中国危険化学品登録及び許可

法規制紹介

「危険化学品安全管理条例」国務院591号令の関連条例

第三条、本条例が指している危険化学品とは毒性、腐食性、爆発性、引火性、可燃性などの性質を有し、人体、施設、環境に対して危害を及ぼす劇毒化学品及びそのほかの化学品である。

第六条、（一）中国国家応急管理部は危険化学品の安全監督管理総合業務を担当する。危険化学品目録の確定、公布および調整を行う。危険化学品建設プロジェクトの新設、改築、拡大生産、貯蔵(パイプライン輸送を含む、以下同様)の安全項目の審査を行う。危険化学品安全生産許可証、危険化学品安全使用許可証、危険化学品経営許可証の発行と危険化学品登録業務を担当する。(詳細は原文を参照してください:「危険化学品安全管理条例」(国務院第591号))

登録に必要な書類

第六十六条、中国は危険化学品登録制度を実施し、危険化学品安全管理および危険化学品事故予防と緊急救援に技術・情報サポートを提供する。

第六十七条、危険化学品製造企業、輸入企業は、国務院安全生産監督管理部門の危険化学品登録を担当する机関(以下、危険化学品登録机関という)に危険化学品登録をしなければない。(中国　輸入危険化学品検査モード改革についての解読)

危険化学品登録は以下の内容が含まれています：

化学品基本情報
分類とラベル情報
主な用途
危険特性(物理化学、毒性学と生態毒性)
安全措置と応急処置

同一企業が製造、輸入した同一種類の危険化学品には、二次登録を行わない。危険化学品製造企業、輸入企業が製造、輸入した危険化学品に新たな危険特性があることを判明した場合は、直ちに危険化学品登録机関に登録内容の変更手続きをしなければない。

危険化学品登録の具体的な方法は国家応急管理部により規定される。

「危険化学品登録管理弁法」（安監総局第53号令）の規定

危険化学品の安全管理を強化し、危険化学品の登録を規範化させるため、「危険化学品安全管理条例」に基づき、国家応急管理部(現国家安監総局)は2012年7月に「危険化学品登録管理弁法」を公布し、2012年8月1日から施行する。(詳細は原文を参照してください:「危険化学品登録管理方法」(国家安全監督総局第53号)

登録範囲

危険化学品製造企業、経営企業、使用企業(化学、医薬など)、貯蔵企業、輸入企業(また貿易輸入企業と使用輸入企業に分けられる)、及び「危険化学品目録」に収載されている危険化学品及び分類確定原則に該当する危険化学品を製造・輸入する企業。危険特性が不明確な化学品は鑑定を行われ、危険化学品と判定された場合も登録しなければならない。同一企業が製造、輸入した同一種類の危険化学品については、二次登録は行わない。(详细は原文を参照してください:危険化学品特集|初めて危険化学品を輸入する時の対応策)

危険化学品の登録内容

企業情報:主に企業工商基本情報、安全管理情報、証明書情報、工場情報、添付ファイルのアップロード、緊急連絡先などの情報が含まれます。
化学品情報:主に基本情報、分類とラベル情報、危険特性(物理化学、毒性学と生態毒性)、安全措置と応急処置、主な用途、貯蔵、使用、輸送の安全要求などが含まれます。
重点監管危険化工工芸情報:安全監督管理総局が公表した「重点監管危険化工工芸目録」中の危険化工工芸基本特徴を記入すべきです。登録内容には、基本情報、関連化学品情報、精密化工評価状況などが含まれます。
重大危険源情報:重大危険源とは、生産、貯蔵、使用または運搬する危険化学品の量が臨界量相当または臨界量以上であるユニット(場所および施設を含む)のとこを指します。「危険化学品重大危険源識別」(GB18218-2009)の規定に基づき、全部9類78種の危険化学品が対象とされています。その他の危険物質については、類別分けに臨界値を与えることになります。登録内容は、基本情報、保証責任者情報、関連化学品情報などが含まれています。