2022年3月4日、ECHAは、N-メチロールアクリルアミドを高懸念物質(SVHC)としての提案を発表し、45日間の公衆評議を開始しました。評議の締め切りは2022年4月19日で、ECHAの公式ウェブサイトからコメントを提出できます。評議に合格した物質は、SVHC候補リストに収載されます。
物質名 | EC番号 | CAS番号 | 提案側 | 物質の特性 |
N-(hydroxymethyl)acrylamide | 213-103-2 | 924-42-5 | スウェーデン | 発ガン性(第57a条); 変異原性(第57b条) |
架橋性モノマーとして、N-メチロールアクリルアミドは、繊維改質、樹脂加工、プラスチック接着剤、土壌安定剤、ペンキおよび塗料に利用されています。
まとめ
SVHCリストの継続的な増加と要求の厳格になるのは、人間の健康と環境開発を保護するための必然的な傾向です。SVHCリストに収載される物質は、将来、認可対象物質リストに追加される可能性があります。 物品にSVHC物質が含まれている場合、REACH規則に従い、対応する情報の伝達および通知の義務を負います(含有量が0.1%を超え、且つトン数が1トン/年を超える場合)。 SVHCリストの更新に効果的に対応するために、関係企業がサプライチェーンを調査し、提案された物質に対してできるだけ早く適切な措置を講じることをお勧めします。
お問い合わせ