関連企業に対し、インドネシアの化粧品ラベル管理規定を厳格に遵守し、製品ラベルの内容が真実・正確かつ完全であることを徹底するよう呼びかけています。また、成分、届出情報など、製品全般が現地の法規制に適合していることを確保する必要があります。

ラベル表示不備は健康リスクを引き起こす可能性

BPOMの監視活動において、一部製品で成分の種類や含有量、またはその両方に不一致であることを発見しました。法令違反の大多数は、受託生産(OEM)された化粧品で見られました。BPOMによれば、このような不一致は健康リスクにつながる可能性があり、未表示の成分によって消費者のアレルギー反応を引き起こす恐れがあると警告しています。

届出資料と異なる化粧品の製造または販売は、BPOM規則 2022年第21号(化粧品届出要件) に違反します。これを受け、BPOMは上記21製品の流通許可を取り消し、関係企業に対して該当製品の回収および廃棄を命じました。BPOMはまた、関連企業に対し、「適正化粧品製造規範(CPKB)」を含む現行の法規制の遵守を改めて求め、すべての製品が届出時に承認された処方通りに製造されることを確保すべきだと注意喚起しました。

インドネシアの化粧品レベル表示要件

最新のBPOM規則 2024年第18号(表示要件) により、インドネシアで販売される化粧品のラベル表示には以下の基準が設けられています。

 1) 誤解を招く情報や、製品の安全性と利点に関する事実と異なる情報の表現は禁止

2)社会一般の関心を集める健康問題を利用してはなりません

3)医薬品であるかのような、また疾病を予防するかのような表現は禁止

ラベル表示は主にインドネシア語を使用し、他の言語を補足として使用できますが、インドネシア語のテキストを曖昧にしたり混乱させたりしてはなりません。

ラベルには少なくとも以下の情報を含む必要があります(一部は必ずインドネシア語で表示):

  • 製品名
  • 用途(インドネシア語)
  • 使用方法(インドネシア語)
  • 全成分の表示
  • 原産国
  • BPOM通知番号
  • 通知番号保有者の氏名と住所
  • ロット番号
  • 使用期限
  • サイズ、内容量または正味重量
  • 二次元バーコード(有効期限付きの販売許可番号が必須)
  • 警告・注意事項(インドネシア語)

詳細情報:
https://en.antaranews.com/news/372413/bpom-revokes-permits-for-21-cosmetics-over-mislabeling

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