2025年07月10日まで、中国国家衛生健康委員会(NHC)は「三新食品」の形式で3件の公告(2025年第1号、2025年第3号、2025年第4号)を公布し、新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質を含む総計51件の新規物質を正式認可しました。中に、新規食品添加物(使用範囲拡大の申請を含む)は総計23件あります。
CIRSは2025年上半期中国新規食品添加物の受理状況および審査認可状況を紹介します。
1. 2025年上半期中国新規食品添加物の総体状況(登録申請受理、社会意見募集、正式認可)
2025年上半期、中国NHCは総計62件の新規食品添加物登録申請(使用範囲拡大の申請も含む)を受理します。また、総計21件の新規食品添加物は中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA)の技術審査を通過し、社会意見募集(パブリックコメント)しました。あと、中国NHCは総計23件の新規食品添加物登録申請(使用範囲拡大の申請も含む)を正式認可しました。

2. 2025年上半期登録申請受理した新規食品添加物(62件)
2025年上半期、中国NHCは総計62件の新規食品添加物登録申請(使用範囲拡大の申請も含む)を受理しました。全ての受理番号は「卫食添新申字」の形式で開示しますので、中国国産か輸入製品か区別できません。中に、既に審査意見告知書を貰った物質は13件あり、他の物質は延期や社会意見募集済みの状態です。
3. 2025年上半期社会意見募集(パブリックコメント)した新規食品添加物(21件)
2025年上半期、総計21件の新規食品添加物はCFSAの技術審査を通過し、社会意見募集(パブリックコメント)しました。中に、新規食品栄養強化剤は6件あり、新規食品添加物は2件あり、新規食品工業用酵素製剤は4件あり、使用範囲、使用量拡大の食品添加物は4件あり、使用範囲拡大の食品栄養強化剤は2件あり、使用範囲拡大の食品工業用加工助剤は3件あります。
4. 2025年上半期正式認可した新規食品添加物(23件)
2025年上半期、中国NHCは総計23件の新規食品添加物を認可しました。中に、新規食品栄養強化剤は4件あり、新規食品添加物は1件あり、新規食品工業用酵素製剤は7件あり、新規食品用香料は1件あり、使用範囲、使用量拡大の食品添加物は4件あり、使用範囲拡大の食品栄養強化剤は1件あり、使用範囲拡大の食品工業用加工助剤は4件あり、品質規格要求訂正の食品添加物は1件あります。
2025年上半期に登録申請受理、社会意見募集、正式認可の新規食品添加物の詳細内容について、CIRSは無料報告(中国語)を作成しました。報告をお申込みの方はfood@cirs-group.comにご連絡ください。
CIRSの考え
2025年上半期新規食品添加物登録申請の受理件数、社会意見募集(パブリックコメント)件数は、去年同時期の状況と大体同じです。ただし、2025年上半期新規食品添加物登録申請の認可件数は、去年同時期のより倍増となります。中に、ヒト母乳オリゴ糖(HMOs)と酵素製剤は76%を占め、しかも、その製造工程はほぼ遺伝子組換え微生物に関わります。食品添加物分野に合成生物学技術の凄まじい勢いが見られます。
中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA、NHC傘下)が「食品加工用遺伝子修飾微生物安全性評価申請資料要求(試行)」を公表したことに伴い、遺伝子組換え微生物の審査認可は穏やかに進行しています。申請期間を短縮する為に、申請企業は遺伝子組換え微生物に関する資料を十分的に準備し、製品安全性と使用必要性の内容もきちんと準備すべきだと考えております。
注:データ統計する時は漏れる可能性があるので、当文章の統計件数は参考のみです。詳細は政府機関のウェブサイド情報をご確認ください。
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