2024年全年、中国国家衛生健康委員会(NHC)は「三新食品」の形式で4件の公告(2024年第2号、2024年第3号、2024年第5号、2024年第6号)を公布し、新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質を含む総計54件の新規物質を正式認可しました。中に、新食品原料は12件あります。
また、中国国家衛生健康委員会(NHC)および中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA)の公開情報によりますと、2024年全年に、中国当局は、
- 30件の新食品原料登録申請を受理
- 13件の新食品原料について社会意見募集稿(パブリックコメント)をリリース
- 5件の新食品原料登録申請について「不認可」の決定を出す
- 9件の食品原料を審査終止
CIRSは2024年全年中国新食品原料の受理状況および審査認可状況を紹介します。
1. 2024年全年登録申請受理した新食品原料(30件)
2024年全年、中国NHCは総計30件の新食品原料登録申請を受理しました。それぞれの技術審査状態は以下の通りです。
NO. | 受理時間 | 受理番号 | 名称 | 技術審査状態 |
1 | 2024-01-02 | 卫食新申字(2024) 第0001号 | 元宝楓葉 | 2024-08-07 延期 |
2 | 2024-01-02 | 卫食新进申字(2024) 第0001号 | 鶏冠抽出物 | 2024-10-24 社会意見募集 |
3 | 2024-01-02 | 卫食新申字(2024) 第0002号 | 栀子油 | 2024-10-08 延期 |
4 | 2024-01-05 | 卫食新申字(2024) 第0003号 | 金花茶細胞培养物 | 2024-02-06 延期 |
5 | 2024-03-13 | 卫食新进申字(2024) 第0002号 | サッカロマイセス・セレビシエ CNCM I-3799 | 2024-08-07 延期 |
6 | 2024-03-14 | 卫食新申字(2024) 第0004号 | 羅漢参 | 審査終止 |
7 | 2024-03-18 | 卫食新进申字(2024) 第0003号 | ルテインエステル | 2024-04-02 延期 |
8 | 2024-03-21 | 卫食新申字(2024) 第0005号 | 紅花苗 | 審査終止 |
9 | 2024-04-29 | 卫食新进申字(2024) 第0004号 | レモンマートル葉 | 2024-08-28 社会意見募集 |
10 | 2024-05-10 | 卫食新进申字(2024) 第0006号 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 | 2024-10-08 延期 |
11 | 2024-05-15 | 卫食新申字(2024) 第0007号 | 亜麻薺種子油 | 2024-05-30 延期 |
12 | 2024-05-17 | 卫食新申字(2024) 第0008号 | 順-15-二十四カルボニル酸(合成法) | 2024-12-06 不認可 |
13 | 2024-05-17 | 卫食新申字(2024) 第0009号 | エルゴチオイン | 2024-05-30 延期 |
14 | 2024-05-20 | 卫食新申字(2024) 第0010号 | 枯草菌QK02 | 2024-08-07 不認可 |
15 | 2024-06-13 | 卫食新申字(2024) 第0011号 | 羅漢参 | 2024-08-07 延期 |
16 | 2024-06-20 | 卫食新申字(2024) 第0012号 | 香玉牡丹花 | 2024-08-07 延期 |
17 | 2024-07-02 | 卫食新申字(2024) 第0013号 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 | 2024-08-07 延期 |
18 | 2024-07-09 | 卫食新申字(2024) 第0014号 | アオノリ多糖 | 2024-08-07 延期 |
19 | 2024-07-19 | 卫食新申字(2024) 第0015号 | グルタチオン酵母粉 | 2024-10-08 延期 |
20 | 2024-07-22 | 卫食新进申字(2024) 第0005号 | 桜花抽出物 | 2024-10-24 社会意見募集 |
21 | 2024-07-24 | 卫食新进申字(2024) 第0006号 | ビフィズス菌乳亜種CBS-118529 | 2024-08-07 延期 |
22 | 2024-08-22 | 卫食新进申字(2024) 第0007号 | N-アセチルグルコサミン | 2024-12-02 延期 |
23 | 2024-09-12 | 卫食新进申字(2024) 第0008号 | ビフィズス菌赤ちゃん亜種LMG 11588 | 2024-10-08 延期 |
24 | 2024-09-13 | 卫食新申字(2024) 第0016号 | ネルボン酸油 | 2024-10-08 延期 |
25 | 2024-09-14 | 卫食新申字(2024) 第0017号 | ライン衣藻(白藻) | 審査終止 |
26 | 2024-09-14 | 卫食新申字(2024) 第0018号 | D-プシコース | 2024-12-02 延期 |
27 | 2024-09-24 | 卫食新申字(2024) 第0019号 | 牡丹種子油 | 2024-10-08 延期 |
28 | 2024-11-08 | 卫食新申字(2024) 第0020号 | 納豆菌VB205 | 2024-12-02 審査意见告知书 |
29 | 2024-11-21 | 卫食新申字(2024) 第0021号 | 梁河滇皀莢 | まだ社会意見募集しない |
30 | 2024-11-26 | 卫食新申字(2024) 第0022号 | 紅棗葉 | 2024-12-02 延期 |
2. 2024年全年社会意見募集(パブリックコメント)した新食品原料(13件)
2024年全年、総計13件の新食品原料はCFSAの技術審査を通過し、社会意見募集しました。
ここに、社会意見募集済み、まだ正式認可していない7件の新食品原料をまとめます。N-アセチルグルコサミンなど5件の新食品原料は社会意見募集した後に既に正式認可しましたので、本文の第三部分にまとめます。
(1)ライムギ花粉(公告草案)
名称 | ライムギ花粉 |
英語名称 | Rye pollen |
説明 | 中国NHC 2023年第3号「三新食品」公告は、ライムギ花粉を新食品原料として認可した。この度、業界状況を合わせて、中国CFSA技術審査を通過し、元認可公告にてのライムギ花粉の膳食繊維含有量要求を「≥30%」に改訂。 |
社会意見募集期日 |
(2)ステビアンポリフェノ—ル(公告草案)
名称 | ステビアンポリフェノ—ル |
英語名称 | Stevia leaf polyphenols |
基本情報 | 由来:ステビア(Stevia rebaudiana Bertoni) |
製造工程 | ステビアの葉を原材料として、アルコール抽出、濾過、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤500 mg/日(総ポリフェノ—ルの量で計算) |
説明 |
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受理期日 | 2023-09-07 受理番号:卫食新申字(2023)第0015号 |
社会意見募集期日 |
(3)レモンマートル葉(公告草案)
名称 | レモンマートル葉 |
英語名称 | Lemon myrtle leaf |
基本情報 | 由来:レモンマートル(Backhousia citriodora F. Muell)の葉 |
製造工程 | レモンマートルの葉を原材料として、摘取り、選択、洗浄、乾燥などの工程で製造。 |
説明 |
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受理期日 | 2024-04-29 受理番号:卫食新进申字(2024)第0004号 |
社会意見募集期日 |
(4)マキベリーアントシアニン(公告草案)
名称 | マキベリーアントシアニン |
英語名称 | Maqui Berry anthocyanins |
基本情報 | 由来:ホルトノキ科マキベリー(Aristoteliachilensis) |
製造工程 | マキベリーの果実を原材料として、熱水抽出、濾過、純化、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤900 mg/日(総アントシアニン含有量が「35 g/100g」の場合で計算。この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
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受理期日 | 2022-03-29 受理番号:卫食新进申字(2022)第0001号 |
社会意見募集期日 |
(5)小麦極性脂質(公告草案)
名称 | 小麦極性脂質 |
英語名称 | Wheat polar lipids |
製造工程 | 小麦粉を原材料として、アルコール抽出、アセトン沈澱、分離、乾燥、粉砕などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤30 mg/日(ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)含有量が「40 g/100g」の場合で計算。この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
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受理期日 | 2021-09-22 受理番号:卫食新进申字(2021)第0007号 |
社会意見募集期日 |
(6)桜花ポリフェノ—ル(公告草案)
名称 | 桜花ポリフェノ—ル |
英語名称 | Sakura polyphenols |
基本情報 | 由来:日本桜(Cerasusserrulata var. lannesiana (Carr.) Makino) |
製造工程 | 日本桜を原材料として、アルコール抽出、濾過、濃縮、乾燥、粉砕などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤30 mg/日(ポリフェノ—ル含有量が「12 g/100 g」の場合で計算。この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
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受理期日 | 2024-07-22 受理番号:卫食新进申字(2024)第0005号 |
社会意見募集期日 |
(7)鶏冠ヒアルロン酸ナトリウム(公告草案)
名称 | 鶏冠ヒアルロン酸ナトリウム |
英語名称 | Rooster comb sodium hyaluronate |
基本情報 | 由来:家畜鶏(Gallus gallus domesticus)の鶏冠 |
製造工程 | 鶏冠を原材料として、切断、酵素分解、濾過、濃縮、純化、乾燥、研磨などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤200 mg/日 |
説明 |
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受理期日 | 2024-01-02 受理番号:卫食新进申字(2024)第0001号 |
社会意見募集期日 |
3. 2024年全年正式認可した新食品原料(12件)
2024年全年、正式認可した新食品原料は総計12件あります。詳細は以下の通りです。
(1)石斛原球茎
名称 | 石斛原球茎 |
英語名称 | Dendrobium protocorm |
基本情報 | 由来:鉄皮石斛(Dendrobium officinale Kimura et Migo)又は霍山石斛(Dendrobium huoshanense C. Z. Tang et S. J. Cheng) |
製造工程 | 鉄皮石斛または霍山石斛の種子または茎を原材料として、組織培養で原球茎を取得し、その後、収集、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | 乾燥品≤3.5g/日 |
説明 |
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社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(2)(3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン
名称 | (3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン(メソゼアキサンチン) |
英語名称 | Meso-zeaxanthin |
基本情報 | 由来:センジュギク(Tagetes erecta L.) 構造式: CAS NO.:31272-50-1 分子式:C40H56O2 相対分子量:568.88 |
製造工程 | 天然のセンジュギク(Tagetes Erecta L.)を原材料として、脱水、粉砕、抽出、異性体化、純化、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤8mg/日(「(3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン」の量で計算) |
品質要求 | 性状:黄色より赤に近いオレンジ色 (3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン(g/100g):≥54.0 水分(g/100g):≤5.0 |
説明 |
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受理期日 | 2022-03-17 受理番号:卫食新申字(2022)第0002号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(3)ピチアクルイベリ
名称 | ピチアクルイベリ |
英語名称 | Pichia kluyveri |
説明 |
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受理期日 | 2022-12-05 受理番号:卫食新进申字(2022)第0006号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(4)枯草菌DE111
名称 | 枯草菌DE111 |
英語名称 | Bacillus subtilis DE111 |
説明 |
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受理期日 | 2023-03-09 受理番号:卫食新申字(2023)第0003号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(5)L-α-グリセリルホスホリルコリン
名称 | L-α-グリセリルホスホリルコリン |
英語名称 | L-alpha-Glycerylphosphorylcholine |
基本情報 | 構造式: CAS NO.:28319-77-9 分子式:C8H20NO6P 相対分子量:257.22 |
製造工程 | ポリリン酸、塩化コリン、R-3-クロロ-1,2-プロパンジオール、水酸化ナトリウム、水を原材料として、凝縮、エステル化反応後、脱色、不純物除去、濃縮、精製、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤600mg/日(ドライベースの量で計算) |
説明 |
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受理期日 | 2023-09-06 受理番号:卫食新申字(2023)第0014号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(6)ロイコノストック・シュードメセンテロイデス
名称 | ロイコノストック・シュードメセンテロイデス |
英語名称 | Leuconostoc pseudomesenteroides |
説明 |
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受理期日 | 2023-09-11 受理番号:卫食新进申字(2023)第0002号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-03-13 |
(7)アラビノキシラン
名称 | アラビノキシラン |
英語名称 | Arabinoxylan |
基本情報 | 構造式(断片): CAS NO.:9040-27-1 |
製造工程 | サトウキビカスを原材料として、洗浄、圧搾、水酸化ナトリウム抽出、沈殿、純化、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤15 g/日 (「85 g/100g」のアラビノキシラン含有量で計算し、この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
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受理期日 | 2019-10-10 受理番号:卫食新申字(2019)第0001号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-08-05 |
(8)ビフィズス菌亜種M-63
名称 | ビフィズス菌亜種M-63 |
英語名称 | Bifidobacterium longum biovar infantis M-63 |
説明 |
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受理期日 | 2023-11-06 受理番号:卫食新进申字(2023)第0004号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-08-05 |
(9)N-アセチルグルコサミン
名称 | N-アセチルグルコサミン |
英語名称 | N-acetylglucosamine |
基本情報 | 構造式: CAS NO.:7512-17-6 分子式:C8H15NO6 相対分子量:221.21 |
製造工程 | ブドウ糖、トウモロコシシロップ乾燥粉末、硫酸アンモニウム、リン酸二水素カリウム、硫酸マグネシウムを原材料として、コリネ型細菌RDG-2110(Corynebacterium glutamicum RDG-2110)を利用して発酵、濾過、濃縮、結晶、遠心分離、アルコール除菌、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤500 mg/日(乾燥重量で計算) |
説明 |
乳及び乳製品(調製乳と風味発酵乳:0.5g/kg。粉乳とその調製品は即飲状態の液体重量で換算) 飲料類(液体飲料:0.5 g/kg。固体飲料は即飲状態の液体重量で換算) ゼリー:3 g/kg キャンデー:10 g/kg 菓子:2 g/kg
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受理期日 | 2023-04-06 受理番号:卫食新申字(2023)第0005号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-08-05 |
(10)擬微球藻油
名称 | 擬微球藻油 |
英語名称 | Nannochloropsis gaditana oil |
基本情報 | 由来:擬微球藻(Nannochloropsis gaditana) |
製造工程 | 擬微球藻(Nannochloropsis gaditana)を原材料として、アルコール抽出、濾過、純化、濃縮などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤2 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2023-09-04 受理番号:卫食新申字(2023)第0013号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-10-10 |
(11)プロシアニジン
名称 | プロシアニジン |
英語名称 | Procyanidins |
基本情報 | 由来:マツ科マツ属植物カイガンショウ(Pinus pinaster Aiton)の樹皮 |
製造工程 | カイガンショウの樹皮を原材料として、研磨、アルコール抽出、濾過、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤150 mg/日 (プロシアニジン含有量が「50 g/100g」で計算。当含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
乳及び乳製品(調製乳と風味発酵乳:0.2 g/kg。粉乳とその調製品は即飲状態の液体重量で換算) 飲料類(液体飲料:0.08 g/kg。固体飲料は即飲状態の液体重量で換算) ゼリー:1.4 g/kg
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受理期日 | 2021-12-23 受理番号:卫食新进申字(2021)第0012号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-10-10 |
(12)金花茶培養物
名称 | 金花茶培养物 |
英語名称 | Camellia petelotii culture |
基本情報 | 由来:金花茶(Camellia petelotii (Merrill) Sealy、旧名:Camelliachrysantha (Hu) Tuyama)) |
製造工程 | 金花茶の葉を原材料として、消毒、癒傷組織培養、収集、乾燥、粉砕などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤1.5 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2024-01-05 受理番号:卫食新申字(2024)第0003号 |
社会意見募集期日 | |
公告公表期日 | 2024-12-13 |
4. 2024年全年審査終止した食品原料(9件)
2024年全年、審査終止目録に新規収載した原料は9件あり、関連した審査終止意見は以下の通りです。今まで、審査終止目録に収載した原料は総計82件あります。
CIRSコメント:一般的に、申請企業にとって、「審査終止」中の「普通食品として管理」、「実質同等」及び「地方特色食品として管理」という結果を取得したら、「認可取得」と同様です。
(1)茶葉テアニン
製品名称 | 茶葉テアニン |
審査意見 | 元国家衛生計画出産委員会2014年第15号公告は、茶葉テアニンを新食品原料として認可した。本製品が認可した茶葉テアニンと実質等同なので、審査終止とし、上述公告に従って執行すると勧める。食品安全指標は中国NHC「2023年第4号」公告に合致し、中に、溶剤残留として「ジビニルベンゼン≤ 50 μg/kg」となる。 |
受理期日 | 2023-09-04 受理番号:卫食新申字(2023)第0012号 |
(2)オート麦グリーン抽出物
製品名称 | オート麦グリーン抽出物 |
審査意見 | 本申請製品のオート麦グリーン抽出物は、未成熟のオート麦(ラテン学名Avena sativa L.、イネ科オート麦属)の全草(地上部)を原料として、30%エタノールで抽出し、濃縮、乾燥、研磨などの工程で製造される。主な栄養成分には炭水化物、タンパク質、脂肪などが含まれています。オート麦苗は一般食品として管理され、本申請製品の主要成分はオート麦苗に近く、食品原料として使用可能で、乾燥野菜の標準で管理する。 |
受理期日 | 2023-11-22 受理番号:卫食新进申字(2023)第0005号 |
(3)羅漢参
製品名称 | 羅漢参 |
審査意見 | 本申請製品のドジョウ(羅漢参)は、マメ科ドジョウ属の植物ドジョウ(ラテン学名Apios fortunei Maxim.)の塊根であり、我が国の多くの省で長期にわたる人々の食用歴史がある。審査終止を提案し、根茎類と芋類の野菜標準に従って管理し、調理後に食べるべき。 |
受理期日 | 2024-03-14 受理番号:卫食新申字(2024)第0004号 |
(4)紅花苗
製品名称 | 紅花苗 |
審査意見 | 本申請製品の紅花苗は、キク科紅花属の植物紅花(ラテン学名Carthamus tinctorius L.)の幼苗の柔らかい茎と葉で、我が国の多くの省で長期にわたる人々の食用歴史がある。審査終止を提案し、葉物野菜の標準に従って管理する。 |
受理期日 | 2024-03-21 受理番号:卫食新申字(2024)第0005号 |
(5) N-アセチルノイラミン酸
製品名称 | N-アセチルノイラミン酸 |
審査意見 | 本申請製品のN-アセチルノイラミン酸は、大腸菌(菌株号H03A2190830)を発酵菌として、食品レベルのブドウ糖、コーンショープなどの栄養物質を発酵原料として、菌発酵、濾過、滅菌、加水分解、精製などの工程で製造る。この製品の製造工程は、既に公告認可したN-アセチルノイラミン酸(元国家衛生計画出産委員会2017年第7号公告)とほぼ一致し、実質同等である。既に公告認可したN-アセチルノイラミン酸の関連内容に従って執行する。 |
受理期日 | 2022-12-19 受理番号:卫食新申字(2022)第0015号 |
(6) トウモロコシ発酵物
製品名称 | トウモロコシ発酵物 |
審査意見 | トウモロコシ発酵物は、粉砕したトウモロコシまたはトウモロコシ澱粉を原料として、糖化、滅菌、停滞棒状菌KCCM80209で発酵、濾過、濃縮などの工程で製造される。本申請製品は淡茶色から茶色の液ショープ状または粉末状の物質であり、主な成分はヌクレオチド(≥40g/100g、乾燥物質で計算)、炭水化物、アミノ酸、ミネラル、有機酸など。食品原料として使用可能で、使用範囲は乳幼児食品を除く。食品安全指標は我が国の食品安全国家標準の調味品に従って執行し、同時に、米酵菌酸は≤0.25mg/kgで、グラジオラスバークホルダー菌は検出不可(/25g)となる。 |
受理期日 | 2023-09-28 受理番号:卫食新进申字(2023)第0003号 |
(7) 卵黄レシチン蛋白
製品名称 | 卵黄レシチン蛋白 |
審査意見 | 卵黄レシチン蛋白は、鶏卵黄粉を原料として、造粒、超臨界CO2抽出、分離などの工程で製造され、主成分は蛋白質(≥40.0g/100g)とレシチン(≥24.0g/100g)で、食品原料として使用可能。食品安全指標は、我が国の食品安全国家標準にての即食卵製品に従って執行。 |
受理期日 | 2023-08-28 受理番号:卫食新申字(2023)第0011号 |
(8) 卵殻膜
製品名称 | 卵殻膜 |
審査意見 | 卵殻膜は、鶏の卵殻を原料として、殻膜分離(殻を捨てて膜を取る)、滅菌、水解、混合、乾燥、研磨などの工程で製造され、主成分は蛋白質です。食品原料として使用可能で、使用範囲には乳幼児食品が含まない。食品安全指標は、我が国の食品安全国家標準にての即食卵製品に従って執行。 |
受理期日 | 2021-09-17 受理番号:卫食新进申字(2021)第0006号 |
(9) ライン衣藻
製品名称 | ライン衣藻(白藻) |
審査意見 | 本申請製品「ライン衣藻(白藻)」は、名称を「ライン衣藻」に変更した。それは、衣藻科衣藻属のライン衣藻(Chlamydomonas reinhardtii)を藻種として、光を避けて選抜育成、光を避けて異栄養で拡大培養、乾燥、粉砕などの工程で製造される淡緑色の粉末であり、国家衛生健康委員会2022年第2号公告のライン衣藻と実質同等であり、審査終了し、上述の公告に従って執行。 |
受理期日 | 2024-09-14 受理番号:卫食新申字(2024)第0017号 |
CIRSの考え
2024年、石斛原球茎、アラビノキシラン、小麦極性脂質などを含む早期に申請開始した原料は重要な進展を遂げます。また、過去2年間の状況から見ると、新食品原料は申請受理から意見募集、許可取得や審査終止まではほぼ1年間以内に完了でき、中に、半年以内に完了できるものもあります。これは、当局は新食品原料の審査認可プロセスを最適化することを示し、それに伴い、新食品原料の審査時間は大幅に短縮し、許可件数も大幅に増加します。また、企業の申請意欲が高まり、書類準備作業も十分であることを反映します。
今、合成生物学の生産技術は、非常に顕著的利点を持ち、食品分野での応用が急速に台頭しています。この背景で、2023年09月13日に国家食品安全リスク評価センター(CFSA)は「食品加工用遺伝子修飾微生物安全性評価申請資料要求(試行)」を発表しました。これにより、遺伝子工学技術で改造された微生物を利用して製造される新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質の申請ルートは開かれました。これは、合成生物学で生産されるD-プシコース、N-アセチルノイラミン酸などの新食品原料はやっと申請可能、認可可能になることを意味します。
注:データ統計する時は漏れる可能性があるので、当文章の統計件数は参考のみです。詳細は政府機関のウェブサイド情報をご確認ください。
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