PTT MCC Biochem 生分解性プラスチック「PBSA」 CIRSより申請して認可取得
Source: CIRS

2024年3月13日、中国国家衛生健康委員会(NHC)は2024年第2「三新食品」公告を公布しました。その中に、Polybutylene succinate adipate(PBSA)は新規食品接触材料及び製品用樹脂として認可します。公告の相関内容は以下の通りです。

名称

Polybutylene succinate adipate

CAS NO.

67423-06-7

使用範囲

プラスチック

通用名称

PBSA

最大使用量/(%)

製造必要に応じて適量使用

特定移行制限量

(SML)/(mg/kg)

5(1,4-ブタンジオールの量で計算)

0.05(テトラヒドロフラン)

最大残留量

(QM)/(mg/kg)

/

説明

当物質は、

  • 乳幼児専用の食品接触材料及び製品の製造に使用できない。
  • 当物質を原料として製造されるPBSAプラスチック材料及び製品は、酸性食品とアルコール含有量>10%の食品と接触してはならない。
  • 使い捨て。室温充填しかも室温で長期保存(T≤70℃、t≤2h 或はT≤100℃、t<15min 条件での熱充填とパスツール殺菌を含む)に限定。

上述使用制限条件は「GB 4806.1」の規定に従って表記しなければならない。

PBSAは特別的な生分解性プラスチックであり、使用した後に家庭堆肥の条件で堆肥処理できます。その同時、PBSAは溶融し易くて、加工性能も良好的で、PSBAを原料として製造されるプラスチックフィルムは、優れた透明度と光沢度を備えます。

この度、CIRSはPTT MCC Biochemの為にPBSAの中国新規食品接触物質登録申請をサポートします。両方は協力し合い、オリゴマーと副産物の成分分析、毒性学データ、食事ばく露評価などの方面に難題を克服し、最後に正式認可取得しました!

PTT MCC Biochem について

PTT MCC Biochem Co., Ltd. は、タイ国家石油化学会社(PTT Global Chemical Public Company Limited)と日本三菱ケミカル株式会社(Mitsubishi Chemical Corporation)の合弁企業です。PTT MCC Biochemは、バイオプラスチックの製造・販売に取り組み、グローバルな堆肥バイオプラスチック先頭企業を目指し、バイオプラスチックが各分野にての潜在力を開発します。

CIRS食品事業部について

CIRS食品事業部は、2012年に創立され、1,000社の国内外食品関連企業の為にワンストップの法規制対応をサポートします。中国三新食品(新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質)、合成生物学(遺伝子組換え)食品原料、米国GRAS認証、EU Novel Food 認証、中国保健食品、中国特殊医学用途調整食品(FSMP)などの分野において数多くの成功実績を持ちます。

詳しくはCIRS食品事業部法規制対応一覧にご参考ください。