中国 2019年上半期入境拒否を食らった食品のまとめ
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中国税関総局が公表した2019年1月から6月までの入境拒否を食らった食品の統計データによりますと、2019年上半期、49国(地域)から、総計554ロットの食品は安全衛生項目不合格を検出され、入境を拒否されました。

一、入境拒否を食らった食品の原産地

食品の原産地はベトナム、日本、中国台湾、ブルガリア、ウクライナ、フランス、イタリア、カナダ、ロシア、韓国、イギリス、ベネズエラなどの49国(地域)を含みます。拒否された食品のロット数から見ると、ベトナム、日本、中国台湾が原産地のトップ3となりました。


図1 入境拒否を食らった食品の原産地トップ10

二、入境拒否を食らった食品の入境港湾

主な拒否された食品の入境港湾は上海、南寧、深セン、寧波、天津、杭州、廈門、青島、拱北、広州、鄭州、福州、ウルムチ、満州里、昆明、大連、北京、黄埔、フフホト、南京、海口、西安などの22ヵ所があります。拒否された食品のロット数から見ると、上海、南寧、深センが入境港湾のトップ3となりました。


図2 入境拒否を食らった食品の入境港湾

三、入境拒否を食らった食品の分類

拒否された不合格製品は主に飲料類、果物野菜類、水産及びその製品、ベーカリ食品、調味品、食糧及びその製品、カカオ製品及びキャンディ、酒類、肉及び肉製品、特殊膳食用食品、甘味料、乳及び乳製品、脂肪或は油類などを含みます。中に、飲料類は17.7%を占め、果物野菜類は14.8%を占め、水産及びその製品は11.9%を占めます。


図3 入境拒否を食らった食品の分類

四、入境拒否を食らった原因

入境拒否を食らった原因について、食品添加物不合格、検験検疫許可なし、微生物基準超え、含有量が国家標準要求に合致しない、賞味期限超え、証明資料不足、ラベルコンプライアンス違反、有害生物連れ、栄養強化剤不合格、包装不合格、汚れや腐敗、証明書不一致などがあります。中に、食品添加物不合格の状況は83ロットがあり、数から見ると最も多いです。又、検験検疫許可なしの状況は69ロットがあり、微生物基準超えの状況は64ロットがあります。


その他の不合格原因:クロラムフェニコール検出、未認可の遺伝子組み換え成分検出、疫病検出など

図4 入境拒否を食らった原因

上述した内容は、2019年上半期入境拒否を食らった食品の状況に対してCIRSの分析です。食品添加物不合格、検験検疫許可なし及び微生物基準超えが拒否された主な原因です。製品不合格を避けるように、輸入する前に十分な事前準備は必要だと考えられます。例えば、食品添加物不合格に対し、企業は製品を輸入する前に製品配合の適合性分析を完成すべき、食品添加物の使用がGB 2760の要求に合致することを確保しなければなりません。検験検疫許可なしに対し、企業は製品を輸入する前に「評価審査要求に合致及び伝統貿易がある国(地域)の輸華食品目録システム」を確認し、関連した製品が既に検験検疫許可を取得したことを確保しなければなりません。微生物基準超えに対し、輸入企業が製品を輸入する前に、製品の国家標準の適合性試験を行って微生物指標が国家標準の要求に合致することを確保する必要があります。又、環境の原因で製品の微生物が基準に超えることを避けることを目的として、製品の保存条件も注意しなければならないと考えられます。

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