中国登録類保健食品のまとめ(2021.01.01~2021.06.30)
Source: CIRS

「保健食品登録及び届出管理弁法」の正式施行以来、中国保健食品の登録及び届出は安定的且つ規範的に進行しています。2021年1月1日から2021年6月30日まで、中国国家市場監督管理総局(SAMR、元CDFA)は登録類保健食品の認可書発出公告を総計43回公表し、関連した製品は総計932件があります。

認可書発出公告の内容は簡単的なので、この932件の保健食品を正確的に分類することができません。CIRSはSAMRの相関公開情報をまとめて紹介いたします。

1.総体的な状況

SAMRの公開情報に基づき、関連した932件の保健食品認可ほぼは期限延長と登録変更の登録認可となります。また、登録譲渡として認可された保健食品も4件があると推測いたします。

図1の通りに、2021年上半期に認可された登録類保健食品の中に、期限延長と登録変更の保健食品は860件があると推測し、登録類保健食品認可総件数の92.27%を占めます。また、SAMR公開情報に検索できない製品は68件があり、登録類保健食品認可総件数の7.30%を占めます。この68件の中に、新規登録として認可された保健食品があるはずだと考えております。

図1 2021年上半期登録類保健食品の認可件数


2.登録変更中の製品名称変更

総計932件の登録認可された保健食品の中に、製品名称を変更した保健食品は260件があります。SAMRが公表した「保健食品命名指南(2019年版)」(以下は「指南」と略称する)に基づき、保健食品の製品名称は商標名、通用名、属性名から組成すべきです。

2.1 通用名の変更

通用名は、製品主要原料などの特性を表明する名称を指します。「指南」に基づき、通用名は製品原料の名称で命名すべきです。多種の原料で配合する保健食品なら、主要原料の名称或は略称を通用名として使用すべきであり、しかも、原則的に、3種または3種以下の原料で命名すべきです。図2の通りに、通用名を変更した保健食品は総計153件があり、製品名称変更総件数の58.9%を占めます。

例えば、山東魯潤薬業有限公司の「多美膠牌山査子枸杞当帰人参鹿茸阿膠鉄顆粒」という製品は、「指南」の要求に基づき、「多美膠牌人参鹿茸阿膠顆粒」に名称変更しました。つまり、3種の主要原料を保留して通用名として使用します。

2.2 商標名の増加

中国大陸で登録された商標、或は「中華人民共和国商標法」の要求に合致する未登録の商標は、保健食品の商標名として使用することができます。旧版法規制で、一部の保健食品の製品名称には商標名がないので、新版法規制に基づいて商標名を追加すべきです。図2の通りに、商標名増加した保健食品は総計38件があり、製品名称変更総件数の14.6%を占めます。

例えば、威海百合生物技術股份有限公司の「DHA藻油亜麻籽油軟カプセル」という製品は、「指南」の要求に基づき、「百合康牌DHA藻油亜麻籽油軟カプセル」に名称変更しました。つまり、商標名を増加します。

2.3 商標名、通用名を同時に変更

また、商標名と通用名を同時に変更した保健食品もあります。例えば、广州健原生物科技有限公司の「健原牌伊韵片」は「广膳源牌左旋肉碱壳聚糖片」に名称変更しました。つまり、商標名も通用名も変更しました。

図2 保健食品製品名称変更各種類の認可件数


CIRSの考え

SAMR公開情報に基づき、2021年上半期に認可された登録類保健食品の中に、ほぼは期限延長と登録変更の保健食品となり、新規登録として認可された保健食品は少ないです。

「保健食品命名指南(2019年版)」の施行に伴い、保健食品の命名は統一化且つ規範化になります。「指南」に基づき、保健食品の製品名称は商標名、通用名、属性名から組成すべきです。製品名称は唯一的で、製品の真実属性を反映すべきです。また、疾病予防、治療機能に関わってはいけなくて、消費者を惑わし、騙してもいけません。「指南」について、詳しくはCIRSの解読にてご確認ください。


注:当文章のデータは国家市場監督管理総局(SAMR、元CFDA)のウェブサイトから取得となります。SAMRウェブサイトのデータは実際認可状況に遅れますので、当文章の統計件数は参考までです。






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