2023年6月16日、中国工業・情報化部科学技術司は「危険貨物輸送包装 複数の危険物を内装する包装安全技術規範」など12項目の強制国家標準（意見募集稿）に対する意見公募を発表しました。その中には「洗濯用品安全技術規範」が含まれており、意見募集の締め切りは2023年8月16日です。

今回の「洗濯用品安全技術規範」はGB/T 26396-2011「洗濯用品安全技術規範」に代り、書類の性質は推奨性から強制性に変更され、移行期間は12ヶ月となります。本基準は洗濯用品の用語と定義、原料要求、製品要求、試験方法、ラベル表示要求を規定しています。中華人民共和国国内で製造、販売（輸入を含む）される洗濯用品（化粧品、消毒製品、食品用洗剤を除く）に適用されますが、航空宇宙、原子力工業、軍需産業、半導体（集積回路を含む）製造用の洗濯用品には適用されません。現在、中国では洗濯用品における界面活性剤の使用について、EC No.648/2004と同様の要求が複数の製品基準で定められていますが、これらの基準は推奨的であるため、国際的に通用する法規の要求とは異なります。今回の改正では、EU指令の関連内容を参考に、現在国際国内で確立されている分解性の試験基準を支持として、界面活性剤の生分解性について明確な参入要求を提出しました。界面活性剤の一次生分解度は90%以上、界面活性剤の最終好気性生分解度は60%以上となります。GB/T 41828-2022「洗濯用品原料健康リスク評価ガイド」に基づき、本基準は洗濯用品原料と最終製品の安全性要求を提出し、そして原料或いは製品の人体安全性に対して国際と一致する検査方法を提供しました。また、本基準では、付録Aに洗濯用品における使用禁止物質を追加しました。その中で使用禁止原料及び使用方法はEU指令EC No.648/2004或いはEU法規「化学品登録、評価、授権及び制限（REACH）」の関連内容を参考にしました。

CIRSグループは7月18日から7月19日までに「洗濯用品安全技術規範」（意見募集稿）について紹介する中国語・日本語・英語のオンライン会議を開催し、ぜひご参加ください。今回の会議は無料で、洗濯用品業界の企業にこの基準の作成背景や主要内容、新旧基準の変化などを説明します。

 時間

要旨

• 「洗濯用品安全技術規範」（意見募集稿）作成の背景
• 「洗濯用品安全技術規範」（意見募集稿）の主要内容
• GB/T 26396-2011「洗濯用品安全技術規範」との比較、新旧基準の変化

費用

無料

講演者の紹介

王方、化粧品法規技術法規コンサルタント、CIRSグループ日化事業部

日化分野で4年以上の消毒製品登録備案の経験を持っています。主に国内外の日化企業に中国消毒製品の備案を完成させ、中国の各種消毒及び除菌製品の法規政策の要求を熟知し、精通しています。現在、国内外の100社以上の有名な日化企業に協力して消毒製品の備案作業を完了しました。中国計量学院から卒業し、材料科学と工学専攻の修士号を取得しました。

張文博、化粧品法規コンサルタント、CIRSグループ日化事業部

日化分野で3年以上の化粧品法規の追跡に従事し、主に国内外の化粧品及び原料企業に中国化粧品法規コンサルティングと製品登録備案プロジェクトの管理を担当しています。東南アジア、日韓、欧米、オーストラリアなどに輸出化粧品のコンプライアンスのコンサルティングも担当しています。国内外の企業60社以上にコンプライアンスのコンサルティングを提供することに成功しました。同志社大学のグローバル·コミュニケーション学部から卒業しました。

鄭丹滢、化粧品法規コンサルタント、CIRSグループ日化事業部

CIRSグループの日化事業部で3年間の化粧品法規の追跡に従事し、主にヨーロッパと中国国内の化粧品企業に中国化粧品法規のコンサルティングと登録備案管理を提供します。中国化粧品、洗濯製品、消毒製品などの法規政策要求を熟知し、Bristex、THOM BROWNE、Stenders、Fragonardなどの国際的に有名なブランドに製品の備案サービスを提供し、すでに100以上のヨーロッパ化粧品が中国市場に順調に進出することに成功しました。

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