2023年全年、中国国家衛生健康委員会(NHC)は「三新食品」の形式で5件の公告(2023年第1号、2023年第3号、2023年第5号、2023年第8号、2023年第10号)を公布し、新食品原料、新規食品添加物、新規食品接触物質を含む総計74件の新規物質を正式認可しました。中に、新食品原料は12件あります。
また、中国国家衛生健康委員会(NHC)および中国国家食品安全リスク評価センター(CFSA)の公開情報によりますと、2023年全年に、中国当局は、
- 22件の新食品原料登録申請を受理
- 17件の新食品原料について社会意見募集稿(パブリックコメント)をリリース
- 4件の新食品原料登録申請について「不認可」の決定を出す
- 5件の食品原料を審査終止
CIRSは2023年全年中国新食品原料の受理状況および審査認可状況を紹介します。
1. 2023年全年登録申請受理した新食品原料(22件)
2023年全年、中国NHCは総計22件の新食品原料登録申請を受理しました。それぞれの技術審査状態は以下の通りです。
NO. | 受理時間 | 受理番号 | 名称 | 技術審査状態 |
1 | 2023.02.02 | 卫食新申字(2023) 第0001号 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 | 2023.10.07 正式認可 |
2 | 2023.02.15 | 卫食新申字(2023) 第0002号 | エリンギ菌糸体 | 2023.06.20 不認可決定 |
3 | 2023.03.09 | 卫食新申字(2023) 第0003号 | 枯草菌 | 2023.08.28 社会意見募集 |
4 | 2023.03.24 | 卫食新申字(2023) 第0004号 | フザリウム・べネナタムTB01菌株発酵菌糸体蛋白 | 2023.06.20 不認可決定 |
5 | 2023.04.06 | 卫食新申字(2023) 第0005号 | N-アセチルグルコサミン | 2023.06.01 2023.09.26 2023.11.29 延期通知発出(三回) |
6 | 2023.05.10 | 卫食新申字(2023) 第0006号 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 | 2023.06.01 審査意見告知書発出 |
7 | 2023.07.10 | 卫食新申字(2023) 第0007号 | ビフィズス菌亜種XLTG11 Bifidobacterium animalis subsp. Lactis XLTG11 | 2023.08.01 延期通知発出 |
8 | 2023.07.19 | 卫食新申字(2023) 第0008号 | ステビア | 審査終止 |
9 | 2023.07.25 | 卫食新申字(2023) 第0009号 | D-プシコース | 2023.08.01 延期通知発出 |
10 | 2023.08.28 | 卫食新进申字(2023) 第0001号 | 緑オーツ麦抽出物 | 2023.10.07 不認可決定 |
11 | 2023.08.28 | 卫食新申字(2023) 第0010号 | 鼓槌石斛の花 | 2023.09.26 審査意見告知書発出 |
12 | 2023.08.28 | 卫食新申字(2023) 第0011号 | 卵黄リン脂質 | 2023.09.26 延期通知発出 |
13 | 2023.09.04 | 卫食新申字(2023) 第0012号 | 茶葉テアニン | 2023.09.26 延期通知発出 |
14 | 2023.09.04 | 卫食新申字(2023) 第0013号 | ナンノクロロプシス藻抽出物 | 2023.09.26 2023.11.29 延期通知発出(二回) |
15 | 2023.09.06 | 卫食新申字(2023) 第0014号 | L-α-グリセリルホスホリルコリン | 2023.12.22 社会意見募集 |
16 | 2023.09.07 | 卫食新申字(2023) 第0015号 | ステビア抽出物 | 2023.09.26 延期通知発出 |
17 | 2023.09.11 | 卫食新进申字(2023) 第0002号 | ロイコノストック・シュードメセンテロイデス | 2023.12.22 社会意見募集 |
18 | 2023.09.12 | 卫食新申字(2023) 第0016号 | 金花茶の花 | 審査終止 |
19 | 2023.09.28 | 卫食新进申字(2023) 第0003号 | トウモロコシ発酵物 | 2023.11.29 延期通知発出 |
20 | 2023.10.23 | 卫食新申字(2023) 第0017号 | モリンガオレイフェラオイル | 2023.11.29 延期通知発出 |
21 | 2023.11.16 | 卫食新进申字(2023) 第0004号 | ビフィズス菌亜種M-63 Bifidobacterium longum biovar infantis M-63 | 2023.11.29 延期通知発出 |
22 | 2023.11.22 | 卫食新进申字(2023) 第0005号 | オーツ麦若苗抽出物 | 2023.11.29 延期通知発出 |
2. 2023年全年社会意見募集(パブリックコメント)した新食品原料(17件)
2023年全年、総計17件の新食品原料はCFSAの技術審査を通過し、社会意見募集しました。
ここに、社会意見募集済み、まだ正式認可していない6件の新食品原料をまとめます。ブルーベリーアントシアニンなど11件の新食品原料は社会意見募集した後に既に正式認可しましたので、本文の第三部分にまとめます。
(1) 卵殻膜エキス(公告草案)
名称 | 卵殻膜エキス |
英語名称 | Eggshell membrane extract |
基本情報 | 由来:鶏卵殻膜 |
製造工程 | 卵殻を原材料として、殻膜分離(殻廃棄)、滅菌、加水分解、混合、乾燥、研磨などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤500 mg/日 |
説明 |
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受理期日 | 2021.09.17 受理番号:卫食新进申字(2021)第0006号 |
社会意見募集期日 |
(2) (3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン(公告草案)
名称 | (3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン |
英語名称 | (3R,3'S)-β,β-carotene-3,3'-Diol |
基本情報 | 由来:センジュギク(Tagetes Erecta L.) 構造式: CAS NO.:31272-50-1 分子式:C40H56O2 分子量:568.88 |
製造工程 | 天然のセンジュギク(Tagetes Erecta L.)を原材料として、脱水、粉砕、抽出、異性体化、純化、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤8 mg/日(「(3R,3'S)-ジヒドロキシル-β-カロテン」の量で計算) |
説明 |
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受理期日 | 2022.03.17 受理番号:卫食新申字(2022)第0002号 |
社会意見募集期日 |
(3) ピチアクルイベリ(公告草案)
名称 | ピチアクルイベリ |
英語名称 | Pichia kluyveri |
説明 |
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受理期日 | 2022.12.05 受理番号:卫食新进申字(2022)第0006号 |
社会意見募集期日 |
(4) 枯草菌DE111(公告草案)
名称 | 枯草菌DE111 |
英語名称 | Bacillus subtilis DE111 |
説明 |
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受理期日 | 2023.03.09 受理番号:卫食新申字(2023)第0003号 |
社会意見募集期日 |
(5) L-α-グリセリルホスホリルコリン(公告草案)
名称 | L-α-グリセリルホスホリルコリン |
英語名称 | L-alpha-Glycerylphosphorylcholine |
基本情報 | 構造式: CAS NO.:28319-77-9 分子式:C8H20NO6P 分子量:257.22 |
製造工程 | ポリリン酸、塩化コリン、R-3-クロロ-1,2-プロパンジオール、水酸化ナトリウム、水を原材料として、凝縮、エステル化反応後、脱色、不純物除去、濃縮、精製、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤600 mg/日(ドライベースの量で計算) |
説明 |
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受理期日 | 2023.09.06 受理番号:卫食新申字(2023)第0014号 |
社会意見募集期日 |
(6) ロイコノストック・シュードメセンテロイデス(公告草案)
名称 | ロイコノストック・シュードメセンテロイデス |
英語名称 | Leuconostoc pseudomesenteroides |
説明 |
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受理期日 | 2023.09.11 受理番号:卫食新进申字(2023)第0002号 |
社会意見募集期日 |
3. 2023年全年正式認可した新食品原料(12件)
2023年全年、総計12件の新食品原料は正式認可しました。詳細は以下の通りです。
(1) ロイコノストック・シュードメセンテロイデス
名称 | ロイコノストック・シュードメセンテロイデス |
ラテン名称 | Leuconostoc pseudomesenteroides |
説明 |
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受理期日 | 2021.04.19 受理番号:卫食新进申字(2021)第0002号 |
社会意見募集期日 | 2022.06.29 |
公告認可期日 | 2023.03.02 |
(2) ブルーベリーアントシアニン
名称 | ブルーベリーアントシアニン |
英語名称 | Blueberry Anthocyanins |
基本情報 | 由来:ツツジ科スノキ属ブルーベリー(Vaccinium corymbosum L.) |
製造工程 | ブルーベリー果実を原材料として、酵素分解、水抽出、純化、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤800 mg/日 |
説明 | 1. 使用範囲および最大使用量: 乳および乳製品(調製乳と風味発酵乳:0.8g/kg。調製粉乳は溶解後の液体重量に従って換算し、チーズ、プロセスチーズ、チーズ製品、コンデンスミルクは生乳原料の倍数に従って換算)。 飲料類(液体飲料:0.8g/kg。固体飲料は溶解後の液体重量に従って換算)。 ゼリー:14g/kg。 カカオ製品、チョコレートとチョコレート製品(代カカオ製品および製品を含む):14g/kg。 キャンデー:40g/kg。 冷凍飲料:8g/kg。 ベーカリー食品:4g/kg。 酒類:4g/kg。 2. 乳幼児、妊婦および乳母は不適用となり、ラベル及び説明書に不適用対象者および摂取制限量を記載しなければならない。 3. 品質規格および食品安全指標は公告にてご確認。 |
受理期日 | 2021.10.26 受理番号:卫食新申字(2021)第0012号 |
社会意見募集期日 | 2023.01.12 |
公告認可期日 | 2023.05.06 |
(3) ライムギ花粉
名称 | ライムギ花粉 |
英語名称 | Rye Pollen |
基本情報 | 由来:イネ科ライムギ属ライムギ(Secale Cereale L.) |
製造工程 | ライムギを基源植物として、花粉採集、乾燥、分離などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤1.5 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2021.10.25 受理番号:卫食新进申字(2021)第0008号 |
社会意見募集期日 | 2023.01.12 |
公告認可期日 | 2023.05.06 |
(4) 文冠果種仁
名称 | 文冠果種仁 |
英語名称 | Yellowhorn seed kernel |
基本情報 | 由来:ムクロジ科、キサントセラス属文冠果(Xanthoceras sorbifolium Bunge)の種子 |
製造工程 | 文冠果種子を原材料として、乾燥、磁選、脱殻、選別などの工程で製造。 |
説明 |
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受理期日 | 2021.03.29 受理番号:卫食新申字(2021)第0006号 |
社会意見募集期日 | 2023.03.10 |
公告認可期日 | 2023.08.01 |
(5) 文冠果葉
名称 | 文冠果葉 |
英語名称 | Yellowhorn leaf |
基本情報 | 由来:ムクロジ科、キサントセラス属文冠果(Xanthoceras sorbifolium Bunge)の若葉 |
製造工程 | 文冠果若葉を原材料として、熱処理、揉捻、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤6 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2022.06.06 受理番号:卫食新申字(2022)第0006号 |
社会意見募集期日 | 2023.03.10 |
公告認可期日 | 2023.08.01 |
(6) 桃膠
名称 | 桃膠 |
英語名称 | Peach gum |
基本情報 | 由来:バラ科スモモ属植物モモ(Prunus persica (L.) Batsch) |
製造工程 | モモから分泌したゲル状物を原材料として、摘み取り、選択、晒し、洗浄、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤30 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2022.05.27 受理番号:卫食新申字(2022)第0004号 |
社会意見募集期日 | 2023.04.23 |
公告認可期日 | 2023.10.07 |
(7) タイガーナッツ
名称 | タイガーナッツ |
英語名称 | Tiger nut |
基本情報 | 由来:カヤツリグサ科カヤツリグサ属植物ショクヨウガヤツリ/タイガーナッツ(Cyperus esculentus L. var. sativus Boeck.) 食用部位:地下茎 |
説明 | 食品安全指標は中国現行食品安全国家標準「ナッツと種子類食品」の規定に従って執行。 |
受理期日 | 2022.09.25 受理番号:卫食新申字(2022)第0010号 |
社会意見募集期日 | 2023.04.23 |
公告認可期日 | 2023.10.07 |
(8) ロイコノストック・メセンテロイデス亜種クレモリス
名称 | ロイコノストック・メセンテロイデス亜種クレモリス |
英語名称 | Leuconostoc mesenteroides subsp. cremoris |
説明 |
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受理期日 | 2021.11.23 受理番号:卫食新申字(2021)第0011号 |
社会意見募集期日 | 2023.04.23 |
公告認可期日 | 2023.10.07 |
(9) ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
名称 | ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩 |
英語名称 | Pyrroloquinoline quinone disodium(PQQ)salt |
基本情報 | CAS NO.:122628-50-6 分子式:C14H4N2Na2O8 分子量:374.17 構造式: |
製造工程 | メチロボラス・グルコソトロフス(Methylovorus glucosotrophus)を発酵菌種として、発酵、抽出、純化、結晶、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤20 g/日 |
説明 |
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受理期日 | 2023.02.02 受理番号:卫食新申字(2023)第0001号 |
社会意見募集期日 | 2023.04.23 |
公告認可期日 | 2023.10.07 |
(10) カテキン
名称 | カテキン |
英語名称 | Catechins |
基本情報 | 基源植物由来:ツバキ科ツバキ属チャ(Camelliasinensis (L.) O. Ktze.)の葉 |
製造工程 | 茶葉を原材料として、アルコール抽出、濃縮、分離、精製、酵素分解、濃縮、乾燥などの工程で製造。 |
摂取推奨量 | ≤300 mg/日 |
説明 | 1. 使用範囲および最大使用量: 飲料:0.6g/kg。固体飲料は溶解後の液体重量に従って換算。 キャンデー:0.2g/kg。 2. 乳幼児、妊婦および乳母は不適用となり、ラベル及び説明書に不適用対象者および摂取制限量を記載しなければならない。 3. 「2010年第17号公告」にての「没食子酸エピガロカテキン(EGCG)」と同時使用・食用する時、総摂取量は「≤300 mg/日(カテキン類総量で計算)」と勧める。 4. 品質規格および食品安全指標は公告にてご確認。 |
受理期日 | 2021.10.27 受理番号:卫食新申字(2021)第0013号 |
社会意見募集期日 | 2023.01.12 |
公告認可期日 | 2023.12.01 |
(11) イェルバ・マテ
名称 | イェルバ・マテ |
英語名称 | Yerba Mate |
基本情報 | 由来:モチノキ科モチノキ属植物イェルバ・マテ(Ilexparaguariensis A.St.-Hil.)の葉 |
製造工程 | イェルバ・マテの葉を原材料として、摘み取り、焙煎、みじん切り、乾燥などの工程で製造。 |
説明 |
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受理期日 | 2022.11.02 受理番号:卫食新申字(2022)第0004号 |
社会意見募集期日 | 2023.06.21 |
公告認可期日 | 2023.12.01 |
(12) 酵母プロテイン
名称 | 酵母プロテイン |
英語名称 | Yeast protein |
製造工程 | サッカロマイセス・セレビシエ (Saccharomyces cerevisiae)を菌種として、培養、発酵、遠心分離後に菌体原料を収集取得し、その後、核酸除去、遠心分離、酵素分解、抽出、純化、分離、滅菌、乾燥などの工程で製造。 |
説明 |
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受理期日 | 2022.07.26 受理番号:卫食新申字(2022)第0008号 |
社会意見募集期日 | 2023.03.10 |
公告認可期日 | 2023.12.01 |
4. 2023年全年審査終止した食品原料(5件)
2023年全年、5件の食品原料は審査終止しました。関連した審査終止意見は以下の通りです。
(1) 黒砂糖オリゴ果糖(「オリゴ果糖(黒砂糖由来)」に名変えされた)
製品名称 | 黒砂糖オリゴ果糖(「オリゴ果糖(黒砂糖由来)」に名変えされた) |
審査意見 | オリゴ果糖(黒砂糖由来)は、黒砂糖由来のショ糖を原材料として、GB2760に従って使用認可するフルクトシルトランスフェラーゼを触媒として製造される。オリゴ果糖は既に国家標準があり、本物質を食品原料として使用する場合、色沢は赤褐色となり、オリゴ果糖含有量(ドライベースで計算)は「≥45g/100g」となり、灰分は「≤3.0g/100g」となり、色度と透過率は規定無し、他の指標はオリゴ果糖の国家標準(GB/T23528)の相関内容に従って執行する。 |
受理期日 | 2022.06.09 受理番号:卫食新申字(2022)第0007号 |
(2) 鶏肉イミダゾールジペプチドパウダー(「鶏肉濃縮粉」名変えされた)
製品名称 | 鶏肉イミダゾールジペプチドパウダー(「鶏肉濃縮粉」名変えされた) |
審査意見 | 鶏肉濃縮粉は鶏肉を原材料として、煮製、濾過、濃縮、乾燥などの工程で製造され、新食品原料の範疇に属しない。審査終止して普通食品として管理することを勧める。食品安全指標は中国現行食品安全国家標準中の「調味品」の規定に従って執行する。 |
受理期日 | 2021.11.15 受理番号:卫食新进申字(2021)第0009号 |
(3) 两色金鶏菊
製品名称 | 两色金鶏菊 |
審査意見 | 两色金鶏菊(CoreopsistinctoriaNutt.)は中国に長期的なヒト食用歴史あるので、審査終止することを勧める。食品安全指標は以下規定に合致しなければならない。「代用茶」食品安全国家標準施行後、「代用茶」食品安全国家標準に従って執行する。 鉛(Pb):≤3.0mg/kg カドミウム(Cd):≤0.5mg/kg ヒ素(As):≤0.5mg/kg |
受理期日 | 2021.12.20 受理番号:卫食新进申字(2021)第0015号 |
(4) ステビア
製品名称 | ステビア |
審査意見 | ステビアは中国多省に長期的なヒト食用歴史あるので、審査終止することを勧める。食品安全指標は中国現行食品安全国家標準「葉菜類野菜」の規定に従って執行。 |
受理期日 | 2023.07.19 受理番号:卫食新进申字(2023)第0008号 |
(5) 金花茶の花
製品名称 | 金花茶の花 |
審査意見 | 広西チワン族自治区は既に「DBS45/069-2020 広西食品安全地方標準 金花茶花」を施行した為、金花茶の花は地方伝統食用習慣あるので、「中華人民共和国食品安全法」第29条に従って管理して審査終止することを勧める。 |
受理期日 | 2023.09.12 受理番号:卫食新进申字(2023)第0016号 |
現時点、審査終止目録に収載した原料は総計73件あります。新食品原料登録の申請企業にとって、「審査終止」中の「普通食品として管理」、「実質同等」及び「地方伝統食用習慣」という結果を取得したら、「認可取得」と同様です。
まとめ
2023年全年新食品原料登録申請および認可の状況から見ると、新食品原料登録申請が受理から社会意見募集までの時間はほぼ1年以内に完成でき、半年以内に完成した原料もあります。また、2023年に正式認可した12件の新食品原料の中に、受理から正式認可までの時間はほぼ2年以内に完成します。新食品原料登録の要求に関する認知度を深め、申請資料の準備が完備的である企業が多いことが見られる。勿論、最後に「不認可」結果を取得した原料もあります。従いまして、申請意向ある企業にとって、前期に全面的な申請可能性を分析し、安全性資料などの準備を重視することは、中国当局の加速審査、全般周期の短縮だけではなくて、企業自身の時間費用節約にも役に立てるはずだと考えております。
あと、2023年5月10日、中国NHCは「『三新食品』目録及び適用的な食品安全標準について公告」(2023年第4号)をリリースし、2009年から2021年まで公告認可した総計98件の新食品原料(菌種は除く)を含み、新食品原料目録及び適用的な食品安全標準について18ヶ月の猶予期間を設定します。具体的な適用標準及び更新指標について、CIRS開発した食品原料及び添加物ワンストップ検索プラットフォーム「食規査」にて確認できます。「食規査」の主要機能と特徴について、詳しくはこちらにてご確認ください。
注:中国国家行政機構改革で各政府機関のウェブサイドはデータ移行中のため、データ統計する時は漏れる可能性があります。当文章の統計件数は参考までです。詳細は政府機関のウェブサイド情報をご確認ください。
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