2025年07月02日まで、中国国家衛生健康委員会(NHC)は「三新食品」の形式で3件の公告(2025年第1号、2025年第3号、2025年第4号)を公布し、新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質を含む総計51件の新規物質を正式認可しました。中に、新食品原料は12件あります。
また、中国国家衛生健康委員会(NHC)および中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA)の公開情報によりますと、2024年全年に、中国当局は、
- 33件の新食品原料登録申請を受理
- 6件の食品原料を審査終止
- 8件の新食品原料について社会意見募集稿(パブリックコメント)をリリース
CIRSは2025年上半期中国新食品原料の受理状況および審査認可状況を紹介します。
1. 2025年上半期登録申請受理した新食品原料(33件)
2025年上半期、中国NHCは総計33件の新食品原料登録申請を受理しました。それぞれの技術審査状態は以下の通りです。
NO. | 受理時間 | 受理番号 | 名称 | 技術審査状態 |
1 | 2025-01-06 | 卫食新申字(2025) 第0001号 | 植物ステロール | 2025-05-29 延期 |
2 | 2025-01-17 | 卫食新申字(2025) 第0002号 | オキアミオイル | 2025-05-29 延期 |
3 | 2025-01-22 | 卫食新申字(2025) 第0003号 | 褐藻オリゴ糖 | 2025-02-21 延期 |
4 | 2025-01-24 | 卫食新申字(2025) 第0004号 | 天山雪蓮細胞培養物 | 2025-05-29 延期 |
5 | 2025-01-24 | 卫食新申字(2025) 第0005号 | エルゴチオネイン | 2025-05-29 延期 |
6 | 2025-01-24 | 卫食新申字(2025) 第0006号 | L-テアニン | 2025-05-29 延期 |
7 | 2025-02-05 | 卫食新申字(2025) 第0007号 | セリシンタンパク | 2025-05-29 延期 |
8 | 2025-02-06 | 卫食新申字(2025) 第0008号 | N-アセチルノイラミン酸 | 2025-02-21 延期 |
9 | 2025-02-06 | 卫食新申字(2025) 第0009号 | β-ラクトグロブリン(非動物由来) | 2025-03-31 延期 |
10 | 2025-02-07 | 卫食新申字(2025) 第0010号 | フザリウム・ベネナタムタンパク | 2025-02-21 延期 |
11 | 2025-02-08 | 卫食新申字(2025) 第0011号 | ラクトバチルス・パラカゼイN1115 | 2025-03-31 延期 |
12 | 2025-02-10 | 卫食新申字(2025) 第0012号 | L-エルゴチオネイン | 2025-05-29 延期 |
13 | 2025-02-11 | 卫食新申字(2025) 第0013号 | 青銭柳葉抽出物 | 社会意見募集待ち |
14 | 2025-02-14 | 卫食新申字(2025) 第0014号 | ヤマブシタケBCRC35669菌糸体 | 2025-03-31 審査意見告知书 |
15 | 2025-02-18 | 卫食新进申字(2025) 第0001号 | ビフィドバクテリウム・ビフィダムBGN4 | 2025-03-31 延期 |
16 | 2025-03-03 | 卫食新申字(2025) 第0015号 | グリーンコーヒー豆抽出物 | 2025-03-31 延期 |
17 | 2025-03-11 | 卫食新申字(2025) 第0016号 | ビフィドバクテリウム・ロンガム亜種インファンティス YLGB-1496 | 2025-03-31 延期 |
18 | 2025-03-20 | 卫食新申字(2025) 第0017号 | L-α-グリセリルホスホリルコリン | 2025-03-31 延期 |
19 | 2025-03-24 | 卫食新进申字(2025) 第0002号 | プロアントシアニジン | 2025-03-31 延期 |
20 | 2025-04-22 | 卫食新申字(2025) 第0019号 | 青銭柳葉抽出物 | 2025-05-29 延期 |
21 | 2025-04-27 | 卫食新申字(2025) 第0020号 | タウリン胆汁酸類複合物 | 2025-06-05 審査意見告知书 |
22 | 2025-05-09 | 卫食新申字(2025) 第0021号 | 納豆菌VB205 | 2025-05-29 延期 |
23 | 2025-05-21 | 卫食新申字(2025) 第0022号 | フザリウム・ベネナタムTB01菌株发酵菌糸体タンパク | 2025-05-29 延期 |
24 | 2025-05-21 | 卫食新申字(2025) 第0023号 | 藤茶ポリフェノール | 2025-05-29 延期 |
25 | 2025-05-22 | 卫食新进申字(2025) 第0003号 | グルコシルヘスペリジン | 2025-06-05 延期 |
26 | 2025-05-23 | 卫食新进申字(2025) 第0004号 | マグロのアンセリン | 2025-06-05 延期 |
27 | 2025-05-23 | 卫食新申字(2025) 第0024号 | N-アセチルノイラミン酸 | 2025-06-05 延期 |
28 | 2025-05-23 | 卫食新申字(2025) 第0025号 | クロレラ・プロトセコイデス(黄色) | 2025-06-05 延期 |
29 | 2025-06-03 | 卫食新申字(2025) 第0026号 | 青銭柳葉抽出物 | 社会意見募集待ち |
30 | 2025-06-19 | 卫食新申字(2025) 第0027号 | オキアミオイル | 社会意見募集待ち |
31 | 2025-06-24 | 卫食新进申字(2025) 第0005号 | バナナの花 | 社会意見募集待ち |
32 | 2025-06-26 | 卫食新进申字(2025) 第0006号 | ストレプトコッカス・サリバリウスK12 | 社会意見募集待ち |
33 | 2025-06-26 | 卫食新进申字(2025) 第0007号 | ストレプトコッカス・サリバリウスM18 | 社会意見募集待ち |
2. 2025年上半期社会意見募集(パブリックコメント)した新食品原料(8件)
2025年07月02日まで、総計8件の新食品原料はCFSAの技術審査を通過し、社会意見募集しました。
ここに、社会意見募集済み、まだ正式認可していない4件の新食品原料をまとめます。D-プシコースなど4件の新食品原料は社会意見募集した後に既に正式認可しましたので、本文の第三部分にまとめます。
(1) オリーブ果実ポリフェノ—ル(公告草案)
名称 | オリーブ果実ポリフェノ—ル |
英語名称 | Olive fruit polyphenols |
基本情報 | 由来:オリーブ(Oleaeuropaea L.) |
製造工程 | オリーブ果実を原材料として、アルコール抽出、濾過、濃縮、脱脂、乾燥、粉砕などの工程で製造される。 |
推奨摂取量 | ≤600mg/日 (総ポリフェノ—ル含有量10g/100gで計算。当含有量に超える場合は実際含有量に基づき換算) |
説明 |
|
受理期日 | 2021-11-22受理 受理番号:卫食新进申字(2021)第0010号 受理名称:オリーブ果実抽出物(オリーブ果実ポリフェノ—ルに名称変更) |
社会意見募集期日 | 2025-01-06 |
(2) ルテインエステル(公告草案)
名称 | ルテインエステル |
英語名称 | Lutein esters |
基本情報 | 由来:アフリカンマリーゴールド(Tagetes erecta L.)の花 構造式
CAS No.:547-17-1 分子式: C72H116O4 相対分子量: 1045.71 |
製造工程 | アフリカンマリーゴールド(Tagetes erecta L.)の花を原材料として、脱水粉砕、溶剤抽出、純化、真空濃縮などで製造される。 |
推奨摂取量 | ≤36 mg/日(ルテインジパルミテートの量で計算) |
他の説明 |
|
受理期日 | 2024-03-18受理 受理番号:卫食新进申字(2024)第0003号 |
社会意見募集期日 | 2025-03-21 |
(3) カメリナ種子油(公告草案)
名称 | カメリナ種子油 |
英語名称 | Camelina seed oil |
基本情報 | 由来:カメリナ(Camelina sativa (L.) Crantz.)の種子 |
製造工程 | カメリナの種子を原材料として、選別、圧搾、沈殿、濾過などで製造される。 |
他の説明 |
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受理期日 | 2024-05-15受理 受理番号:卫食新申字(2024)第0007号 |
社会意見募集期日 | 2025-05-09 |
(4) エルダーベリーアントシアニン(公告草案)
名称 | エルダーベリーアントシアニン |
英語名称 | Elderberry anthocyanins |
基本情報 | 由来:エルダーベリーアントシアニン(Sambucus nigra L.) |
製造工程 | エルダーベリーアントシアニンの果実を原材料として、酵素分解、圧搾、フィルム濾過、殺菌、乾燥などで製造される。 |
推奨摂取量 | ≤3.2 g/日(総アントシアニンの含有量が10 g/100 gに従って計算。当含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
他の説明 |
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受理期日 | 2021-09-09受理 受理番号:卫食新进申字(2021)第0005号 受理名称:エルダーベリー抽出物(エルダーベリーアントシアニンに名称変更) |
社会意見募集期日 | 2025-05-09 |
3. 2025年上半期正式認可した新食品原料(12件)
2025年07月02日まで、正式認可した新食品原料は総計12件あります。詳細は以下の通りです。
(1) ステビアポリフェノ—ル
名称 | ステビアポリフェノ—ル |
英語名称 | Stevia polyphenols |
基本情報 | 由来:ステビア(Stevia rebaudiana Bertoni)の葉 |
製造工程 | ステビアの葉を原材料として、アルコール抽出、濾過、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤500 mg/日(総ポリフェノ—ルの量で計算) |
説明 |
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受理期日 | 2023-09-07受理 受理番号:卫食新申字(2023)第0015号 受理名称:ステビア抽出物(ステビアポリフェノ—ルに名称変更) |
社会意見募集期日 | 2024-06-14 |
公告認可期日 | 2025-02-10 2025年 第1号 |
(2) レモンマートル葉
名称 | レモンマートル葉 |
英語名称 | Lemon myrtle leaf |
基本情報 | 由来:レモンマートル(Backhousia citriodora F. Muell)の葉 |
製造工程 | レモンマートルの葉を原材料として、摘取り、選択、洗浄、乾燥などの工程で製造。 |
説明 |
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受理期日 | 2024-04-29受理 受理番号:卫食新进申字(2024)第0004号 |
社会意見募集期日 | 2024-08-28 |
公告認可期日 | 2025-02-10 2025年 第1号 |
(3) マキベリーアントシアニン
名称 | マキベリーアントシアニン |
英語名称 | Maqui Berry anthocyanins |
基本情報 | 由来:ホルトノキ科マキベリー(Aristoteliachilensis)の果実 |
製造工程 | マキベリーの果実を原材料として、熱水抽出、濾過、純化、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤900 mg/日(総アントシアニン含有量が「35 g/100g」の場合で計算。この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
|
受理期日 | 2022-03-29受理 受理番号:卫食新进申字(2022)第0001号 |
社会意見募集期日 | 2024-08-28 |
公告認可期日 | 2025-02-10 2025年 第1号 |
(4) 小麦極性脂質
名称 | 小麦極性脂質 |
英語名称 | Wheat polar lipids |
製造工程 | 小麦粉を原材料として、アルコール抽出、アセトン沈澱、分離、乾燥、粉砕などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤30 mg/日(ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)含有量が「40 g/100g」の場合で計算。この含有量に超える場合は実際含有量に従って換算) |
説明 |
|
受理期日 | 2021-09-22受理 受理番号:卫食新进申字(2021)第0007号 |
社会意見募集期日 | 2024-08-28 |
公告認可期日 | 2025-02-10 2025年 第1号 |
(5) β-ヒドロキシ-β-酪酸メチルカルシウム
名称 | β-ヒドロキシ-β-酪酸メチルカルシウム |
英語名称 | Calcium β-hydroxy-β-methyl butyrate (CaHMB) |
基本情報 | 構造式:
分子式:C10H18O6Ca•H2O 分子量:292 |
製造工程 | 次亜塩素酸ナトリウム、ジアセトンアルコール、塩酸、酢酸エチル、アルコール、水酸化カルシウムを主要原料として、酸化合成、酸性化、抽出、中和反応、遠心分離、乾燥などの工程で製造される。 |
摂取推奨量 | ≤6 g/日 |
説明 |
|
受理期日 | 2020-06-15受理 受理番号:卫食新进申字(2021)第0007号 |
社会意見募集期日 | 2022-10-21 |
公告認可期日 | 2025-02-10 2025年 第1号 |
(6) 桜花ポリフェノ—ル
名称 | 桜花ポリフェノ—ル |
英語名称 | Sakura polyphenols |
基本情報 | 由来:桜(Prunusserrulata var. lannesiana (Carrière) Makino)の花 |
製造工程 | 桜花を原材料として、アルコール抽出、濾過、濃縮、乾燥、粉砕などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤350 mg/日(総ポリフェノ—ル含有量が「12 g/100 g」で計算、当含有量に超える場合は実際含有量に基づき換算) |
説明 |
|
受理期日 | 2024-07-22受理 受理番号:卫食新进申字(2024)第0005号 受理名称:桜花抽出物(桜花ポリフェノ—ルに名称変更) |
社会意見募集期日 | 2024-10-24 |
公告認可期日 | 2025-05-07 2025年 第3号 |
(7) 黒麦花粉
名称 | 黒麦花粉 |
英語名称 | Rye pollen |
基本情報 | 由来:黒麦(Secale CerealeL.) |
製造工程 | 黒麦を基原植物として、花粉収集、乾燥、粉砕、濾過などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤1.5 g/日 |
説明 |
|
受理期日 | 2021-10-25受理 受理番号:卫食新进申字(2021)第0008号 |
社会意見募集期日 | 2023-01-12 |
公告認可期日 | 2025-05-07 2025年 第3号 |
(8) D-プシコース
名称 | D-プシコース |
英語名称 | D-Psicose/D-Allulose |
基本情報 | 構造式
CAS No.:551-68-8 分子式: C6H12O6 相対分子量: 180.16 |
製造工程 | 製造工程1:ブドウ糖またはショ糖を原材料として、大腸菌AS10(Escherichia coli AS10)で発酵、純化、乾燥などの工程で製造される。 製造工程2:果糖を原材料として、使用認可されるD-プシコース3-エピメラーゼで転化、脱色、分離、純化、結晶、乾燥などの工程で製造される。 |
摂取推奨量 | ≤20 g/日 |
説明 |
|
社会意見募集期日 | 2025-03-21 |
公告認可期日 | 2025-07-02 2025年 第4号 |
(9) サッカロマイセス・セレビシエCNCM I-3799
名称 | サッカロマイセス・セレビシエCNCM I-3799 |
英語名称 | Saccharomyces cerevisiae CNCM I-3799 |
基本情報 |
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受理期日 | 2024-03-13受理 受理番号:卫食新进申字(2024)第0002号 |
社会意見募集期日 | 2025-01-06 |
公告認可期日 | 2025-07-02 2025年 第4号 |
(10) ビフィドバクテリウム・アニマリス・ラクティスBLa80
名称 | ビフィドバクテリウム・アニマリス・ラクティスBLa80 |
英語名称 | Bifidobacterium animalis subsp.lactis BLa80 |
製造工程 |
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社会意見募集期日 | 2025-03-21 |
公告認可期日 | 2025-07-02 2025年 第4号 |
(11) ビフィドバクテリウム・ロンガム・インファンティスLMG 11588
名称 | ビフィドバクテリウム・ロンガム・インファンティスLMG 11588 |
英語名称 | Bifidobacterium longum subsp. infantis LMG11588 |
製造工程 |
|
社会意見募集期日 | 2025-03-21 |
公告認可期日 | 2025-07-02 2025年 第4号 |
(12) ヒアルロン酸ナトリウム(抽出法)
名称 | ヒアルロン酸ナトリウム(抽出法) |
英語名称 | Sodium hyaluronate (extract) |
基本情報 | 由来:家禽の鶏(Gallus gallus domesticus)の冠 |
製造工程 | 家禽の鶏の冠を原材料として、切断、酵素分解、濾過、濃縮、純化、乾燥、研磨などの工程で製造される。 |
摂取推奨量 | ≤300 mg/日 (ヒアルロン酸ナトリウムの含有量が「60g/100g」で計算。当含有量に超える場合は実際含有量で換算) |
説明 |
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受理期日 | 2024-01-02受理 受理番号:卫食新进申字(2024)第0001号 受理名称:鶏冠抽出物(ヒアルロン酸ナトリウム(抽出法)に名称変更) |
社会意見募集期日 | 2024-10-24 |
公告認可期日 | 2025-07-02 2025年 第4号 |
4. 2025年上半期審査終止した食品原料(6件)
2025年07月02日まで、審査終止目録に新規収載した原料は6件あり、関連した審査終止意見は以下の通りです。今まで、審査終止目録に収載した原料は総計88件あります。
CIRSコメント:一般的に、申請企業にとって、「審査終止」中の「普通食品として管理」、「実質同等」及び「地方特色食品として管理」という結果を取得したら、「認可取得」と同様です。
(1) ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
製品名称 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 |
審査意見 | 本製品は、Hyphomicrobium denitrificans JCSS230201菌株で発酵、濾過、純化、脱色、結晶、乾燥などの工程で製造される。2023年第8号公告で認可したピロロキノリンキノン二ナトリウム塩と実質同等性があり、製造工程以外、他の要求は公告認可したピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の内容に従って執行。 |
受理期日 | 2024-07-02 受理番号:卫食新申字(2024)第0013号 |
(2) ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
製品名称 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 |
審査意見 | 本製品は、Hyphomicrobium denitrificans MQ004-2菌株で発酵、濾過、純化、脱色、結晶、乾燥などの工程で製造される。2023年第8号公告で認可したピロロキノリンキノン二ナトリウム塩と実質同等性があり、製造工程以外、他の要求は公告認可したピロロキノリンキノン二ナトリウム塩の内容に従って執行。 |
受理期日 | 2024-05-10 受理番号:卫食新申字(2024)第0006号 |
(3) グルタチオン酵母(グルタチオン富む酵母に名称変更)
製品名称 | グルタチオン富む酵母 |
審査意見 | 本製品は、ビール酵母(Saccharomyces Cerevisiae)を菌種として、培養、発酵、酵素分解、遠心分離執行(又は不執行)、乾燥などの工程で製造される。主要成分はタンパク質、グルタチオンで、しかも、脂肪、アミノ酸、ミネラルなども含まれます。本製品は「酵母製品品質要求第2部部分:酵母加工製品」(GB/T20886.2—2021)の要求に従って執行。 |
受理期日 | 2024-07-19 受理番号:卫食新申字(2024)第0015号 |
(4) 梁河滇皀莢
製品名称 | 梁河滇皀莢 |
審査意見 | 本製品は地方伝統食用習慣あり、「食品安全法」第29条に従い、審査終止。 |
受理期日 | 2024-11-21 受理番号:卫食新申字(2024)第0021号 |
(5) N-アセチルノイラミン酸
製品名称 | N-アセチルノイラミン酸 |
審査意見 | 本製品は、大腸菌SAIS107(Escherichia coli SAIS107)を発酵菌種(由来は大肠菌Escherichia coli BL21(DE3)、ドナーはPisum sativumとEscherichia coliとCampylobacter jejuni)として、食品級ブドウ糖とグリセリンを原材料として、菌体発酵、濾過、殺菌、純化などの工程で製造される。2017年第7号公告で認可したN-アセチルノイラミン酸と実質同等性があり、審査終止。公告認可したN-アセチルノイラミン酸の相関内容に従って執行。 |
受理期日 | 2025-02-06 受理番号:卫食新申字(2025)第0008号 |
(6) 紅枣葉(枣葉に名称変更)
製品名称 | 枣葉 |
審査意見 | 本製品は、植物枣(Ziziphus jujuba Mill.)の葉で、主要成分は炭水化物、タンパク質、脂肪となり、総フラボン(≥1.0%)なども含有。中国多くの省に長時間ヒト食用歴史ある。審査終止となり、食品原料として使用でき、使用方法は泡飲或は原料として飲料に使用。食品安全指標は以下と合致:Pb≤5.0mg/kg。 |
受理期日 | 2024-11-26 受理番号:卫食新申字(2024)第0022号 |
CIRS考え
2025年上半期、新食品原料の受理件数および認可件数は、昨年2024年全年の実績にすでに並んでいます。2025年07月02日まで、2025年上半期新食品原料の受理件数は33件に達し、2024年前年の受理件数(30件)を上回りました。同時に、中国NHCは「三新食品」(新食品原料、新食品添加物、新食品接触材料)の形式で総計51件の物質を公告認可しました。中に、新食品原料は12件あり、この認可件数も2024年全年の認可件数と同等です。これは、企業の申請意欲が非常に高いことを示すとともに、新食品原料をめぐる市場戦略の競争が激化する中で、中国当局の審査認可も加速し、審査効率が向上していることを示しています。例えば、レモンマートル葉と桜花ポリフェノ—ルは、受理から認可までに僅か9ヶ月の時間が掛かります。
申請のホットトレンド:植物エキス、食用菌種。2025年における受理物質、意見募集物質、認可物質から見て取れるトレンドとして、植物由来の機能性エキスや食用菌種が申請物質の大きな割合を占めています。具体例としては、ステビアポリフェノール、小麦極性脂質、マキベリーアントシアニン、サッカロマイセス・セレビシエCNCM I-3799、更に「乳児用食品に使用可能な菌種リスト」に新たに追加されるビフィドバクテリウム・アニマリス・ラクティスBLa80およびビフィドバクテリウム・ロンガム・インファンティスLMG 11588などが挙げられます。これらは、健康食品のイノベーションを促進し、市場の多様化するニーズに対応するとともに、ヘルスケア産業の発展を後押しするものです。
D-プシコースが、遺伝子組換え微生物を利用した製造工程を持つ初めの新食品原料として、正式認可しました。昨年9月、中国当局は「食品加工用遺伝子組換え微生物の安全性評価申請材料要求(試行)」を発表し、遺伝子組換え微生物に関連する「三新食品」の申請受付を正式に開始しました。本年7月2日、D-プシコースは、遺伝子組換え微生物技術が関わる初めの新食品原料として公告認可しました。今回の認可は、合成生物学が食品原料分野で積極的な発展の兆しを見せていることを示すシグナルです。
D-プシコースのこの画期的な認可を契機として、合成生物学技術の食品分野への応用は、企業が注目する主要なトレンドとなると見込みです。CIRSは、長年にわたり「三新食品」の申請代理で豊富な経験と多くの成功実績を有しており、今回のD-プシコースの申請代理機関でもあることから、確固たる実戦経験を備えております。「三新食品」の申請に関してご質問がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
注:データ統計する時は漏れる可能性があるので、当文章の統計件数は参考のみです。詳細は政府機関のウェブサイド情報をご確認ください。
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