2024年全年、中国国家衛生健康委員会（NHC）は「三新食品」の形式で4件の公告（2024年第2号、2024年第3号、2024年第5号、2024年第6号）を公布し、新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質を含む総計54件の新規物質を正式認可しました。中に、新規食品添加物（使用範囲拡大の申請を含む）は総計30件あります。
CIRSは2024年全年中国新規食品添加物の受理状況および審査認可状況を紹介します。
1. 2024年全年中国新規食品添加物の総体状況（登録申請受理、社会意見募集、正式認可）
2024年全年、中国NHCは総計90件の新規食品添加物登録申請（使用範囲拡大の申請も含む）を受理します。また、総計41件の新規食品添加物は中国国家食品安全リスク評価センター（CFSA）の技術審査を通過し、社会意見募集（パブリックコメント）しました。あと、中国NHCは総計30件の新規食品添加物登録申請（使用範囲拡大の申請も含む）を正式認可しました。
2. 2024年全年登録申請受理した新規食品添加物（90件）
2024年全年、中国NHCは総計90件の新規食品添加物登録申請（使用範囲拡大の申請も含む）を受理しました。全ての受理番号は「卫食添新申字」の形式で開示しますので、中国国産か輸入製品か区別できません。
NO. | 受理時間 | 受理番号 | 名称 |
1 | 2024-01-05 | 卫食添新申字(2024)第0001号 | マリーゴールド黄 |
2 | 2024-01-11 | 卫食添新申字(2024)第0002号 | 2'-フコシルラクトース |
3 | 2024-01-12 | 卫食添新申字(2024)第0003号 | ラクト-N-テトラオース |
4 | 2024-01-16 | 卫食添新申字(2024)第0004号 | L-アラニン |
5 | 2024-01-16 | 卫食添新申字(2024)第0005号 | 2'-フコシルラクトース |
6 | 2024-01-16 | 卫食添新申字(2024)第0006号 | キサンタンガム |
7 | 2024-01-17 | 卫食添新申字(2024)第0007号 | リパーゼ |
8 | 2024-01-18 | 卫食添新申字(2024)第0008号 | セレン酵母 |
9 | 2024-01-18 | 卫食添新申字(2024)第0009号 | 2'-フコシルラクトース |
10 | 2024-01-18 | 卫食添新申字(2024)第0010号 | キトサン |
11 | 2024-01-22 | 卫食添新申字(2024)第0011号 | アネトール |
12 | 2024-01-22 | 卫食添新申字(2024)第0012号 | シトラール |
13 | 2024-01-22 | 卫食添新申字(2024)第0013号 | ヒドロキシシトロネラール |
14 | 2024-01-23 | 卫食添新申字(2024)第0014号 | 3'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
15 | 2024-01-24 | 卫食添新申字(2024)第0015号 | キシラナーゼ |
16 | 2024-01-24 | 卫食添新申字(2024)第0016号 | D-プシコース3-エピメラーゼ |
17 | 2024-01-24 | 卫食添新申字(2024)第0017号 | β-アラニン |
18 | 2024-01-25 | 卫食添新申字(2024)第0018号 | グルコースオキシダーゼ |
19 | 2024-01-26 | 卫食添新申字(2024)第0019号 | ポリリシノールリシノレイン酸エステル |
20 | 2024-01-30 | 卫食添新申字(2024)第0020号 | ペルオキシダーゼ |
21 | 2024-02-06 | 卫食添新申字(2024)第0021号 | グルコアミラーゼ |
22 | 2024-02-19 | 卫食添新申字(2024)第0022号 | レバウジオシドAM（酵素法） |
23 | 2024-02-19 | 卫食添新申字(2024)第0023号 | レバウジオシドM（酵素法） |
24 | 2024-03-04 | 卫食添新申字(2024)第0024号 | ローズマリーエキス |
25 | 2024-03-14 | 卫食添新申字(2024)第0025号 | クエン酸第一鉄ナトリウム |
26 | 2024-03-18 | 卫食添新申字(2024)第0026号 | 酸化マグネシウム |
27 | 2024-03-18 | 卫食添新申字(2024)第0027号 | 4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3(2H)-フラノン |
28 | 2024-03-19 | 卫食添新申字(2024)第0028号 | β-アラニン |
29 | 2024-03-20 | 卫食添新申字(2024)第0029号 | ラクト-N-テトラオース |
30 | 2024-03-20 | 卫食添新申字(2024)第0030号 | ラクト-N-ネオテトラオース |
31 | 2024-03-21 | 卫食添新申字(2024)第0031号 | ステビオール配糖体 |
32 | 2024-03-21 | 卫食添新申字(2024)第0032号 | セリンプロテアーゼ |
33 | 2024-03-22 | 卫食添新申字(2024)第0033号 | 南極赤色素 |
34 | 2024-03-29 | 卫食添新申字(2024)第0034号 | 6'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
35 | 2024-03-29 | 卫食添新申字(2024)第0035号 | グルコースオキシダーゼ |
36 | 2024-03-29 | 卫食添新申字(2024)第0036号 | キシラナーゼ |
37 | 2024-03-29 | 卫食添新申字(2024)第0037号 | カタラーゼ |
38 | 2024-04-17 | 卫食添新申字(2024)第0038号 | 組換えヒト由来ラクトフェリン |
39 | 2024-04-28 | 卫食添新申字(2024)第0039号 | フラクトオリゴ糖 |
40 | 2024-04-30 | 卫食添新申字(2024)第0040号 | ステビオール配糖体 |
41 | 2024-05-07 | 卫食添新申字(2024)第0041号 | アミノペプチダーゼ |
42 | 2024-05-07 | 卫食添新申字(2024)第0042号 | 2'-フコシルラクトース |
43 | 2024-05-10 | 卫食添新申字(2024)第0043号 | ヒドロキシシトロネラール |
44 | 2024-05-10 | 卫食添新申字(2024)第0044号 | アネトール |
45 | 2024-05-13 | 卫食添新申字(2024)第0045号 | シクラミン酸ナトリウム |
46 | 2024-05-14 | 卫食添新申字(2024)第0046号 | 3'-フコシルラクトース |
47 | 2024-05-17 | 卫食添新申字(2024)第0047号 | 3'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
48 | 2024-05-20 | 卫食添新申字(2024)第0048号 | グルタミナーゼ |
49 | 2024-05-20 | 卫食添新申字(2024)第0049号 | 2'-フコシルラクトース |
50 | 2024-05-21 | 卫食添新申字(2024)第0050号 | ラクト-N-テトラオース |
51 | 2024-05-21 | 卫食添新申字(2024)第0051号 | リパーゼ |
52 | 2024-05-21 | 卫食添新申字(2024)第0052号 | β-グルコシダーゼ |
53 | 2024-05-24 | 卫食添新申字(2024)第0053号 | カードラン |
54 | 2024-06-14 | 卫食添新申字(2024)第0054号 | カードラン |
55 | 2024-06-18 | 卫食添新申字(2024)第0055号 | スクラロース |
56 | 2024-06-24 | 卫食添新申字(2024)第0056号 | シロキクラゲ糖エステル |
57 | 2024-07-05 | 卫食添新申字(2024)第0057号 | ステビオール配糖体（酵素法） |
58 | 2024-07-17 | 卫食添新申字(2024)第0058号 | ナイシン |
59 | 2024-07-19 | 卫食添新申字(2024)第0059号 | 過酸化水素 |
60 | 2024-07-29 | 卫食添新申字(2024)第0060号 | D-エリソルビン酸ナトリウム |
61 | 2024-07-30 | 卫食添新申字(2024)第0061号 | シクラミン酸ナトリウム |
62 | 2024-08-01 | 卫食添新申字(2024)第0062号 | 2-メチル-1-(2-(5-(p-トリル)-1H-イミダゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル)ブタン-1-オン |
63 | 2024-08-02 | 卫食添新申字(2024)第0063号 | 2'-フコシルラクトース |
64 | 2024-08-08 | 卫食添新申字(2024)第0064号 | ラクト-N-テトラオース |
65 | 2024-08-08 | 卫食添新申字(2024)第0065号 | 分岐酵素 |
66 | 2024-08-08 | 卫食添新申字(2024)第0066号 | グルコアミラーゼ |
67 | 2024-08-15 | 卫食添新申字(2024)第0067号 | ラクト-N-ネオテトラオース |
68 | 2024-08-19 | 卫食添新申字(2024)第0068号 | 3'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
69 | 2024-08-20 | 卫食添新申字(2024)第0069号 | 酸化マグネシウム |
70 | 2024-08-20 | 卫食添新申字(2024)第0070号 | L-アラニン |
71 | 2024-08-21 | 卫食添新申字(2024)第0071号 | デアミナーゼ |
72 | 2024-08-26 | 卫食添新申字(2024)第0072号 | イソアミラーゼ |
73 | 2024-09-04 | 卫食添新申字(2024)第0073号 | プロピレングリコール |
74 | 2024-09-13 | 卫食添新申字(2024)第0074号 | ガラクトオリゴ糖 |
75 | 2024-09-19 | 卫食添新申字(2024)第0075号 | フルクトシルトランスフェラーゼ |
76 | 2024-10-12 | 卫食添新申字(2024)第0076号 | キトサン |
77 | 2024-10-15 | 卫食添新申字(2024)第0077号 | 2'-フコシルラクトース |
78 | 2024-10-16 | 卫食添新申字(2024)第0078号 | カードラン |
79 | 2024-10-22 | 卫食添新申字(2024)第0079号 | 二酸化炭素 |
80 | 2024-10-22 | 卫食添新申字(2024)第0080号 | L-セレノメチルセレノシステイン |
81 | 2024-10-24 | 卫食添新申字(2024)第0081号 | パルミチン酸アスコルビル（酵素法） |
82 | 2024-11-05 | 卫食添新申字(2024)第0082号 | 2'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
83 | 2024-11-12 | 卫食添新申字(2024)第0083号 | 6'-シアリルラクトースナトリウム塩 |
84 | 2024-11-13 | 卫食添新申字(2024)第0084号 | D-プシコース3-エピメラーゼ |
85 | 2024-11-13 | 卫食添新申字(2024)第0085号 | 3'-フコシルラクトース |
86 | 2024-11-20 | 卫食添新申字(2024)第0086号 | 2'-フコシルラクトース |
87 | 2024-11-28 | 卫食添新申字(2024)第0087号 | デアミナーゼ |
88 | 2024-12-04 | 卫食添新申字(2024)第0088号 | 2'-フコシルラクトース |
89 | 2024-12-10 | 卫食添新申字(2024)第0089号 | 3'-フコシルラクトース |
90 | 2024-12-11 | 卫食添新申字(2024)第0090号 | ラクト-N-テトラオース |
※ 青色物質：既に「不認可」決定を出した。
3. 2024年全年社会意見募集（パブリックコメント）した新規食品添加物（41件）
2024年全年、総計41件の新規食品添加物はCFSAの技術審査を通過し、社会意見募集（パブリックコメント）しました。中に、新規食品栄養強化剤は13件あり、新規食品添加物は3件あり、新規食品工業用酵素製剤は9件あり、新規食品工業用加工助剤は9件あり、新規食品用香料は3件あり、使用範囲、使用量拡大の食品添加物は8件あり、使用範囲拡大の食品栄養強化剤は3件あり、使用範囲拡大の食品工業用加工助剤は1件あります。
（1） 社会意見募集した新規食品栄養強化剤（13件）
名称 | 使用範囲 | 使用量 | 製造菌 | 審査認可状況 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | 01.03.02 調製粉ミルク（児童用粉ミルクに限り） 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.7-2.4 g/L （純品で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） ラクト-N-ネオテトラオース、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli BL21(DE3) ドナー： (Escherichia coli O126)a | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
由来： Escherichia coli K-12 GI724 ドナー： (Bacteroides vulgatus)a | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 | |||
由来： Escherichia coli K-12 MG1655 ドナー： (Helicobacter spp.)a | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 | |||
由来： Escherichia coli BL21（DE3） ドナー： (Bacteroides fragilis)a | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 | |||
由来： Escherichia coli BL21(DE3) ドナー： (Escherichia spp.)a | ||||
由来： Escherichia coli BL21(DE3) ドナー： (Helicobacter spp.)a | CFSA技術審査を通過し、2024年8月14日に社会意見募集 | |||
由来： Escherichia coli W ドナー： (Helicobacter spp.)a | ||||
aは、α-1,2-fucosyltransferaseのドナー | ||||
3'-フコシルラクトース（3’-FL） | 01.03.02 調製粉ミルク（児童用粉ミルクに限り） 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.25-0.9 g/L （純品で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli BL21(DE3) ドナー： (Bacteroidesfragilis)a | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
aは、α-1,3-fucosyltransferaseのドナー | ||||
3'-シアリルラクトースナトリウム塩 （3’-SL） | 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.11-0.24 g/L （3'-シアリルラクトースの量で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、6'-シアリルラクトースナトリウム塩、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli BL21 star (DE3) ドナー： (Saccharomyces cerevisiae)a (Synechocystis sp.)b (Rhodobacter capsulatus)c (Pasteurella multocida)d (Neisseria lactamica)e | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 |
aは、N-acetylglucosamine 6-phosphate N-acetyltransferaseのドナー bは、N-acetylglucosamine-2-epimeraseのドナー cは、N-acetylserotonin synthaseのドナー dは、Adenosine 5’-monophosphate-N-acetylneuraminate synthaseのドナー eは、Alpha-2,3-sialyltransferaseのドナー | ||||
3'-シアリルラクトースナトリウム塩 （3’-SL） | 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.06-0.28 g/L （3'-シアリルラクトースの量で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、6'-シアリルラクトースナトリウム塩、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来: Escherichia coli BL21(DE3) ドナー: (Campylobacter spp.)a (Neisseria spp.)b (Bibersteinia spp.)c | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 |
由来: Escherichia coli W (ATCC 9637) ドナー: (Saccharomyces spp.)d (Synechocystis spp.)e (Rhodobacter spp.)f (Pasteurella spp.)g (Neisseria spp.)h | ||||
由来: Escherichia coli K-12 DH1 MDO ドナー: (Neisseria spp.)i (Campylobacter spp.)j | ||||
a、f、jは、 N-acetylneuraminic acid synthaseのドナー a、jは、UDP-N-acetylglucosamine epimeraseのドナー b、g、jは、CMP-N-acetylneuraminic acid synthaseのドナー c、h、iは、α-2,3-sialyltransferaseのドナー dは、glucosamine-6-phosphate N-acetyltransferaseのドナー eは、N-acetylglucosamine-2-epimeraseのドナー | ||||
6'-シアリルラクトースナトリウム塩 （6’-SL） | 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.14-0.40 g/L （6'-シアリルラクトースの量で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、3'-シアリルラクトースナトリウム塩、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli W NEO6 ドナー： (Saccharomyces cerevisiae)a (Synechocystis sp.)b (Pasteurella multocida)c (Photobacterium damselae)d (Rhodobacter capsulatus)e | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 |
aは、N-acetylglucosamine 6-phosphate N-acetyltransferaseのドナー bは、N-acetylglucosamine-2-epimeraseのドナー cは、Adenosine 5’-monophosphate-N-acetylneuraminate synthaseのドナー dは、Alpha-2,6-sialyltransferaseのドナー eは、N-acetylneuraminate synthaseのドナー | ||||
ラクト-N-ネオテトラオース (LNnT) | 01.03.02 調製粉ミルク（児童用粉ミルクに限り） 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.2-0.6 g/L （純品で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli BL21 star（DE3） ドナー： （Neisseriaspp.）a （Helicobacterspp.）b | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 |
由来： Escherichia coli BL21 star（DE3） ドナー： （Neisseriaspp.）a （Helicobacterspp.）b | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 | |||
aは、β-1,3-N-acetylglucosaminyltransferaseのドナー bは、β-1,4-galactosyltransferaseのドナー | ||||
ラクト-N-テトラオース （LNT） | 01.03.02 調製粉ミルク（児童用粉ミルクに限り） 13.01.01 乳児調製食品 13.01.02 後期乳児及び幼児調製食品 13.01.03 特殊医学用途乳児調整食品 | 0.23-1.82 g/L （純品で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） 2'-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | 由来： Escherichia coli BL21 star(DE3) ドナー： (Neisseria spp.)a (Salmonella spp.)b | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 |
aは、β-1,3-N-acetylglucosaminyltransferaseのドナー bは、β-1,3-galactosyltransferaseのドナー | ||||
β-アラニン | 13.01~13.04を除く他の特殊膳食食品 （運動栄養食品に限り） | 毎日2-4 g | 由来： Escherichia coli K12 MG1655 ドナー： (Corynebacterium glutamicum)a と (Bacillussubtilis)a | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
由来： Escherichia coli K12 MG1655 ドナー： (Bacillussubtilis)b | ||||
aは、aspartate decarboxylaseのドナー bは、L- aspartate α- carboxylaseのドナー | ||||
フラクトオリゴ糖 | 「GB 14880 食品安全国家標準 食品栄養強化剤使用標準」に定める「フラクトオリゴ糖」の規定に従う | / | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 | |
（2） 社会意見募集した新規食品添加物（3件）
名称 | 機能 | 使用範囲 | 最大使用量（g/kg） | 審査認可状況 |
ヒドロキシチロソール | 抗酸化剤 | 02.01.01 植物油脂 | 0.05 | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
ステビア配糖体（酵素法） | 甘味料 | 使用範囲、使用量は「GB2760-2024 食品安全国家標準 食品添加剤使用標準」に従う。単独使用でき、或はステビア配糖体、ステビア配糖体（酵素法）と混合使用でき、使用量はステビオールの当量で計算。 | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 | |
製造菌 | 由来： Escherichia coli BL21(DE3) ドナー： (Taxus canadensisa)a (Stevia rebaudianab)b (Arabidopsis Thalianac)c (Oryza sativad)d | |||
aは、geranylgeranyl pyrophosphate synthaseのドナー bは、pyrophosphoric acid synthase、kaurenoic acid synthase、kaurenoic acid oxidase, and cytochrome P450 oxidoreductase and glycosyltransferaseのドナー cは、cytochrome monooxygenaseのドナー dは、glycosyltransferaseのドナー | ||||
ブチル化ヒドロキシトルエン（BHT） | 抗酸化剤 | 使用範囲、使用量は「GB 2760-2024 食品安全国家標準 食品添加剤使用標準」に従う。 | CFSA技術審査を通過し、2024年8月14日に社会意見募集 | |
（3） 社会意見募集した新規食品工業用酵素製剤（9件）
名称 | 由来 | ドナー | 審査認可状況 |
D-プシコース3-エピメラーゼ D-psicose 3-epimerase | Bacillus subtilis | Ruminococcussp. 5_1_39B_FAA | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 |
グルコアミラーゼ Glucoamylase | Aspergillus niger | Penicilliumoxalicum | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
セリンプロテアーゼ Serine protease | Fusarium venenatum | Fusariumoxysporum | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
リパーゼ Lipase | Komagataella phaffi | Aspergillus oryzae | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
グルタミントランスアミナーゼ Glutamine transaminase | Bacillus licheniformis | Streptomyces mobaraensis | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
ホスホジエステラーゼI Phosphodiesterase I | Leptographium procerum | — | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
リパーゼ Lipase | Komagataella phaffi | Streptomyces sp. | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
ペルオキシダーゼ Peroxidase | Aspergillus niger | Marasmius scorodonius | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 |
キシラナーゼ Xylanase | Aspergillus niger | Rasamsoniaemersonii | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 |
（4） 社会意見募集した新規食品工業用加工助剤（1件）
名称 | 機能 | 使用範囲 | 審査認可状況 |
塩化メチレン | 抽出溶剤 | 茶葉のカフエイン脱去工程 （残留量≤2mg/kg） | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
（5） 社会意見募集した新規食品用香料（3件）
名称 | 使用量及び使用範囲 | 審査認可状況 |
4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3-(2H)-フラネオール | 品質規格要求は、ラムノースを原材料として製造される食品添加物4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3-(2H)-フラネオールに適用。その他の内容は「GB28365 食品安全国家標準 食品添加剤 4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3-(2H)-フラネオール」に従う。 | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
トランス-アネトール （合成法） | 食品用香料に調製されて各類食品に使用 （GB 2760-2014 表B.1の食品類別は除く） 製造必要に応じて適量使用 | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
ヒドロキシシトロネラール | 食品用香料に調製されて各類食品に使用 （GB 2760-2014 表B.1の食品類別は除く） 製造必要に応じて適量使用 | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
（6）社会意見募集した使用範囲拡大の食品栄養強化剤（3件）
名称 | 使用範囲 | 最大使用量 | 審査認可状況 |
(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩 | 13.05 13.01~13.04を除く他の特殊膳食食品 （妊婦及び乳母栄養補充食品のみ） | 「GB 31601 食品安全国家標準 妊婦及び乳母栄養補充食品」中の葉酸に関する規定に従う | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
クエン酸第一鉄ナトリウム | 「鉄」の化合物源として、「GB 14880 食品安全国家標準 食品栄養強化剤使用標準」に定める「鉄」の状況に従う | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 | |
2'-フコシルラクトース | 13.02.01 乳幼児谷類補助食品 13.02.02 乳幼児缶装補助食品 | 0.7-2.4 g/L （純品で計算。即食状態で計算。粉末製品は希釈倍数に基づいて使用量を換算） ラクト-N-ネオテトラオース、オリゴガラクトース、オリゴフルクトース、ポリフルクトース、ラフィノースと共に使用する時、該類物質の総量は「≤64.5 g/kg」となる。 | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
（7）社会意見募集した使用範囲拡大の食品添加物（８件）
名称 | 使用範囲 | 最大使用量（g/kg） | 審査認可状況 |
ポリリシノール酸ポリグリセロール | 01.05.03 調製クリーム | 10.0 | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
シクラミン酸ナトリウム | 01.02.02 風味発酵乳 | 0.65 （シクラミン酸の量で計算） | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
16.07 その他（コンニャクゲル製品に限る） | 1.0 （シクラミン酸の量で計算） | ||
ステビオ配糖体 | 01.03.02 調製粉乳と調製クリームパウダー | 0.3 （ステビオールの当量で計算） | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
01.06.04 プロセスチーズ | 0.4 （ステビオールの当量で計算） | ||
04.03.02.03 食用菌と食用藻類の漬物 | 0.23 （ステビオールの当量で計算） | ||
06.07 インスタント米麺製品 | 0.4 （ステビオールの当量で計算） | ||
カードラン | 01.05.03 調製クリーム | 製造必要に応じて適量使用 | CFSA技術審査を通過し、2024年8月14日に社会意見募集 |
16.05 食品加工用菌種製剤（16.04は除く） | |||
ステビア配糖体（酵素法） | 使用範囲、使用量は「GB 2760-2024 食品安全国家標準 食品添加剤使用標準」に従って執行。 単独使用可。ステビア配糖体と混合使用も可。 使用制限量はステビオールの当量で計算。 | CFSA技術審査を通過し、2024年8月14日に社会意見募集 | |
スクラロース | 04.01.02.08 飴菓子 | 2.8 | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
アセチルスルホン酸カリウム | 14.08 風味飲料 | 0.5 （即食状態で計算。相応固体飲料は希釈倍数に基づいて使用量を換算） | CFSA技術審査を通過し、2024年9月26日に社会意見募集 |
酸化マグネシウム | 04.01.01. 02 表面を処理した新鮮なフルーツ （柑橘類に限り） | 製造必要性に応じて適量使用 | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 |
（8） 社会意見募集した使用範囲拡大の食品工業用加工助剤（1件）
名称 | 機能 | 使用範囲 | 審査認可状況 |
過酸化ケイ素 | 脱硫剤 | 酵母相関製品の加工工程 | CFSA技術審査を通過し、2024年10月24日に社会意見募集 |
4. 2024年全年正式認可した新規食品添加物（30件）
2024年全年、中国NHCは総計30件の新規食品添加物を認可しました。相関状況は以下の通りです。
（1）正式認可した新規食品栄養強化剤（8件）
名称 | 製造菌由来 | 製造菌ドナー | 社会意見募集、認可公告 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Escherichia coli BL21(DE3) | （Helicobacter pylori）a | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Escherichia coli BL21 star (DE3) | (Escherichia coliO126) a | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Corynebacterium glutamicumATCC 13032 | (Pseudopedobactersaltans) a | CFSA技術審査を通過し、2023年8月23日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Escherichia coli K-12 GI724 | (Bacteroides vulgatus)a | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Escherichia coli BL21(DE3) | (Bacteroides fragilis)a | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
2'-フコシルラクトース（2’-FL） | Escherichia coli BL21(DE3) | (Escherichia spp.)a | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
以上6つ aは、α-1,2-fucosyltransferaseのドナー 2'-フコシルラクトースの使用量、使用範囲、品質規格要求は中国国家衛生健康委員会（NHC）2023 年第 8 号公告に従う（付録Cの2'-フコシルラクトースの製造菌情報は除く）。 | |||
ラクト-N-ネオテトラオース（LNnT） | Escherichia coli BL21 star（DE3） | （Neisseriaspp.）a （Helicobacterspp.）b | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 |
aは、β-1,3-N-acetylglucosaminyltransferaseのドナー bは、β-1,4-galactosyltransferaseのドナー ラクト-N-ネオテトラオースの使用量、使用範囲、品質規格要求は中国国家衛生健康委員会（NHC）2023 年第 8 号公告に従う（付録Cのラクト-N-ネオテトラオースの製造菌情報は除く） | |||
名称 | 使用範囲 | 使用量 | 社会意見募集、認可公告 |
D-リボース | 13.05 13.01~13.04を除く他の特殊膳食食品（運動栄養食品のみ） | 1～2g/日 | CFSA技術審査を通過し、2021年10月21日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
（2） 正式認可した新規食品添加物（4件）
名称 | 機能 | 使用範囲 | 最大使用量（g/kg） | 社会意見募集、認可公告 |
混合トコトリエノール濃縮物 | 抗酸化剤 | 02.01.01 植物油脂 | 0.2 （総トコフェロールと総トコトリエノールの量で計算） | CFSA技術審査を通過し、2023年6月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
ステビオール（酵素法） | 甘味料 | 01.01.03 調製乳 | 0.18 （ステビオールの当量で計算。単独使用可、ステビオールと混合使用も可） | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
01.02.02 風味発酵乳 | 0.2 （ステビオールの当量で計算。単独使用可、ステビオールと混合使用も可） | |||
03.01 アイスクリーム類 | 0.5 （ステビオールの当量で計算。単独使用可、ステビオールと混合使用も可） | |||
05.02.01 ガムベースキャンデー | 3.5 （ステビオールの当量で計算。単独使用可、ステビオールと混合使用も可） | |||
14.0 飲料類 （14.01包装飲用水、14.02.01果物野菜汁（浆）、14.02.02濃縮果物野菜汁（浆）は除く） | 0.2 （ステビオールの当量で計算。即飲状態で計算、固体飲料は希釈倍数に基づいて換算。単独使用可、ステビオールと混合使用も可） | |||
製造菌 | 由来： Escherichia coli BL21 (DE3) ドナー： （Methylocaldum Szegediense）a （Stevia rebaudiana Bertoni）b （Solanum tuberosum）c | |||
aは、sucrosesynthetaseのドナー bは、β-1,3-glycosyltransferaseのドナー cは、β-1,2-glycosyltransferaseのドナー | ||||
ヒドロキシチロソール | 抗酸化剤 | 02.01.01 植物油脂 | 0.05 | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
塩化メチレン | 抽出溶剤 | 茶葉のカフエイン脱去工程 （残留量≤2mg/kg） | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 | |
（3）正式認可した新規食品工業用酵素製剤（7件）
名称 | 由来 | ドナー | 社会意見募集、認可公告 |
D-プシコース3-エピメラーゼ D-psicose 3-epimerase | Bacillus subtilis | Clostridium scindens ATCC35704 | CFSA技術審査を通過し、2023年12月29日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ Cyclomaltodextin glucanotransferase | Anoxybacillus caldiproteolyticus | — | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
セルラーゼ Cellulase | Penicillium oxalicum | — | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
D-プシコース3-エピメラーゼ D-psicose 3-epimerase | Bacillus subtilis | Ruminococcussp. 5_1_39B_FAA | CFSA技術審査を通過し、2023年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 |
グルコアミラーゼ Glucoamylase | Aspergillus niger | Penicilliumoxalicum | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
セリンプロテアーゼ Serine protease | Fusarium venenatum | Fusariumoxysporum | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
リパーゼ Lipase | Komagataella phaffi | Aspergillus oryzae | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
※ 食品工業用酵素製剤の品質規格要求は「GB1886.174 食品安全国家標準 食品添加剤 食品工業用酵素剤」の規定に合致しなければならない。
（4） 正式認可した新規食品用香料（1件）
名称 | 使用量及び使用範囲 | 社会意見募集、認可公告 |
4-ヒドロキシ-2,5-ジメチル-3-(2H)-フラネオール | 食品用香料に製造された後に各類食品に使用 （GB 2760表B.1の食品類別は除く） 製造必要性に応じて適量使用 | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
（5）正式認可した使用範囲、使用量拡大の食品添加物（8件）
名称 | 機能 | 使用範囲 | 最大使用量（g/kg） | 社会意見募集、認可公告 |
アルギン酸プロパンジオールエステル | 増粘剤 | 06.05.02.01 春雨、(平たいひも状の)春雨 | 1.5 | CFSA技術審査を通過し、2023年8月23日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
06.05.02.04 粉圓（タピオカボール） | ||||
ポリオキシエチレン（20）ソルビトールモノオレエート（別名：ツウェイン80） | 乳化剤 | 16.03 コラーゲンタンパクケーシング | 0.5 | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
アスコルビン酸パルミチン酸（酵素法） | 抗酸化剤 | 01.03.02 調製粉乳と調製クリームパウダー | 0.2 （脂肪中のアスコルビン酸の量で計算） | CFSA技術審査を通過し、2023年12月29日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
07.01 パン | 0.2 | |||
14.05.01 茶（類）飲料 | 0.2 （即食状態で計算。固体飲料は希釈倍数に基づいて換算） | |||
ローズマリーエキス | 抗酸化剤 | 04.05.02 加工ナッツ及び種子類 | 0.3 | CFSA技術審査を通過し、2023年10月26日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
スクラロース | 甘味料 | 04.05.02.01.01 殻付いた調理済みナッツ及び種子類 | 4.0 | CFSA技術審査を通過し、2023年12月29日に社会意見募集 2024年3月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第2号」 |
04.05.02.01.02 殻取った調理済みナッツ及び種子類 | 2.0 | |||
ポリリシノール酸ポリグリセロール | 乳化剤 | 01.05.03 調製クリーム | 10.0 | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年8月5日に正式認可し、認可公告は「2024年第3号」 |
シクラミン酸ナトリウム | 甘味料 | 01.02.02 風味発酵乳 | 0.65 （シクラミン酸の量で計算） | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
16.07 その他（コンニャクゲル製品に限る） | 1.0 （シクラミン酸の量で計算） | |||
ステビオ配糖体 | 甘味料 | 01.03.02 調製粉乳と調製クリームパウダー | 0.3 (ステビオールの当量で計算) | CFSA技術審査を通過し、2024年6月24日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
01.06.04 プロセスチーズ | 0.4 (ステビオールの当量で計算) | |||
04.03.02.03 食用菌と食用藻類の漬物 | 0.23 (ステビオールの当量で計算) | |||
06.07 インスタント米麺製品 | 0.4 (ステビオールの当量で計算) |
（6）使用範囲、使用量拡大の食品栄養強化剤（2件）
名称 | 使用範囲 | 最大使用量 | 社会意見募集、認可公告 |
クエン酸第一鉄ナトリウム | 「鉄」の化合物源として、「GB 14880 食品安全国家標準 食品栄養強化剤使用標準」に定める「鉄」の状況に従う。 | CFSA技術審査を通過し、2024年5月10日に社会意見募集 2024年10月10日に正式認可し、認可公告は「2024年第5号」 | |
(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩 | 13.05 13.01~13.04を除く他の特殊膳食食品 （妊婦及び乳母栄養補充食品のみ） | 「GB 31601 食品安全国家標準 妊婦及び乳母栄養補充食品」中の葉酸に関する規定に従う。 | CFSA技術審査を通過し、2024年3月13日に社会意見募集 2024年12月13日に正式認可し、認可公告は「2024年第6号」 |
CIRSの考え
2024年全年新規食品添加物登録申請の受理件数、社会意見募集（パブリックコメント）件数は、2023年全年の状況より数が増えます。そして、2024年全年新規食品添加物登録申請の認可件数は、2023年全年の状況と大体同じです。また、2024年に正式認可した新規食品添加物の中に、ヒト母乳オリゴ糖（HMO）が一杯で、しかも、申請企業も主に中国企業です。HMO産業化技術はもう国内食品業界の「難題」ではないことが見られます。2024年、6件の2’-FL、1件のLNnTは再び正式認可しただけではなくて、異なり製造菌由来の2’-FL、3-FL、LNT、LNnT、3’-SL、6’-SLなどもCFSA技術審査を通過して、社会意見募集（パブリックコメント）しました。
2024年全年新規食品添加物登録申請および審査認可の状況から見ると、申請件数の増加に伴い、中国当局の審査も顕著的に速めています。でも、HMO類物質の通りに、受理件数が増えても認可件数が必ず増えることではありません。従いまして、申請企業は物質の安全性と使用必要性などの方面からきちんと準備し、全面的な申請資料を提出することをお勧めします。
注
- データ由来：中国国家衛生健康委員会（NHC）公的サイド
- NHC公的サイドのデータ公開は遅延可能性があるので、当文章の統計件数は参考のみです。詳細は政府機関のウェブサイド情報をご確認ください。
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