2022年全年登録類保健食品のまとめ
Source: CIRS

中国国家市場監督管理総局(SAMR、元CFDA)ウェブサイトの公開情報によりますと、2022年全年、登録許認可を取得した保健食品は総計1,445件があります。中に、新規保健食品は421件があります。

関連した企業が現状をしっかり把握できることを目的として、CIRSは2022年に登録許認可を取得した421件の新規保健食品をまとめて紹介します。

1.2022年に登録許認可を取得した保健食品の総体状況

2022年、SAMRは総計1,445件の登録類保健食品許認可を発出しました。中に、新規保健食品の許認可は総計421件があり、発出した許認可の29.13%を占めます。これらの新規保健食品の許認可の中に、登録番号が「2021」(正式認可時間は2021年)の新規保健食品は総計80件あり、登録番号が「2022」(正式認可時間は2022年)の新規保健食品は総計341件あります。そして、非新規製品(期限延長、登録変更または技術譲渡など)の許認可は総計1,024件があります。具体的な状況は以下の通りです。

2. 2022年各月に登録許認可を取得した新規保健食品の件数

2022年1月と2月に発出した許認可(下図の紫色部分)は2021年の新規保健食品の許認可です。2022年4月以降に発出した許認可(下図の青色部分)は2022年の新規保健食品の許認可です。各月の登録許認可発出状況は以下の通りです。

3.2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の地域

2022年に登録許認可を取得した総計421件の新規保健食品は29省(直轄市、自治区)から由来です。中に、北京市は総計82件の新規保健食品が許認可を取得し、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品総件数の19.48%を占め、数から見ると第一位となります。広東省は総計50件の新規保健食品が許認可を取得し、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品総件数の11.88%を占め、数から見ると第二位となります。山東省は総計39件の新規保健食品が許認可を取得し、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品総件数の9.26%を占め、数から見ると第三位となります。

※ 製品の申請企業が二つあり、しかも、異なり地域に所属する場合、各地域にそれぞれ計算します。

4.2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の申請企業

2022年に登録許認可を取得した総計421件の新規保健食品の中に、仙楽健康科技股份有限公司は総計8件の新規保健食品が登録許認可を取得し、数から見ると第一位となります。次いて、北京万安堂医薬科技有限公司、威海康博爾生物薬業有限公司、栄養屋(成都)生物医薬有限公司、青島海之聖生物工程有限公司それぞれは5件の新規保健食品が登録許認可を取得し、数から見ると第二位となります。2022年に登録許認可を取得した新規保健食品のトップ15企業は以下の通りです。

5.2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の剤形

2022年に登録許認可を取得した総計421件の新規保健食品の中に、硬カプセル、軟カプセル、タブレット錠剤は相変わらず数が最も多くの三つの剤形であり、それぞれは115件、108件、81件があり、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品総件数の27.32%、25.65%、19.24%を占めますます。

6.2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の保健機能

2022年に登録許認可を取得した総計421件の新規保健食品の保健機能は以下の通りです。

  1. 単一保健機能を申請した新規保健食品は総計397件があります。中に、「免疫力増強」の保健食品は総計208件があり、2022年に登録許認可を取得した単一保健機能の新規保健食品総件数の52.39%を占めます。
  2. 二種保健機能を申請した新規保健食品は総計23件があります。中に、「免疫力増強&体の疲労緩和」の保健食品は総計12件があり、2022年に登録許認可を取得した二種保健機能の新規保健食品総件数の52.17%を占めます。
  3. また、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の中に、「ビタミン&ミネラル補充」類保健食品も1件があります。その保健機能は「カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK補充」となり、製品の具体的な情報は以下の通りです。

製品名称

博誠牌カルシウムマグネシウムビタミンKチュアブル錠(トウモロコシ味)

申請企業

江西博誠薬業有限公司

許認可番号

国食健注G20220264

保健機能

カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンK補充

適用対象者

カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンKを補充必要な大人

不適用対象者

17歳以下のヒト、妊婦、乳母

7. CIRSの考え

数から見ると、2022年に登録許認可を取得した新規保健食品の数は2021年より多いです。一方、2022年全年登録類保健食品の状況から見ると、保健食品の効能評価方法はまだ正式施行していない原因で、2022年全年登録類保健食品のありさまは「まあまあ」とも言えます。届出類保健食品の保健機能および使用可能な原料などが制限されることと異なり、登録類保健食品の保健機能も使用可能な原料も広くて、より多くのヒトの健康需要に満足できます。また、2022年8月、中国SAMRは「保健食品新効能技術評価実施細則(試行)(意見募集稿)」を公布し、保健食品企業の新機能・新製品申請に詳細的な指導規範を提供し、保健食品企業と保健食品市場の創新にも推し進めます。将来に、中国保健食品政策の完善に伴い、登録類保健食品は更に前進み、活力を活発できると信じております。

注:当文章のデータは中国国家市場監督管理総局(SAMR)から由来です。SAMRウェブサイトの公開情報は実際状況に遅れる可能性がありますので、当文章の統計件数は参考までです。実際状況は政府機関の公開情報にてご確認ください。