2026年上半期 中国新食品原料審査状況まとめ:承認件数が大幅増加、計7種のL-エルゴチオネインが同時にパブリックコメント
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2026年上半期、中国国家衛生健康委員会(NHC)は「三新食品(新食品原料・新食品添加物・食品関連新製品)」に関する公告を計2件(2026年第1号2026年第5号)発行し、計38品目の製品を承認しました。うち新食品原料は12品目となります。このほか新食品原料7品目が審査終了リストに追加され、5品目についてパブリックコメントが公表されています。CIRSが2026年上半期における新食品原料の受付・審査・承認状況を整理いたします。

一、2026年上半期 新食品原料 受付・審査全体状況

2026年7月6日時点で、中国国家衛生健康委員会(NHC)および中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA)公式サイトより公開情報を集計し、受付ならびに審査進捗をまとめております。

二、新食品原料 受付詳細

7月6日現在、NHCが公開した新規受付新食品原料は計16品目。国産品15件、輸入品1件であり、天然植物由来素材が申請の中心を占めています。

表1 新食品原料受付一覧

受付日

受付番号

品目名称

2026.01.14

衛食新申字(2026)第0001号

玉簪花

2026.01.28

衛食新申字(2026)第0002号

レジスタントマルトデキストリン(可溶性コーンファイバー)

2026.03.02

衛食新申字(2026)第0003号

グルクロノラクトン

2026.03.13

衛食新申字(2026)第0004号

N-アセチルグルコサミン

2026.03.16

衛食新进申字(2026)第0001号

マテ茶葉

2026.03.30

衛食新申字(2026)第0005号

シーグイ多糖

2026.04.10

衛食新申字(2026)第0006号

ボタン葉

2026.04.15

衛食新申字(2026)第0007号

ボタン種子

2026.05.08

衛食新申字(2026)第0008号

L-エルゴチオネイン

2026.05.11

衛食新申字(2026)第0009号

サンファン菌糸体

2026.05.15

衛食新申字(2026)第0010号

アロエベラゲル

2026.05.18

衛食新申字(2026)第0011号

ラクトバチルスラムノサスLRa05

2026.05.21

衛食新申字(2026)第0012号

N-アセチルグルコサミン

2026.05.26

衛食新申字(2026)第0013号

D-アロース

2026.06.02

衛食新申字(2026)第0014号

フザリウムベネチアムタンパク質

2026.06.05

衛食新申字(2026)第0015号

N-アセチルノイラミン酸

三、新食品原料 承認・審査終了・パブリックコメント状況

2026年上半期、NHCの2件の三新食品公告により計12品目の新食品原料が正式承認。7品目が審査終了リストに追加、5品目が技術審査を通過しCFSAよりパブリックコメントが公表されました。天然植物由来素材が引き続き承認品目の中心となる一方、食用微生物、代替タンパク質、生物合成由来素材など新たな分野の申請が顕著に増加します。特に7種の製造プロセスによるL-エルゴチオネインが一斉にパブリックコメント対象となりました。

表2 新食品原料審査承認一覧

正式承認品目(計12品目)

発行日

公告番号・名称

承認された新食品原料

2026.02.05

2026年第1号

クチナシ油、香玉ボタン、褐藻オリゴ糖、ビフィドバクテリウムロンガム亜種インファンティスYLGB-1496、アマナズナ種子油

2026.05.27

2026年第5号

ボタン種子油、顕歯蛇葡萄葉ポリフェノール、青銭柳葉ポリフェノール、ビフィドバクテリウムアニマリス亜種ラクティスXLTG11、フザリウムコンストリクタムタンパク質、クロレラ、植物ステロール

※ボタン種子油、クロレラ、植物ステロールは再公告扱いとなり、過去の関連公告は失効となる。

審査終了リスト追加(計7品目)

追加日

審査終了対象品目

2026.01.22

青銭柳葉

2026.03.24

N-アセチルノイラミン酸

2026.05.08

D-アロース

2026.05.12

マテ茶葉(後にパラグアイヒイラギ葉(マテ茶葉)に名称変更)

2026.06.24

フザリウムベネチアムタンパク質、バナナの花、マグロアンセリン(後にマグロ濃縮粉末に名称変更)

パブリックコメント実施品目(計5品目)

意見募集開始日

意見公募対象新食品原料

2026.02.11

ビフィドバクテリウムアニマリス亜種ラクティスCP-9

2026.04.22

グルコシルヘスペリジン、絹フィブロインタンパク質、ポリγ-グルタミン酸ナトリウム、7種製法の L-エルゴチオネイン

四、新食品原料審査トレンド分析

2026年上半期の新規受付件数は16件で、2025年同期(33 件)の48%となっている一方、承認件数は2025年通年実績の8割に達しました。フザリウムコンストリクタムタンパク質(審査期間10ヶ月)、ビフィドバクテリウムロンガム亜種インファンティス YLGB-1496(審査期間11ヶ月)といった事例で審査所要期間が大幅に短縮されており、届出数は減少傾向、審査スピードは加速する構図が見えています。

植物由来素材が主流を維持:葉、花、油脂といった伝統的原料に加え、多糖・ポリフェノールなど抽出機能性成分が申請の中心を占め、市場における天然素材へのニーズが継続しています。

代替タンパク質分野の人気が持続:前年にフザリウムベネチアム由来タンパク質が承認されたのに続き、本年度は同素材につき審査終了・新規受付が各1件発生。またフザリウムコンストリクタムタンパク質も正式承認となり、中国の「大食物観」戦略が新食品原料制度において着実に落地しています。

生物合成技術分野が急拡大、7種類のL-エルゴチオネインが一斉パブリックコメント:酵素法・発酵技術を活用した原料の届出が急増します。特に7種の異なる生産プロセスによるL-エルゴチオネインが同時にパブリックコメントに出された点が上半期最大のトピックであり、今後バイオテクノロジー活用型素材の承認がますます一般化すると見込まれます。

プロバイオティクスが国産自主開発フェーズへ:承認済みのビフィドバクテリウムロンガム亜種インファンティスYLGB-1496、ビフィドバクテリウムアニマリス亜種ラクティスXLTG11、公募中のビフィドバクテリウムアニマリス亜種ラクティスCP-9はいずれも中国国内で独自に分離・命名された菌株であり、国内プロバイオティクス産業が海外輸入依存から自主研究開発へシフトする流れが顕著です。

CIRSは長年にわたり三新食品の申請代行実績と多数の成功事例を保有しており、各種カテゴリの申請ノウハウをもとに、専門的かつスピーディーな技術コンサルティングと申請支援をご提供いたします。 三新食品申請に関するご相談は随時承っております。

※データ集計には漏れ・誤記が生じる可能性があるため、本文の数値は参考情報とし、最終的な情報は当局公式発表を優先してください。記載内容に不備がございましたらご指摘を賜ります。

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