中華人民共和国国家衛生健康委員会の要求に応じて、中国国家食品安全リスク評価中心(CFSA)は「中華人民共和国食品安全法(2009年版)」が施行以来に認可した「三新食品」(新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質)の目録及び適用的な食品安全国家標準をまとめました。
2022年3月28日、中国CFSAは「三新食品」目録及び適用的な食品安全国家標準について社会意見募集を開始しました。意見募集締切日は2022年4月25日です。
今回の社会意見募集稿の内容を把握できますように、CIRSはその要点はまとめました。
1. まとめた内容は多くて、関わる物質数量も多いです
- 新食品原料では、総計32回の公告(2009年第5号公告~2021年第9号公告)をまとめ、総計101件の新食品原料(重複申請の物質も含む)を含みます。
- 新規食品添加物では、総計36回の公告(2009年第11号公告~2021年第9号公告)をまとめ、総計215件の食品添加物(重複申請の物質も含む)を含みます。
- 新規食品接触物質では、総計23回の公告(2013年第14号公告~2021第9号公告)をまとめ、総計235件の食品接触物質(重複申請の物質も含む)を含みます。
過去、関わる物質の認可は公告の形式で一つずつに公布し、情報バラバラです。今回の目録は、中国「三新食品」の完備的なリストをまとめました。
2. 各認可物質の適用標準を明確します
新食品原料を実例として説明します。旧時代の新食品原料認可公告は、一般的に、物質の衛生学指標に対して要求を規定しなくて、「衛生安全指標は中国相関標準に合致する」という説明だけを規定しました。この場合、企業は具体的にどの製品標準を参考すべきか、どの法規制を執行すべきか、確認し難いです。
そして、今回の社会意見募集稿はこれらの物質の衛生学指標、他の品質要求指標、執行標準などを補充説明します。例えば、2012年に新食品原料として認可した小麦オリゴペプチドに対し、今回の目録は「食品安全指標は『穀物及びその製品』の規定を参照して執行する」と明確的に要求します。
また、認可した新規食品添加物、新規食品接触物質の適用標準も更に明確化します。